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治水用のロックフィル（石を積み上げて作る）ダムです。

放流などもしていなく、とても静かな場所です。
（真夏だとセミの鳴き声が煩かった記憶がw）



珍しく、天端が通れるようになっていたので車で渡ってみました。






次に向かいます。

うどんが名産の下川町にあるサンルダム
下川町珊瑠（さんる）地区にあるサンル川に建設中のダム。
今回、見たかった「現場」です。(´艸｀*)

まず下流側の遠方から。
旧道道60号（下川雄武線）は川に沿って走っていてダム湖に沈むため、高台に付け替えられた新しい道道60号（中央の橋）が見えていて、ダムはその右奥にあります。



周辺は、ダンプやミキサー車など工事関係車両ばかりが引っ切り無しに通っていて、一般車両はあまり見ません。




ダムの堤体はまだ半分くらいの高さまでしか完成していません。
（2018年度内完成予定）









サンルダムは、台形CSGといわれる形式のダムで、ダムの表面はコンクリートで固められていますが、内部は砂礫（されき：砂や小石）をセメントで固めた構造になっています。

この形式は、北海道の当別町にある当別ダムと、沖縄県国頭郡金武町にある金武ダムの2箇所だけであり、日本で開発された形式のため海外には存在しません。


中央部の砂礫は、ダム建設で周辺から出た土砂を利用することが多く、工事費用を抑えることができ、工期も比較的短いというエコな特徴があります。


実は、以前にブログで紹介した厚幌ダムも同じ台形CSG形式で2018年完成予定なのです。
（現在厚幌ダムは、堤体工事は9割ほど完成しており、今年の秋ごろから実際に水を溜める試験湛水を行う予定のようですが、先日行ったらダム手前で立入禁止となっていて見られませんでした。残念。）







道道66号より上流側から対岸を見る。





中身が詰まったコンクリートではないので、強度を上げる（応力に耐えられるようにする）ために、横から見ると斜面がなだらかで横方向に厚みのある断面の台形になっているのがよくわかります。

上流（ダム湖）側


下流側



よく見ると右岸（写真手前側）に太い導水管と建物の基礎のようなものが見えます。
このダムは、「治水・洪水調節、上水道利用、発電」が目的なのでもしかしたら発電施設かもしれませんね。


作業の様子を見てみます。





奥の方では、盛られた土砂っぽいもの（砂礫）をローラーで押し固めています。
手前にあるミキサー車はセメントっぽいものを流しています。
写真ではわかりませんが、かなり水っぽいセメントのように見えました。
押し固めた砂礫に水っぽいセメントを流し込んでさらに固めていくようですね。












大型のダンプが来ました。


キャタピラー社の6輪駆動アーティキュレートダンプトラック「７２５C」でしょうか。
タイヤのサイズから考えるとかなりの大きさですね。












萌え～っと30分くらいは眺めていたでしょうか(´艸｀*)
（完成してしまうともうこの光景は見られませんからね）



次へ行きます
＜長くなったので次編へ続く＞