他にもブログネタがあるので早めに終わらせたいのですが、祭日があったり、お偉いさんが視察に来たんで連勤続きだったり、なかなか忙しくて…。
来週も別の方が視察に来るらしい。
(;´Д`)
トヨタ、日産に続いて、今回は三菱です。
最近の三菱さんはどこへ向かっているのかちょっとわからないです。
(;´∀`)
「リコール隠し」の件からなかなか復調してこない感じが。
アウトランダーPHEVが好調から全体的にEV系へシフトしているようで、最近のニュースではEV仕様のRVRを開発中らしい。
自分自身、ek-wagonも乗っていたし、4か月くらいでしたがディアマンテにも乗っていて(良かったらそのまま購入の予定でしたが、エンジンの不調かあまり燃費がよくなかったので購入せず)、三菱の印象は悪くないです。
ま、そんな話は置いといて...。

コルトギャラン セダン AII GS(1970年式 初代A52系)

インフォメーションには「ギャラン GS II」とありますが、たぶん「コルトギャラン AII GS」が正しいと思います。
”コルト”には「5歳くらいまでの若い牡馬」の意味があるそうです。
なので、フロントグリルのエンブレムには「馬の上半身?いや前半身??」が描かれています。

「GS」はGrand Sportsの略で1.5Lツインキャブ(105ps)のホットモデル。
このスクエアなボディデザインは当時かなり人気だったようです。
先代のコルト1000Fで1967年第二回サザンクロスラリーにてクラス優勝した三菱は、さらに1972年にこのコルトギャランGS(実際には後期の1.6Lモデル)で第七回サザンクロスラリー総合優勝を果たします。
三菱とラリーの関係はこの頃から始まっているようです。

コルトギャラン GTO 1700SL(1975年式 初代A51/52系)
中・後期型かな
ボディは当時のアメリカン・スポーツカーを手本にした2ドアのクーペスタイル1種のみ。
(同年代のトヨタセリカLBも同じようなデザインですね)
フロントマスクは三菱お得意の逆スラントノーズ、テールはエンド部分が持ち上がったダックテール。

エンジンは1.7LのSOHC(4G35型)
なお最上級の「MR」(Motorsports and Rally)は、1.6LのDOHC(4G32型)
1代(6年)でモデル終了
後継はギャランラムダ

ギャランクーペFTO GSR(A61/62/63系)
ボディタイプはこの2ドアクーペ1種のみ
立ち位置的にはギャランGTOの弟ってとこです。

外板を含め、パーツ類はギャランシリーズの物を多く流用
オーバーフェンダーも当時の純正のものでしょうね。
(後期には保安基準改正によりオーバーフェンダーは無くなりました)
オバフェン付きでリアに[5speed]のエンブレムがあるのでモデル中期の車だと思います。
1代(5年)でモデル終了
後継車種はランサーセレステ

ギャランΣ SX(4代目 A161/162/163/164/167A系)
同時期に販売されていたエテルナΣとは兄弟車
一時期はタクシー仕様車がかなり走ってましたね。
ボディは前年に発表されたランサーEX(2代目)と同様のスクエアなデザインが基本
グリルには珍しい「MMC」(三菱・モータース・コーポレーション)のエンブレムが。
1980年代の一時期にスリーダイヤ・マークに替わり使われていましたが、なぜかすぐに無くなりましたね。

また、同時期には英文字のMをデザイン化(三角を2つ合わせたような)したエンブレムを付けているものもありました。

スタリオン ターボ(A183型)
車名は「STAR」と「ARION」からの造語
すいません。
前・横・後ろ全てのエンブレムが外されていてグレードがわかりません。
(インフォメーションにも「スタリオン ターボ」としか書いてない)
フロントのウインカー形状から後期型、サイドフェンダーが張り出してないので最上級のGSR-VRではないのはわかるのですが、恐らくターボ搭載モデルでも下のグレードではないかと思います。

エンジン・シャシは2代目のギャランΛ(ラムダ)をベースにして、かなり武骨ですが存在感のあるボディが載せられてます。
(デザインに関しては「海外向け」を重視していたための結果と思われます)
この車を見ると、ジャッキー・チェンが出ていた「キャノンボール2」を思い出します。
ジャッキーが出る映画では、これ以外でも結構三菱車を多用していましたよね。
スタリオンはこの1代(8年)で次のGTOへバトンタッチします。

GTO(Z15A・Z16A系)
2001年まで販売していたので、正直「クラシックカー」ではないと思うのですが…。(;´・ω・)
(そもそも「クラシックカー」の定義がよく解らないですw)
ヘッドライトの形状から中期型と思われます。
実質スタリオンの後継車ですが、前出の「ギャラン
GTO」とは直接の関係は無いようですね。
上級セダンのディアマンテをベースに、曲面を多用したボリューム感のあるクーペスタイルのボディと3.0L,V6エンジン(NA/ツインターボ)+4WDを搭載。
(海外向けにはノンターボのFFもあったようです)
長距離を高速で走る「本当の意味でのグランツーリスモ」(GT)な車です。

この車も1代(1990~2001年)で終わりです。
非常に残念なのは、三菱は折角の良い車を「たった1代」で終わらせてしまう事が非常に多かった。
車って「代を重ねて改良され熟成していく」ものだと思うのですよ。
それが、1代で終わって全く新しい車が登場する。
裏にはそれなりに技術の継承があるとは思うのですが、いまいち定着していない感がある。
その点、1992~2016年(モデルで4代、称号では10代:X)まで続いたランエボは凄いです。
初期の頃は、エンジンのダレ、4WDの特徴である曲がりにくさやハンドリングの不安定感、プアなブレーキを指摘されていましたが、改良を重ねどんどん熟成され中期ではかなり完成度が高くなった。
まあ、販売戦略もあって継続していくには難しい状況もあったのかとは思うのですが…ね。
続いてマツダもやっちゃいます。
最近のマツダはとても活気付いていて良いですね。
SKYACTIVE-Dなんて目から鱗モンでしたしw
フォードグループ傘下になった時はどうなっちゃうんだろう…って心配しましたけど。
(^_^;

R360クーペ(1966年式 KRBC型)
それまではいわゆるオート三輪などのトラックを製造していたマツダ(当時はまだ東洋工業)が初めて製造した四輪自動車です。
1955年、当時の通産相が自動車の普及を目指して提言した「国民車育成要綱案(国民車構想)」。
これを考慮し(厳密には詳細の要項に完全には沿ってはいないが)鈴木自動車は「スズライト」、富士重工業は大ヒットとなった「スバル360」を発表。
で、東洋工業はこの「R360クーペ」を発売。

全体に丸みを帯びたキュートなスタイリング。
ガラスエリアが大きく、特にリアは飛行機のキャノピーのようなドーム型になっており、後のコスモスポーツにも通じるデザイン。

駆動方式はRRで、オート三輪のエンジンをベースにした356cc,空冷V型2気筒OHV(16ps)

当時の販売価格は約30万円で他社に比べ破格ではあったが、後席が狭く大人4人が乗るには窮屈であったため、スバル360の人気を超える事はなかったそう。
1960年販売開始。
1962年に後継の「キャロル360」が発表された後も1966年まで製造されていました。

キャロル360(1970年式 KPDA型)
奥にあるのは2ドア、手前のは4ドア
R360クーペで問題となった後席のヘッドスペースを確保するため、リアウインドを垂直に立たせた「クリフカット」と呼ばれるデザインが特徴。

エンジンは、水冷直4OHVとなり高出力化が図られる。
モデル中期には600ccのエンジンを積んだ「キャロル600」も発売された。
(ボディデザインは共通ですが、サイズが違うので共用はしていない)
キャロル360はこの代で「シャンテ」に引き継がれますが、1989年に復活しましたね。
...そう言えば、前回のイベントでは水色のシャンテがあったのですが、今回は無かったですね。

ファミリア ロータリークーペ(1968年 2代目M10A型)
コスモスポーツに続いて2台目のロータリーエンジン搭載車。
2代目にモデルチェンジした当初はレシプロエンジンを搭載したセダンとピックアップトラックのみでしたが、翌年にコスモスポーツの廉価版的な意味合いもあるロータリーエンジンを搭載したクーペモデルを追加。
ロータリー版はコスモスポーツと同じ
10A型(491cc×2ローター)ですが、出力は10ps抑えた100psでその代わりに最大トルクを向上、最高速度は180km/h。

リアはこんな感じでグリルレスです。

コスモスポーツ 110(1970年 L10B 後期型)

個人的には、国産のクラッシックカーと呼ばれる車の中でデザインではトップクラスの車だと思います。
エンジンは2ローターの10A型(491cc×2、最大出力110ps、最大トルク13.3kgf.・m)
これが世界初の「量産型」ロータリーエンジンであり、それを初めて搭載したのがこのコスモスポーツです。
コンパクトなロータリーエンジンだからこそ成しえた地を這うようなボディスタイル。
車高もわずか1,165mm。
唯一無二のスタイルは「円盤コスモ」と言うあだ名もピッタリ。
ジャンボ宝くじが当たったら是非買ってみたいです(笑)

サバンナGT (1977年 S124系 後期型)
漢な1台w
この車がこんなほぼノーマルな状態で残っているのはとても貴重ではないかと思います。
前期型はセンターグリルとヘッドライト周りのグリルが独立分割した独特なデザインですが、後期型になってこのようなかなり精悍な顔つきになりました。

「RE-120 AP」
古いマツダ車によくある「AP」は「アンチ・ポリューション=環境対策」の略で排ガス対策のこと。

テールランプのデザインは、バンパーで上下に二分割されたコスモスポーツのソレのイメージがありますね。
因みに、この車は「RX-3」と言う呼ばれ方もされますが、これは輸出時の海外向け名称です。

カペラ ロータリークーペ(初代 S122A型)
輸出時の名称は「RX-2」
サバンナよりも1年早くデビューし、位置的にはファミリアの上級車種。

今までのロータリーエンジンは、491cc×2ローターの
10Aだったが、この車専用に591cc×2ローターの
12Aを開発。
出力は120ps

コスモAP (1976年 2代目)
先代にあった「スポーツ」の名は外れる。
代わりに、当時の排ガス規制などの環境対策を前面に押し出した「AP(Anti-Pollution)」が名前に追加される。
フロントマスクは初代前期型のサバンナ(独立分割)にも似ている。

エンジンは654cc×2ローターの
13Bで出力は135ps
「スポーティよりもラグジュアリ」指向で、ボディは流麗なクーペスタイル。

輸出名称は「RX-5」

いやいや、この辺もまだクラシックカーではないと思いますよ...。
(^^;
今回は「2枚抜き」でしたw
...ってことでまだまだ続きますよ~(*^^)/~~~