
昨日、3月15日の日曜日に愛知県小牧基地で開催された
「小牧基地オープンベース」に行ってきました。
ミリタリー好きな私ですが、こういった基地イベントに
参加したのは実は今回が始めてだったりしますf^^;
さて、今回お邪魔した航空自衛隊小牧基地ですが、県営名古屋空港と
滑走路を共用しているため、この日も飛行展示の合間にFDAの旅客機が離着陸していました。
いや、正確には旅客機の離着陸の合間に飛行展示を行ったが正解ですねw
この日の展示飛行の飛行高度はブルーインパルスを除き、おおむね300m。
小牧基地は戦闘機部隊はいないものの、輸送飛行隊や空中給油機部隊など、
大型機の部隊が所属しているため、通常は見ることのできない大型機の編隊飛行など
迫力のある展示を見ることができました。
さて撮影した写真とともに展示内容をざっくり振り返ってみたいと思います。
まずは開催基地小牧基地所属の機体から。

航空自衛隊第401飛行隊所属 C-130H
海外派遣ではおなじみの機体なのでニュース画像でも良く見る機体ですね。
この水色の迷彩はイラク復興支援任務で派遣された機体に施された塗装で、
青空に溶け込むための色です。この基地には緑系の迷彩塗装の機体もいますが、
(写真奥側の機体)青空をバックに飛行している時の効果は一目瞭然でした。
ちなみに第二次大戦中、北アフリカの砂漠で戦ったイギリス空軍機も
機体下面を水色に塗装していました。
今回の飛行展示ではこちらの機体が飛行場上空300mを4機の密集編隊で通過したり、
3機が同時に旋回して連続で着陸したりと一番見ごたえのある内容だったと思います。

航空自衛隊航空救難団救難教育隊所属U-125A

航空自衛隊航空救難団救難教育隊所属UH-60J
こちらの2機は東日本大震災での救難活動で有名になった航空自衛隊航空救難団の機体です。
小牧基地にはこの航空救難団の教育隊が所属しておりドラマ「空飛ぶ広報室」でもちらっと出てました。
朝一の飛行展示がこの救難教育隊だったそうですが、出遅れた私は見る事ができませんでしたorz.
ここからは全国の基地から今回のイベントに駆けつけた機体です。
まずはお隣の岐阜県岐阜基地からの2機です。

航空自衛隊飛行開発実験団所属F-15J
織田裕二が若かりし頃に主演した和製TOP GUNこと「BEST GUY」で有名?な機体です(ぇw
本家TOP GUNもBEST GUYも出演した俳優はコクピット内の撮影時にヘルメットに
酸素マスクこそ着用してましたが、実際のパイロットはそれに加えてヘルメットのバイザーも
降ろします。とはいえ、そんな状態でカメラを回しても俳優の表情も何もありゃしないので、
そこは優しくスルーしてあげましょう爆

航空自衛隊飛行開発実験団所属F-4EJ改
ベトナム戦争以来の古参兵を魔改造して21世紀の今でも第1線で飛び続けてますw。
個人的にはF-15より好きな機体です。

航空自衛隊飛行開発実験団所属F-2
完全国産のはずが政治的に色々あってアメリカと共同開発になっちゃった機体です。
見た目はアメリカのF-16っぽいですが中身は全く別物です。
東日本大震災で被害を受けた航空自衛隊松島基地の映像で、
どこかの局のリポーターが流されたF-2を見て「ブルーインパルスも被害を受けてます。」
なんて言ってましたがF-2はブルーインパルスでは使用されていませんw。
なお、震災当日ブルーインパルス自体は九州新幹線開業イベントのため、
九州に出張しており松島基地にはいなかったので被害らしい被害も受けていません。
報道に携わる人間が素人みたいなこと言っちゃいけませんね~。

航空自衛隊第11飛行隊「ブルーインパルス」所属 T-4
こちらが本物のブルーインパルスですw。さすが航空自衛隊唯一の曲技飛行チーム、
ブルーインパルスの人気は絶大で、こんな写真が精一杯でした。
携帯カメラのズームの限界ですね苦笑。
この一番機に阿部首相が乗り込んで撮影した写真が出た際、某国が機体番号に
ケチをつけてきたなんてニュースもありましたね。粗探しご苦労様です。
ブルーインパルスともなると、それを操るパイロット自身も人気の的になるようで、
サイン会が行われたり、写真撮影では周囲に人だかりができるほどでした。
ちょっとした芸能人並の扱いにびっくりしました。
ただ、肝心の演技飛行直前にそれまでの青空から急に雲が広がってしまい、
全体として地味な印象になってしまったのが残念でした。

航空自衛隊第402飛行隊所属 C-1
埼玉県入間から飛来した純国産輸送機です。機体自体の性能は良いものの、
運用の変化もあり当初予定の生産機数に満たないうちに生産終了となりました。
後継として国産のC-2が川崎重工にて開発中です。

航空自衛隊第403飛行隊所属 YS-11
山口県美保基地から飛来した戦後初の国産旅客機の空自仕様です。
日本国内での民間での旅客運用は2006年に終了。海外へ売却された機体も、
運用を終了しており、飛行可能なのは自衛隊の保有機のみとなっています。
頭文字の「YS」は開発に携わった「輸送機設計協会」の略という
なんとも日本的な名前の機体ですw。

陸上自衛隊第10師団第10飛行隊所属 AH1-S
三重県の明野駐屯地から飛来した陸上自衛隊のヘリコプターです。
この日はこのAH-1Sと奥に写っているOH-6D、ここには写っていませんが
UH-1Jの3機が展示されていました。陸自の対戦車ヘリ部隊の主力装備ですが、
木更津駐屯地の痛コブラとしてカラーリングされていた機体が有名ですね。
某イベント時にウイットの利いた広報さんが「対戦車道」とかなんとか紹介していましたw
今回も帰投時に機首の機関砲を振り回すパフォーマンスで観客を沸かせていました。

海上自衛隊第1飛行隊所属 P-3C
遠く九州は鹿児島県から飛来した海上自衛隊のP-3Cです。
本来は海中に潜む潜水艦を捜索・撃沈する機体ですが、近年では北朝鮮の不審船追跡から、
ソマリア沖の海賊対処任務までマルチに活躍しています。この海上自衛隊第1飛行隊も
自隊の機を海賊対処任務のためソマリア沖へと派遣しています。
今後は後継機である国産のジェット対潜哨戒機P-1へと徐々に代替されていく予定です。
ちなみに現在の海上自衛隊鹿屋基地ですが、第二次大戦末期沖縄周辺海域への
特攻隊の出撃基地となった旧日本海軍航空隊鹿屋基地をそのまま引継いだものです。

海上自衛隊第23飛行隊所属 SH-60K
京都は舞鶴から飛来した護衛艦搭載の対潜ヘリコプターです。
この機体も東日本大震災の救難活動や物資輸送に大活躍しましたが、
本来は海上自衛隊の護衛艦に搭載されて潜水艦の捜索を行う部隊です。
メインローターの先が折れ曲がってるのが特徴です。
さて、ここでお腹が空いたのでちょっとお昼ご飯です。
軽食コーナーとしてB級グルメの屋台が多数出ていました。
今回私がチョイスしたのがこちら。

佐世保バーガーとチリチーズポテト。
このポテトフライですがマッシュポテトを細長く成形し、油で揚げた物でした。
食べたことがある人にはA&Wのフライドポテトと言えばわかるでしょうかw。
とてもボリューミーでこの後、夜になっても空腹感を全く感じませんでした爆
2個で1600円でしたが、納得の内容でしたwww。
ここからはちょっと番外編

C-130Hから降車するデモンストレーションを行っていた戦車っぽいなにかw
岡崎市消防本部が全国で唯一装備する全地形対応車両通称「レッドサラマンダー」です。
ご覧の通り、ナンバー(ちなみに9ナンバーw)がついているので堂々と公道を走れますが、
燃費が極端に悪いらしくw、基本的に専用の積載車で移動するようです。
C-130にも搭載できるということで災害発生時の迅速な展開が期待されます。
シンガポール製で輸入は消防車で有名な㈱モリタらしいです。
レッドサラマンダー、強そうですがアカサンショウウオのことだそうでwww

お盆と年末のビッグサイトでもお馴染みのw、各携帯キャリアの移動通信基地です。
アンテナを展開している車両もいたことから、展示だけでなく実際に通信支援wwも
行っていたようです。

岐阜基地へ帰投するため、エンジンを始動したF-4EJ改とF-15J
ブルーインパルスの演技飛行をもって全飛行展示が終了ということで、
場内のお客さんが一斉に正門へ向かいましたがそれではちょっともったいないのが
この手のイベント。全国の基地から飛来した機体が帰投するのを見るのも楽しみのひとつです。
特に米軍機は国民性もあるのか派手なパフォーマンスをしながら帰っていくそうですw。
今回は戦闘機の飛行展示がなかったので絶対見て帰ろうと最初から決めていました。
今回は前述したまるで手を振るかのごとく機関砲を振り回すパフォーマンスを
見せてくれたAH-1S、写真はありませんが美保基地から飛来した
練習機T-400が離陸時に翼を振りながら帰っていきました。
なかでも圧巻だったのは岐阜基地からきていたF-15です。
離陸直後のまだ十分速度の乗り切ってない状態で機体の背中や
腹が見えるくらいの角度で機体を振りながら上昇していきましたwww。
反面、F-4EJ改は低速域での機動が得意ではないのか、F-15に比べると
幾分太い爆音を響かせながらまっすぐ上昇していきました。
同じ双発のジェット戦闘機でも音はまるで異なっており、
車に例えるならフェラーリっぽいF-15と、2JZっぽいF-4EJ改ってところでしょうか爆。
たまたまとは言え、エンジンを始動したF-15の正面に立っていたのですが、
ジェット戦闘機の正面になんか立つもんじゃないですね笑。
エンジンの轟音で何も聞こえません爆。
そうそう、機体を移動させる前に整備員が一列になって、エンジンがゴミを吸い込まないように
駐機場を一列になってゴミを拾いながら歩くシーンも見る事ができました。
この手のイベントでは自衛隊関連グッズの販売も行われています。
今回購入したのがこちら。

航空自衛隊仕様のカムフラージュ柄の帽子と、
地元茨城県百里基地に展開する第305飛行隊のエンブレムステッカーです。
アリストが帰ってきたら給油口にでも貼りたいと思いますw
さてさて、そんなこんなで初めての自衛隊イベントも無事に終了しました。
そういえば、場内で自衛官の彼氏が欲しい人向けに自衛隊主催の
婚活パーティーが開催されることがあるとかなんとか言ってましたが、
自衛官の彼女が欲しい人向けにはやってないんですかねぇ?
基地内で何度か女性自衛官を見かけたのですが、
わりと可愛い子が多かったものでwwww