んあー。
Dropboxで動画共有しようと思ったのがバカだった。
加工してから投稿するのにアナログ作業を煩ってネットストレージ経由で同期したのが最後、同期に何時間かかってやがるんだ…。今日はMGS4ボス戦もやりたかったのに…。
どうも、そんな本日のH-TECです。
そんなわけで峠バトルの動画はしばらく上げられそうにないんで、もう一個のネタのほうを投下してみます。
みなさんの「クルマに乗る歓び」って何ですか?
私は、この歓びってそれぞれ自由なもので一向に構わないと思っています。(何様だよね。)
LUG、JDM、USDM、もっと広いとこで見た目がかっこいいとか、峠で最速を目指すとか、ラリーに出るとか、究極のサーキット走行性とか。
サーキットっていうところでも、スプリットタイムを出すクルマなのか耐久レースをやるクルマなのかとか、目的を精査していくとアイデンティティってのは本当に様々だと思います。
かく言う私の趣向性…については長くなりそうなのでまた別の機会にとっておきたいと思いますが、今日は現代のクルマに求められる「歓び」特に、フィーリングって部分をちょっと考えたりしてみました。
レクサスが台頭してきてからもうかれこれ十年近く経ちますね。さすがトヨタ、中身はツギハギだらけでもマーケットのニーズを掌握したモノづくりっていう点では感服せざるを得ません。
そんな中でハイエンドの代表格にまでのし上がったレクサス。長所としてはやはり車両寿命、堅牢性が上がってくるかなと思います。
EUのC~Eセグと同ステージに立てるということはある意味、国産ハイエンドもいよいよグローバルスタンダードとして明らかな主張を始めた。ということになると思います。
しかし基本的にスペック厨な私としては、じゃあレクサスってコンポーネンツ的にどーなのよ?ってとこでずっと疑問を感じてました。
そんなわけでまず短絡的にスペック比較してみたいんですが
・IS250 4GR-FSE
V型6気筒DOHC
215ps/6500rpm
26.5kg・m/3800rpm
・CL1 H22A
直列4気筒DOHC
220ps/7200rpm
22.5kg・m/6700rpm
これだけ見ると…アレ?って思うんです。だって、ISのが240kgも重たくて、パワーウエイトレシオは低いんですよ。
え、じゃあつまりトロいの?っていうと、実はそうでもないんですよ。
トルクに注目してみると、これがまた面白い結果になるんです。もちろんV6と直4っていうのもあるんですが。
単純な話として馬力=最高速、トルク=加速とすれば、アコードは最高速の伸びが良い、ISのは加速性能がずば抜けている。といえると思います。
さらに、実用回転数を加味すれば、3800rpmでMAXトルクを発生している4GRは、乗り味として強烈な加速性能を持っているということになります。
昨今EUではもっぱらセダンへのディーゼル投入が進み、さらにアメリカや日本でもSOHCやOHVの少気筒ワイドボス&ロングストロークエンジンが見直されつつあると聞きます。
世界的なこの流れに関しては環境意識の違い(CO2とNOxどっちを嫌うか等)が大きく影響してるので何とも言えませんが、ことに国内マーケットにおいてこのレクサス需要が何を意味するのか。と。
ご存じのとおり日本の国土は狭く、アップダウンが大きいです。活火山の隆起によって出来た島国のゆえ当然なわけですが、これは面積と高低差比で見ると大陸国とかなりの違いがあることがわかってきます。
つまりどういうことか。
自動車の走行にあたって国土が狭い&高低差が激しい。という要素はすなわち、ストップ&ゴーのインターバルが極端に短いというハナシになってきます。実際アウトバーンのように長距離高速巡航のできる道路は物理的にありませんし、制限速度が極端に低いのは加速&制動しなくちゃいけない距離が短いからっていうこともあります。
さて、最初に「フィーリング」の話をしましたが、こんな観点から見た日本の国土における心地よい走行性とはなんなのかという結論をまとめると、いかに目的速度までの到達時間が早いかってことになってくると思うわけです。
つまり、
グワッとアクセルを踏んだ時に
ガッっと縦Gを発生して加速するクルマ…そういうのが、一般的に乗ってて「おっ速いな。」と思わせるクルマになってくるというわけです。
そうすると、低回転域で強大なトルクを発生するエンジン…つまりV6の4GRみたいなエンジンがトレンドと言えるわけですね。
かつてまだクルマ乗りが理論武装を纏っていなかった時代、世を席巻した、「超オーバーラップ直6DOHC」なんてものは、もう時代に取り残された遺産となってしまったのです。
このことが悲しいかと言えば、別にどうということではありません。だって、それが時代のトレンドだっていうだけだから。本当にそういうエンジンの特性が好きな人は、いつの時代だってそういうエンジンを求めるはずです。マーケットに嗜好性というものは必ずしも反映されないものです。
クルマに乗る「歓び」。そんなものはセールスワードに騙されたものじゃなくて、もっと本質的にそのクルマを好きかどうか。そういうとこでいいと思うんですよね。
逆に個々のそれが確立していないミーハーな時代こそが、自動車業界の危機である。と私は密かに思っています。
古き良き時代を惜しむことも、新たな時代の幕開けを望むことも、それは業界にとって必要なことです。どちらかに偏っていいっていうことはないと思います。そんな思いを胸にこれからもクルマに乗る歓びみたいなものをアウトプットできたらなと思っています。
あ、同期終わったみたい…。
Posted at 2014/01/09 00:01:51 | |
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