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2014年07月02日 イイね!

ル・マンでハイブリッドが優勝する時代になるなんてさ

ル・マンでハイブリッドが優勝する時代になるなんてさ










次こそ次こそと言いつつ車高調の話が出来そうにないのでアナウンス撤回します…。
というのもですね、リアの減衰調整のために細工をしなきゃいけなくてその作業に取り掛かれていないのが原因なんですね。
おかげさまでフロントの減衰のほうが柔らかいなんていうジムカーナ仕様になってるんですよ。なんだかな。


えー。先々々週末、先々週末とル・マン、ニュルの24時間レースウィークでしたね。学生時代ににわかながら耐久レースなんぞに出た私にとっては胸の熱くなる週末でした。

世界耐久の情報もなかなか手に入らないので時間を割いて研究してたわけなんですが、いよいよルマンもハイブリッドが正式カテゴリとして認められる時代。いやーすごい時代になってきましたよね。

だって、ざっくりと考えたとしても

80年代:グループCのスーパースペック争い
90年代:GT1って言いたい協定
00年代:アウディ×プジョーのディーゼル大戦
10年代:アウディ×トヨタ×ポルシェのハイブリッド三つ巴

なんていうかもう、どうなっていくんでしょうか。

上記のような内容を先日某GTO乗りの友達と話したんですが、子供の頃はまさかルマンでディーゼルが優勝する時代が来ることすら予想できませんでしたよね。まして、ディーゼルターボ×ハイブリッドが至高の争いをする時代が来るなんて。今後どうなるんだろうホントに。


ちょっと前に、ハイブリッドのエンターテイメント性みたいな話を書いたと思うんですね。
フォーミュラという大枠の概念で考えるとむつかしくなるんですけど、視聴層からすると目下のルマンやニュルなんかっていうのは、ハイブリッドを含む先進技術に関してはF1よりも技術開発の土壌になってるんじゃないかなと思うんですよね。

その証拠にLEDヘッドライトを最初に投入したのもアウディのR18だし、今年のレーザービームもそうだし。


で、今回ちょっと気になったのは各々のハイブリッドシステムについて。
まとめると
アウディ:V6ディーゼルターボエンジン+電動フライホイール+KERS(前輪)
トヨタ:V8エンジン+スーパーキャパシタ+KERS(前輪)
ポルシェ:V4ガソリンターボエンジン+リチウムイオンバッテリー+KERS(前輪)+熱エネルギー回生(→バッテリー→前輪)
こんなかんじですかね。

トヨタの前輪キャパシタがパートタイムなことを考慮すると、エンジン依存度が一番高いのはトヨタ、低いのはポルシェ。
そして全社において前輪電動+後輪エンジン(KERS)の四輪駆動という異例の争い。

もはや私なんかの素人には想像のできない世界なんですが、少し目にとまったのがアウディの電動フライホイールについて。

普通、回生した運動エネルギーは電気エネルギーに変換されてバッテリーに保存される。
この理屈はなんとなく理解できますよね?

アウディの場合
回生した運動エネルギーを電気エネルギーに変換して移管、後に再度運動エネルギーに戻して保存。

意味わかります?笑

つまりどういうことかっていうと。

ものすごく抵抗の少ない真空パックの中のブラシレスモーターと発電機が合体したジェネレーターみたいなものに、回生エネルギーによる電気を流して45,000rpm/mくらいで高速回転させてフライホイールの慣性回転によってエネルギーを保存。エネルギーが必要な場合は出力に切り替えて発電&放電。
こんな理屈ですね…って、かいつまんでもよくわかんない…。

例えるなら、川の流れ(運動エネルギー)で水車が回って発電(回生エネルギー)された電気を使って、また再度水車を回して水流を加速させるみたいな。そんなイメージです。

一応Wikipediaにも載ってるのでリンクだけ。
フライホイール・バッテリー Wikipedia

いや、普通にリチウムバッテリーに保存したほうが楽じゃないのって思うんですが、ご存知のとおりアウディはほぼノートラブルでワンツーフィニッシュしてるんです。

その優勝が実走行における電動フライホイールの性能如何によるものかどうかはさて置き、トヨタ、ポルシェが相次いで電装トラブルによるエンジンストールに悩まされた事からすれば、耐久性的には優れていることが実証されたのかもしれませんね。
まあ何より、リチウムバッテリー最大のネックといえば重量ですので、それに比べれば小さいカーボンのフライホイールだけで済むというのは重量的アドバンテージもあるのかもしれません。

実車へのフィードバックがあるのかどうかは疑わしいところですが、エネルギーソースとしてのハイブリッド及びEVの有用性を効果的にアピールする場としてこのルマンってのはやはり良い土壌のように思いますし、エンタテイメント性も抜群なのではないかと思います。

なぜ国内民放はトヨタがこれだけ世界と争っているのに放映しないのか。

クルマ離れ…
というデモクラティックな言葉に乗っかりたくはないんですけどね…。

以上、ルマンを観戦しての雑記でした。

個人的にはアストンV8ヴァンテージのGTクラス優勝を願っていたのですが、跳ね馬軍団にやられました。458イタリア何台出て何台スピンしてんだよと少し腹立たしかったのはここだけの話…。笑
ニュルではアストンがクラス優勝したのでそれで良しとします。


きみはまちがいがいくつわかるかな?


Posted at 2014/07/02 00:40:10 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

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