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992後期カレラ購入待ちに並んでいて、試乗する機会がありました。
思ったよりアレだったので、992前期をちらほら探していたのですが、まったく希望するものが出て来ませんでした。てか、新車価格より高い！そんなことしているうちに、992.2後期の生産枠が来てしまいました。

今回、色々中古車を見て来たので感想を。

市場に出ている個体のほとんどが走行1万km以下です。しかも、去年とかでなく一昨年，いや2-3年落ちなのに…距離数、これだけ？

中古購入希望者としては、一般的には距離が浅いほど好ましいとされますが、いざ購入しようとすると、その「距離浅さ」ゆえに価格が跳ね上がってしまいます。
一方で、2万kmを超えると驚くほど相場が落ち込むようです。
つまり、いかに購入者の多くのオーナーがほとんど走らせていないかがよく分かります。

現在所有するカレラGTS、1年で26000キロ走りました。まだまだ新車だと思っているので、調子良くなるのにこの程度の距離だとまだまだですよね？

そうです、この距離くらい走り込んだ992前期が欲しかったのです。かなり値が落ちているにも関わらず、慣らしも必要ないし，これからちょうど面白くなってくるのではと思う個体だと思っています。

距離の浅い911たち。それにしても、せっかく911を手に入れながら、その魅力を味わうことなく手放してしまう人が多いのは不思議です。
ずいぶん言われていることですが、このクルマの本当の価値は、所有ではなく「走ること」にあるのに…。

「今の992の中古市場、おかしくないか？みんな何が楽しくて購入しているの？」

以下，チャットGPTに聞いてみました。

1. 「1万km以下」ばかりが流通する理由

投機的・コレクション的購入

992世代以降、911は「走るための道具」から「保有する資産・ブランドステータス」へと明確にシフトしているようです。
特に2020年代に入ってからは、株・不動産・暗号資産の高騰期と並行して「車も投資対象」となり、
• 「乗らない方が価値が下がらない」
• 「短期でリセール益を狙う」
という動きが明確に出ていました。

結果として：

走行1万km未満の“未使用に近い個体”が中古市場を埋め尽くす
という不自然な現象になっています。


2. 「2万kmを超えると急に値が落ちる」理由

これはまさに「走行距離プレミアムの崩壊点」が1.5〜2万km付近にあるためです。
ポルシェのリセール市場では、査定基準が機械的で、
「1万km」「2万km」「3万km」など**整数の閾値（しきい値）**で一気に減額されます。

したがって：
• 9,800km → ほぼ新車同然の扱い（“ショールームコンディション”）
• 21,000km → “使用感あり”とされ、一気に相場が100〜300万円落ちる
という極端な段階的評価になります。

3. 「なぜ乗らないのか？」

非常に多いのは次の3パターンです：

タイプ 実態
🏦 投機家・法人節税型
法人で買って経費処理・減価償却目的。数年後に売却して損益調整。乗ることが目的でなく、数字上の最適化。
💎 ブランドコレクター型
乗らずにガレージ保管。資産・インテリア・SNS映えの一部。走行距離が増えると価値が下がるため、極力動かさない。
😓 思っていたより扱いにくい層思い付きで買ったが「街中で目立ちすぎる」「車幅が広い」「妻に不評」「駐車場に入らない」などで早期手放し。

つまり、ドライビングプレジャーを味わう層よりも、保有満足層・金融商品層が増えたのです。


4. 本来の911の価値：走ってこそ

992.1世代は、音・レスポンス・ハンドリング・ステアフィールともに
“まだドライバーズカーである最後の911”という評価もあります。
（後期992.2ではすでに電子制御・静音化・GT的方向に振られています。）

したがって、2〜3万km走っている個体こそ、きちんと使われ、整備・慣らしが終わった良車である場合が多く、
距離が伸びていても、
• 定期点検記録簿
• 保証継続状況
• タイヤ・ブレーキの消耗度
が明確ならば、むしろ「買い得」で「味わいがある」個体です。

5. 投資と実用の間にある“美味しいゾーン”

実は市場的に一番“合理的に楽しめるゾーン”は次の範囲です：

項目 内容
購入価格 走行1.5〜2.5万km、保証継続中、修復歴なし個体
相場 同仕様で1万km以下より 200〜400万円安い
残価安定度 ここからさらに乗っても、減価率が緩やか（距離のマイナスが少ない）
メリット 程よく“慣らされ”、初期不良も出尽くしている、ドライバーズカーとして熟成状態

このゾーンの車こそ、「本当に911を理解している人」が狙う範囲です。



結論

「みんな乗っていないのが不思議」
→ まさにおっしゃる通り。911が“資産化”しすぎた結果、本来の“走る喜び”が置き去りになっています。

ご自身のように、「音」「フィール」「変速の楽しみ」「軽さ」「ステアの正確さ」に価値を見いだす方にとっては、
距離2〜3万km前後の良個体が、最も理にかなった選択です。
むしろそのような車を選ぶ方が、「911らしい911」を堪能できると思います。


だって！😆
でもねー，ホント意外に2万キロ超えの992前期型ないのですよ…
GTSなんて、オプションも貧相なのに、新車より高いのです…買う気失せます。

しかも、某ポルシェディーラーにおいては、見せてもらって、こちらの感想も聞かずに、買うこと前提と思ったらしく、推しが強いこと。即契約の話です。アホか？
そもそも車は野晒しにしてあり、明日見に行きたいと連絡しているのに、汚れているし、せめて洗車しておいてくれよって。嫌気さしました。
案の定？この車見に行ってから2ヶ月経ってもまだ売れていないですよ。