
風邪をひいてしまいました…。
先週同僚が風邪が酷くて早退したんですが、見事にうつされたようです(´ρ`)
咳が酷くて鼻水が止まらず、1日1箱ティッシュ使い切ってます(;´Д`
事務所にいると空気が乾燥してて咳が止まらなくてみんなに迷惑なので、強制的に外回りメインになってますが、行く先々で菌をまき散らしていることに罪悪感が…( ̄□||||
相方はというと、自分が風邪をひいているのを察知した途端、晩御飯作って実家に逃げてしまいました…病人を置き去りにするとはまさにこれですな!↓

ま、うつして寝込まれるよりはいいか…(-。-;)
さて、2015年最初にご紹介するdemyの気になるクルマは、何の運命か偶然か…凄いのに出会っちゃいましたのでちょっと長いですがご覧ください!(^▽^)/
ある日いつものように外回りで某幹線道路をひた走ってる時でした。何気なくふと視線をそらした先にあったのは…
「えっ!セリカ!?」
思わずブレーキ&バックで確認すると、間違いなくそこには初代セリカが車庫に鎮座してました。
上の画像は目一杯ズームを使っての撮影です。
国道沿いとはいえ、車庫は道路から奥まっているうえに半分シャッターを閉めており、その周りには枯れススキが伸び放題なので結構見つけにくいです。
しかも、みんなそこそこのスピードで走っているバイパスなので、よっぽどでないと確認できないと思われます。
この辺で初代セリカ持ってる人なんて聞いたことないし、何よりイベントでも見てない個体っぽい…。
その日は仕事の時間が押していたので、泣く泣くその場を後にしましたが、どうしても気になって後日再びその場所へ行ってきました。
とりあえず人の家なので失礼がないように「すいませ~ん、セリカ見せてもらってもいいですかぁ~♪」と笑顔100%でお願いしようと玄関に立つと突然ドアが開き出てきたのは…

そう、ロックンロールでおなじみの内田裕也氏そっくりの風貌をした、かなりインパクトのあるお方でした…( ̄□||||!!
「こ、怖い…これは完全にヤバいかも…(何が?w)」と思いつつも、もはや引き下がれないので(たぶん)ひきつった笑顔で「あ、あの…そこにあるセリカなんですが…」と言うや否や「おう!見てってくれ!!」と車庫に案内されました。(ホッ…)
ありました…初代セリカのクーペです!
ビニールやブルーシートにくるまれながら、タイヤを外した状態で無造作に置かれていました。
驚いたのは、なんとこれ売り物とのこと!!
カレンダーの裏に書いたような殴り書きのポップが載ってありましたので翻訳すると…

「初代セリカクーペ 現代に通じるスタイル 昭和バブル走り抜けたクルマ MT4速 250万円 車検整備トヨタディーラー 1400CC 板金一切無し」
「は!?250万円!?25.0万円の間違いじゃね!?」
と、思わず声を大にして言いそうになりました…( ̄Д ̄;)
この、強気極まる値段設定に大概の人は諦めモードか呆れモードか…大抵そうなるかと思いますが、売り物だけど手元に置いておきたいというオーナー様の愛情が痛いほど伝わってきます。
「この値段すごく強気ですね~。売れなくてもいいと思ってますよね?」と正直に聞いたら、「ああ、売れなくたって全然かまわねーんだ。こうして置いておけるし。乗れるように整備してこの値段だったらインターネットとかに載せたらすぐ売れるしな!!」
いや、その値段じゃネットといえどもすぐには売れんだろうな…と思いつつ、「そうですね~欲しい人はいますよね~。」と笑顔で返しときました(;^_^
「今まで見に来た人はいますか?」と聞いたら、「う~ん、何人か来たけど値段見て諦めてたな。」
そりゃそうだろう~(;´Д`
ここでポイントは「1400CC」の文字…そしてグリルを覗くとLTの文字…
「LTですか!?1400のLTって激レアじゃないですか!?」
初代セリカで「LT」は下から2番目のグレードなんですが、そもそも1400のOHVエンジンのセリカなんて見たことがないし、STは見たことありますがLTなんてお初もいいところです。
これなら250万でもいい…わけがない!!www
だいたいLTなんて変態メイニアしか興味示さないでしょうwwwww
これがGTだったらこの値段もありかなと思うのですが…逆にレアだからこの値段もあり!?
う~ん、自分の少ない知識ではさっぱりわからん…。
この点については、70年代の権威であらせられるみん友の大都会パート12さんのご教授を是非賜りたいですね(^人^)
「昭和49年に俺が新車で買ったんだ。」と誇らしげです。なるほどのワンオーナー車です。
旧車で気になるボディの状態は…さすが車庫保管なかなかキレイ! 普段はブルーシートやビニール(ボディカバーじゃないんだな…)を被っているボディはまだツヤがあり、サビも見たところ見当たりません。
「実は一回ボディは塗ってるんだ。でもオリジナルとは色味が若干違ってしまったんだよな。もうちょっと青っぽい銀だったような気がする。」未再生車じゃないところが惜しいですが、そんなの大した問題じゃないですよね。
室内に目をやると、4速マニュアルが泣かせます。「当時は5速まではいらないと思った。」と言いますが、1400LTなら4速の方がいいでしょう(根拠なしw)。
そして「内装はGTと同じにしたんだぞ!」と言いますが、フルチョイスシステムの初代セリカとはいえ、そういうオーダーができたかどうかはよくわかりませんが…単純にシートが同じブラックってだけだったりして(^▽^;)
リアに目をやると70’sスポーツカーにはお約束のウインドウルーバーが装着されています。
「純正のヤツは強度が足りなくてバタバタしてうるさかったから、東京のセリカオーナーズクラブの人から雑誌の売買欄で買ったんだ。」
当時売ってくれた方は、まだセリカに乗っているのかなー?と妄想してしまいます。買った人はまだセリカ持ってますよー(^▽^)/
走行は84,000キロと低走行です。「買った当時は330のディーゼル車とスズキの軽バン(キャリイ?)も持ってたから、どこかに遊びに行くときしか乗らなかったんだ。東京にも何回か行ったな。」
へ~3台持ちだったんだ。ちなみに隣にあるマジェスタも売り物って言ってたw
そのマジェスタに掛けてあるボディカバーが330用なんだそうで…メイニアはカバーだけ欲しがるのか?(^_^;)
「330はいいクルマだったなー。」と、ここからセリカではなく330の話が始まりますw
330のディーゼルなら自分も欲しいぞ(*'-')b
「ところでナンバーないけど、いつから乗ってないんですか?」
「平成3~4年の頃だなぁ。バブルの頃は欲しいって人もたくさんいたけど全部断って置いといたんだ。」
ということは、少なくとも20年以上動かして無いクルマだから、再び動かすにはかなりの整備とお金を要する気がしますが…それにしても『青 55』の当時ナンバーを切らしてしまったのが惜しい!
ディーラー整備っていうけど、いかにトヨタとはいえ、この手の車両の整備を今ディーラーが受け付けてくれるかどうかはかなりビミョーなところ…。
「知り合いの電装屋が、また動かしたかったらいつでも持って来いって言ってるから車検とかは大丈夫だ。」
確かに車検はごまかしでなんとか通せるかもしれませんが、その後の維持を考えると結構な重整備になりそうです…。
電装系・燃料系・点火系は全部やっとかなくちゃならないだろうし、ずっと乗れるようにするには乗り越えなくちゃならないハードルが高いかもなぁ…。
250万円にその辺の値段が全部込みだったら安いかもしれないけど…整備に関しては相談に相談を重ねた方がよさそうです。
「このままでいいんだったらもう少し安くしてもいいぞ!」
その「もう少し」っていうのがいくら位なのか…そんな野暮なことはあえて聞きませんでしたけど、200万とかだったら怒るぞ!( ̄⊿ ̄)oコラ!
そんなこんなでオーナー様の昔の楽しい話を聞きながら(自分の知り合いの旧車乗りの親父さんと友達だというのもわかりました)、最後に自分が言ったのは…
「あの~自分とても買えないんですが、また見に来てもいいですか?」
「おう!いつでも来いよ!!」
そんなわけで、春になったら誰か一緒にまた見に行きませんか?(o^∇^o)ノ