
画像のシブいジャンパーの後姿は、このイベントの主催者である夏坂氏です。
デコトラの元祖として近年テレビ番組にも取り上げられたことのある氏は、70年代は「第七港町急行」という稀代の名車を駆って全国にその名を轟かせました。
その名声を決定付けたのは、やはり「トラック野郎 一番星北へ帰る」(’78年)でのスクリーンデビューでした。
登場時間はわずかだったものの、主役の「一番星号」にも負けない鮮やかな装飾とペイントが施された日野KFは、当時子供だった自分の心に永遠に焼き付かれる事となりました…。
その夏坂氏は現在「天照運輸」という運送会社を経営しており、鮮やかなキャブのカラーリングとシブくてさりげない装飾のトラックが全国を駆け巡っております。
先日の高畠のイベントへ行く途中でも、白石市のコンビニに2台の天照運輸のトラックが止まっていたのに遭遇しました。

なんとなく普通っぽいですが、トラック知ってる人はかなりの作りこみをしていることに気づくでしょう…。これぞ仕事車!
フロントからの単車カットが見当たらないので(汗)、プラモデルでガマンしてください。

このプラモはリアルですねー。
で、ステージ上ではプラモデルの展示会が行われていました。何台も並んでおりましたが人が殺到して撮影も大変でした…(汗)。
その中でも…
これが伝説の「第七港町急行」です!

エサシカデザインによる鮮やかなペイントが映える素晴らしい名車でした。
そしてもう1台の八戸の名車である「第三正神丸」!

こちらもトラック野郎出演車です。数作に登場しています。
「トラック野郎 故郷特急便」(’79年)の「一番星号」と、そのライバルであった「龍馬号」。
「トラック野郎 天下御免」(’76年)での「一番星号」のライバル車「コリーダ丸」と星桃次郎の相棒「やもめのジョナサン」。
’70年代テイスト満載のデコトラです。
これらのプラモデルを製作したのは、古くからのデコトラマニアには読者投稿のイラストやプラモデルでその名を知られる藤井氏の作品です。
その藤井氏の愛車がこの「寿や招福丸」です。

「一番星号」へのオマージュが存分に感じ取れる古き良きデコトラとなっております。

リアのペイントもこれから筆書きのレトロな絵柄に変更予定とのことです。
8月に行われたむつ市でのデコトライベントの時に、お互い初対面にも関わらずあの当時のデコトラについて熱く語ってしまいました(笑)。
自分が仕事先で偶然知り得た、夏坂氏の近年の武勇伝(とてもここでは書けない!…汗)に大笑いしてくれました。
このイベントでも挨拶に行ったら自分のことを覚えてくださってました♪
「このトラック作って自分の夢がかなった。」と話していたのが印象的でした。
(続く)
Posted at 2012/11/14 21:38:36 | |
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