7月13日(土)。兵庫県は、セントラルサーキットへハチロクで走ってきました。
そもそも。
今のレビンがあるのも、た~じ~さんのおかげ。
今回の走行も、同じくた~じ~さんのおかげ。

1995年辺りまで、
中山サーキットを走っていた私のハチロク。
今後、お店の共有レーシングカーとなり、皆さんで乗る事に♪
このハチロクは・・・
以前お話しました峠でハチロクの楽しさを知り、サーキットデビュー。
最下位からスタートし、約2年間ほど共に走り続けた教材マシン。
そして渡英、プロのレーシングエンジニアを志すきっかけになった大切なハチロク。
そもそもた~じ~さんと知り合ったきっかけは、
レースでの負ける悔しさから勝つ喜びまで教えてくれたこのハチロクを、
お店にレストア相談に行ったのがきっかけなんです。

ずっとそんな思いと共にお店で保管して頂け、
お店を通じて知り合えたハチロク乗りの皆様方と、
今回、18年ぶりにこのハチロクがサーキットを走るという・・きっかけを与えて下さいました。
走行会前日。押入れの奥深くから「また使う機会があったら良いな・・」と
納めていたレーシングギアを引っ張り出し、一人思い出に浸ってしまいました・・・。
そもそも走れなくなったきっかけが家族の不幸ごとや人生の転機でしたからね・・・。

8月13日。朝の3時前に奈良を出発して、4時に牛丼屋さんで朝食。
実は、13日は結婚記念日。
←もうちょっと良いもの奥さんには召し上がって頂きたかったのですが・・(汗)
朝五時にお店にハチロクを取りに行くと・・
もうユニックに載せる準備完了のハチロクが。
こうしてユニックに載せられると、ハチロクってやっぱりカッコイイですね♪
私・・あまり気持ちや感情を伝えるのが不得意なのですが、
正直「また走れる・・・」と思うと当時の思い出に、
ハチロクを前に固まってしまいました。(汗)
元私のハチロクは、チームA号。
N2マシンの血を引くデイトナ号はチームB号。
実は、走行会当日の早朝、チームB号はまだ製作中でした。
徹夜で2台のマシンを用意して下さったのです。(感謝・感激・・・)

参加車両はもう一台。
結果的に同乗走行車となった(汗)チームAのN野さんのハチロク。
今年レストア納車されたばかり。
ちょっとしたレーシングカーより速く走ってしまうストリートカー。

仕様はと言うと・・・
チームA号には、由緒正しきN1エンジンが搭載され、
チームB号には、5Vのレ-シングエンジンが搭載。
それぞれがその日の朝まで、不眠不休のた~じ~さん、
Plus-iの
M本社長、スタッフのW見さん、
翌朝お仕事があるにも拘らず、お店に通いマシン製作に連日連夜携わって下さった
YosseYさん。
そんな皆さんの熱意と絶え間ない努力。
眠気や疲れを払い除けながら作業して頂いたおかげで、
当日の朝にエンジンに火が入り、2台のレーシングカーを持ち込む事になったのです。
語れない苦労や難関もあったはずです。
本当に・・なんとお礼を申し上げればよいのか・・・
言葉が見つかりません・・・。(滝汗)
18年たった今「またサーキットを走れる。」なんてきっかけを与えて下さったのです。
「次の世代の子供たちにモータースポーツの素晴らしさを。」
そんなた~じ~さんの想いで実現したのでした。
「皆さんで楽しみましょう。」by た~じ~さん。
その言葉が合言葉のように心に残り、ついに走ったのです。

理屈抜きに、パドックにあるハチロクのレーシングカーがカッコ良すぎます。

今回の構成は、
チームA:
ハブチさん、nori8さん、N野さん、私。
チームB:M室さん、
のイシさん・・がそれぞれドライバーとして参加。
30分*3回の走行チャンスがあったのですが、
それぞれの30分間にPitへ戻りドライバー交代。
合間に岡山国際サーキットコースレコードホルダーでもある
た~じ~さんの
道場・・いや。
同情・・ 同乗走行を実施。
言葉でうまく説明できませんが、
ウルトラスムーズなドライビング操作、特にタイヤを潰して使う走り。
サーキットならではのコース幅を使った走りを勉強・体験。
語れば長くなりますが、凡人ならコースアウトする速度領域。
そこをブレーキング以降、車を前に出す方向に利用すると申しますか・・・(汗)
そうそう真似が出来そうでも、やったらコースアウトします。
普通の方なら。(汗)

チームB号は、ap製の大型ブレーキや、バルクヘッド貫通のロールゲージが組まれている事など、上級者向けのシャーシでもあり、
た~じ~さんの「味付け」によって、
特にブレーキでは「負ける気がしない。」ほど良く効きました。
エンジンも軽く7000rpmくらいまで一気に吹き上がってしまいます。
2Lのターボ車にストレートで付いて行けるマシンって・・・(滝汗)

チームA号は、また性格の異なるマシン。
私がレースに使っていた頃は、とにかく速くなるほどに乗りにくくなって行ったのですが、Lapタイムは上って上位を狙えるマシンでした。
中山サーキットで優勝経験もあるこのマシン。
それがなんと。
た~じ~さんの徹底的な軽量化と、N1エンジン。そして足回りを含めたマシンバランスによって、「とても乗りやすい!」と皆さんおっしゃる。
グリップは、全く外す気配すらないフロントの接地感。
切ったら切った分ノーズが入り、けどリヤがブレークする心配も無い。
ノーマル形状ですがロックまでちゃんとコントロールできるブレーキ。
N1エンジンは、10年の眠りから覚めたとは思えない吹けと、
4000rpm以上でも充分アクセルに反応するトルクとレスポンス。
タイヤがZ2と当時からすれば15年以上の開発期間があったものとは言え、
ボンネットやガラスなど、更に1kg単位で軽量化されれば、間違いなく戦闘力は上るはず。
なにより「ハチロク」を知り・楽しむには絶好のマシンになっておりました。
「ライトウェイトFR」のお手本のようなハチロクに生まれ変わりました。

最終枠でチームA/Bのメンバーをシャッフルしてお互いのハチロクを運転しましたが、なにより皆さんの笑顔が絶えない楽しい一日でした♪

オイルの匂い、タイヤの溶ける匂い、サーキットのエキゾーストノート。
反省すべき課題・・ 例えばサーキット走行に必要な備品など。
いろんな事が体験出来た非日常の空間。
とても収穫の多い充実した1日でした。
そして一体この2台は、どんな風に進化していくのでしょう?
本当に楽しみです♪
なにより。
皆さんと共有できた素晴らしいきっかけを与えて下さったた~じ~さん。
ハチロクフェスティバルにも参加出来たり、
旅へも出かけたり、洗車も含めたハチロクライフ。
そして今回のサーキット走行。
この一年を振り返っても、お世話になりっぱなしです・・(汗)
この場でお礼を申し上げても伝えつくせませんが、
本当にありがとうございました。
もう神戸に足を向けて寝れません・・・。(笑)
○参照:
た~じ~さん。

ライトウェイト・ハチロクでのモータースポーツ。
一生一回です。
もっと楽しみましょう!ハチロクで♪