NEXEN N6000 215/45ZR17 91W XL  

レビューに投稿するのに際して、予め断っておかなくてはいけないのですが、僕が付けているN6000は、ホイールのオマケとしてついて来たもので、本年6月ごろから履いていますが、製造年は07年のものであり、既に相当の年月が経過した状態からのレビューとなります。
よって、九分山ですが、古さ故に既に半ばライフ終わってる状態での使用感ですから、これが参考になるかどうかは怪しいです。悪しからず。

僕はサーキットには行ったことありませんし、街乗りプラスたまに峠レベルの、しょぼいレビューです。

晴れの日には、特に通常運行に問題は感じません。
横剛性は比較的高いのか、早いステアリング操作にも追従し、比較的スポーティな印象です。
峠道で右側車線から阿呆に被せられて（普通に走ってる時です）増し切りしても、きちんと追従してくれました。
純正のイーグルF1と比較しても、ステアリング操作に関してはより敏感になった様に感じます。

しかし、縦剛性はあまり高くない様で、急発進やブレーキで少し不満を感じる部分があります。これは剛性の問題ではないのかもしれませんが・・・
普段急発進なんかしねーよwという意見もあるかもしれませんが、
駐車場等から道路へ出る際、ちょっと回転数高めで合流しようとすると、盛大にタイヤ鳴らしてしまうという憂き目にあいます。
また、ブレーキ時は僕はロックはしたことが無いものの、「あれ？これでロックすんの？」みたいなところでブレーキの感触が変わることがあります。
これは路面にもよるのかもしれませんが、イーグルF1で同じ峠道を走った際には感じなかったことなので、縦方向の性能には疑問を感じます。

雨天時にはハードに走らないので、そのあたりのレビューはできませんが、高速道路では個人的には100キロ前後までに留めたくなる感触です。

なお、乗り心地は215/45/17のタイヤとしては悪くなく、ネクセンは全体的に乗り心地重視との話もききますので、縦方向剛性はその割りを食って、やや低くなっているのかもしれません。
価格も安いですし、コストパフォーマンスを考慮すれば、新品ならばなおさら、街乗りならば不満を感じることは少ないのではないかと個人的には思います。
峠道などを本格的に走るとなると、とくにブレーキに不満を感じることが多くなるのではないかと。

ちなみに、ネガティブな面としてこのタイヤ、けっこう重いです。
アジアンタイヤは全体的に重いと聞きますが、このタイヤも例に漏れず。
純正ホイール+イーグルF1と、パルティーレ+ネクセンN6000を比べると重量差は2キロ未満だったように思います。（このへん曖昧なので、機会があれば測定します）
重量の中でも、回転慣性が最も大きくなるタイヤ部分が重いというのは、
悪い要素に当たると思います。

タイヤというのはスポーツ寄りになればなるほど、サイドの剛性確保等のために重くなる傾向があるようですが、さして性能が高いともいいがたいタイヤですし、重量に関してはちょっと・・・
ただし、ほとんどが街乗りという僕のような使い方をする分には、価格も検討すれば十分に考える価値はあるのかな、と思います。

なお、四年目ですが保管状態が良かったのか、ひび割れは起きていませんし、ゴム硬化もまだまだ大丈夫なレベルです。
あとは・・・アジアンタイヤを履くことが許せるかどうか、でしょうかw
僕はそこそこ使ったら、早めに手放すつもりです。
よく言われる事ですが、やはりタイヤは唯一車と路面をつなぐもの、ですし・・・