お安かったので、ブレーキフルードテスターなるものを購入してみました。
来年車検なので、ちょっとフルードを交換したいとは思っているものの、実際どの程度の劣化なのかを確認できると、ありがたいかなぁと。
使い方は簡単で、先端をブレーキフルードに浸して、スイッチを押して水分含有量を確認するものです。早速使ってみます。
リザーバータンクには、黄色いフィルターの様なものが付いているので、引っこ抜きます。
そうして、テスターを突っ込んでスイッチを押すと、ランプが点灯?あれ?点灯しないな...
何回か繰り返すと点灯しました。
正確には、点灯するランプは BATT Check のランプのみ。計測値側のランプが点灯しません。
水分含有量は、1%以下。
優秀だな...うーむ...怪しい...
何となく引っかかるものを感じ、今年4月に開封してバイクに使用したブレーキフルード(DOT3)が残っていたので、実験してみました。
まず、水道水でテストすると、4%以上を指示します。まぁ、水ではOK。
ブレーキフルード100gに対して水を少しづつ足して調べた結果がこれ。
104g(ブレーキフルード100g+水4g)=表示 1% (実際の含有率 4%)
106g(ブレーキフルード100g+水6g)=表示 2% (実際の含有率 6%)
108g(ブレーキフルード100g+水8g)=表示 2% (実際の含有率 8%)
110g(ブレーキフルード100g+水10g)=表示 3% (実際の含有率 10%)
112&(ブレーキフルード100g+水12g)=表示 3% (実際の含有率 12%)
114g(ブレーキフルード100g+水14g)=表示 3% (実際の含有率 14%)
116g(ブレーキフルード100g+水16g)=表示 4% (実際の含有率 16%)
はい、ダメダメでした。
実際には実験で使用したブレーキフルードも、既に吸水しているはずなので、これより悪い含有率になる可能性もあります。
ということは、アルテオンで測定したところ、テスターの表示は1%のランプが点灯するので、実際の含有率は4%程度ということになります。
なので、現状のブレーキフルードはWET沸点並み(以下)の性能になっているということですね。
はい、ブレーキフルードは、車検時交換ですね。
テスターは、返品とか面倒なのでもう捨てます。
Posted at 2022/11/13 07:47:08 | |
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