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僕が初めてロードスターのハンドルを握ったのは、7年前の今日。
免許を取った翌日なので、よく覚えています。
今思えばちょっとお疲れ気味の、シルバーの1600でした。
実際にロードスターが僕の元へやってきたのは、これから2ヶ月くらい後だけど。チャリンコでいろんな中古車屋を回りました。片道30kmくらいのとこ見に行ったりね。


1989年、ロードスターがデビューしたとき、僕は小学4年生でした。
ユーノスの広告は家にも入っていて、赤青白のロードスターの写真が載っていたような気がします。細かいことはあまり覚えていませんが。
小学生の頃、将来買おうとか乗りたいとか思ったかどうか分りませんが、今でも漠然とクルマというものを考えたときに出てくるのが、絵の具みたいに鮮やかなブルーのロードスターなんです。


2シーターのオープンカーだったから。
FRだったから。
軽くて運転して楽しいクルマだったから。
作り手のこだわりを感じられるクルマだったから。
シンプルで弄って楽しいクルマだから。
クルマとしてのプリミティブな魅力を持ちながら、アフォーダブルであったから。
なんとなく。

僕がロードスターを所有しようとした理由?
こんなのは後から付けた理由でしかなくて。



「初めて見たときから、好きでした」

照れくさいがこんなところ。だって好きなんだもん。
子供の頃の憧れだけでロードスターを買ってしまった。
マリナーブルーのロードスター以外は有り得なかった。