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torimama♪のブログ一覧

2009年02月04日 イイね!

「陰の季節」横山秀夫

「陰の季節」横山秀夫短編集。
っていうか、このボリュームは、中編集?

刑事課ではなく、警務課やら監察課が舞台になっています。
で、派手な事件をどうこうするのではなく、組織内の醜い駆け引きや、それに伴う登場人物の心理的な部分がたくさん書かれていて、じわじわと追い立てられて読まされてしまう(笑)
そして、「結局、警察組織も、普通の(欲のある)団体なんだなぁ」みたいな気分にさせられる本なのでした。

警察って、こんなこともしてるのねー。
とか、
こんな仕事してる人もいるのねー。
とか、
刑事ものは読み飽きてる感もあるので、新鮮で良いです!!

3つ目の「黒い線」は婦警さんのお話なんだけど、婦警さんってほんと大変そうだなぁと改めて思いました。
上下関係、体力、職場での立場。
(あと、制服目当てで近づいてくる男性とか!!)
男性も、警官なんてほんといろいろ大変で、よっぽどやる気と信念ないとやってけないんじゃないかなぁと思ったりするのですが、女性はもっと大変そうかも。


ところでこの作品、上川隆也主演でTBSのドラマになっていたんだそうで、見てみたかったな。
イメージぴったりだもの、二渡警視&上川隆也。

次は、「真相」です。
まだまだ続く、横山秀夫キャンペーン(*^^*)
Posted at 2009/02/04 13:23:04 | コメント(2) | トラックバック(0) | 読みました | 日記
2009年02月02日 イイね!

「臨場」横山秀夫

「臨場」横山秀夫いやーーー最高O(≧▽≦)O
ぐんぐん引き込まれて、情景が目に浮かんで、結末に納得。

「出口のない海」「半落ち」「クライマーズ・ハイ」の3冊読んで、全然毛色の違う作品なのに、全てがっつりツボった私との相性は相当に良いらしい♪

短編集だったのですが、どれもおもしろくて甲乙つけがたいです。
それぞれの話に主人公である検視官・倉石は必ず登場するんだけど、それぞれ目線が違うというか、各話の主要人物である第3者から見た倉石を描く感じで、いろんな人が見たいろんな「倉石」が、次々に現れるのがすごくおもしろい。
強いて言うなら、「餞」の最後のシーンが印象に残ったかなー。
サツカンはやっぱ敬礼です!!
でも、「赤い名刺」もいいな。
すっごくよく出来たお話で、これが1話目なのは、ナルホドなぁって感じ。

あと、警察内部の人たちの会話が、上司と部下でも同期の仲間でも、男らしくてテンポが良くて無駄が無くてとってもいい♪

ただ不思議な事に、倉石はすっごく痩せているという設定にどうしても違和感を感じます(笑)
私の中に勝手に、一匹狼的な警官はふてぶてしくトレンチコート来ててくれないと!!っていう妄想があって(*≧m≦*)、ふてぶてしくってことは、加齢臭がしそうな、ちょっとメタボなタバコ臭いおじさん、がイメージなんだー。

乃南アサの音道貴子シリーズに出てくる、滝沢刑事がビンゴ!!で、彼の上を行く私の中でぴったりくる一匹狼警官には、まだ出会えません(*≧m≦*)


あんまりおもしろかったので、今週は横山秀夫週間ってことで、ただいま「陰の季節」を読んでます。
今夜眠れないかも~!!
Posted at 2009/02/02 01:21:41 | コメント(2) | トラックバック(0) | 読みました | 日記
2009年01月26日 イイね!

「Ecstacy」高樹のぶ子他

「Ecstacy」高樹のぶ子他高樹のぶ子、小池真理子、藤堂志津子、篠田節子、皆川博子、稲葉真弓、高橋洋子、阿木耀子という豪華女流作家8人の短編集♪

前の4人は私の大好きな作家さんたち、後半4人は初めて読む人たちです。
テーマは「大人の恋愛物語り」!!


大人の恋愛って言っても、作家さんによって視点が違うのが面白い。
時の流れ重視あり、抑えた想いあり、ねじれた想いあり、性愛あり。

内容に一番共感できたのが、篠田節子と高橋洋子。
特に篠田節子の「コンセプション」の、壮年編集者と若手女流作家と編集者の死にゆく妻との、絶妙な三角関係はなんとも深く、妖しく、じれったく、後味悪く、でももしも私が死にゆく妻であっても若手女流作家であっても、確かにそうなるような気がするという、変な説得力がとてもリアルで良かったです。
高橋洋子のは・・・若い頃の私みたい(笑)

読み物としてすごく面白かったのが、阿木耀子かな。
豪華でギリギリリアルな設定での、生々しい女心の描写と、意外なオチ。
本当に面白かった。


女性には、女性にしか書けない文章がやっぱりあるよなぁと、つくづく思わされた1冊なのでした。
そして多分こういう本は、男性には全然受けないんだろうなぁとも思ったり(笑)
Posted at 2009/01/26 11:22:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | 読みました | 日記
2009年01月22日 イイね!

「girlish/ガーリッシュ」林あまり

「girlish/ガーリッシュ」林あまり今年3冊目。
どうでも良かったんだけど、せっかく新しいカテゴリを作ったので記録。

以前ここにも書いたけど、林あまりのエロ短歌は大好きです。
中でもどんなのが好きか書きたいけど、朝だから自粛(*≧m≦*)

だけどこの本は、タイトルどおりのサワヤカ~な少女の想いを読んでいて、それはそれでいいけど、なんだか誰にでも詠めそうで、せっかくの林あまりなのにぃ・・・なガッカリ読後感でした(笑)

1ページごとに歌と解説とイラストがある本ゆえ、20分くらいで読了。
どんな事を詠んだかのココロを解説されるのもまた萎える。
いろんな意味でつまんなかった``r(^^;)
Posted at 2009/01/22 10:14:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | 読みました | 日記
2009年01月22日 イイね!

「わたしのチョコレート革命」俵万智(選)

「わたしのチョコレート革命」俵万智(選)投稿「ラブメッセージ短歌」を俵万智が選考した歌集。

素人の老若男女の恋歌満載で、読んでて疲れた(*≧m≦*)
短歌は、好き。
俵万智も、好き。
でも、不特定多数の熱い思いは、なんか違ったなぁ。




10代の告白できない片思いには、「言わなきゃなんにも始まらないって!!」
と突っ込み、
20代の新婚ラブラブ短歌には、「はいはいお幸せそうで」
と突っ込み、
30代の不倫の土日のアナタも欲しい的な歌には、「そこはしゃーない、我慢だわ」
と突っ込み、
40代の配偶者への感謝の歌には、「奥さんもそう思ってるかはわかんないよ」
と突っ込み、
50代60代70代が初恋を読んだ歌には、まあ、素直に敬意を表すけど(笑)

なんでこんなに荒んでるんだろう今の私。


何しろ、一番気に入ったのは、6歳の女の子の
「ふゆやすみながいながいよあえないひはやくあいたいなかがわせんせ」
だったのでした。
中川先生、どんなに素敵な先生なんだ(笑)
Posted at 2009/01/22 10:04:28 | コメント(3) | トラックバック(0) | 読みました | 日記

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