SIAM SHADE公式HPにてギターリストの
DAITAのコメント がUPされています。
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今回のHEART OF ROCK SEVEN には大きな意味があるのです。
2002年3月10日の武道館LIVEを最後に解散しましたが、5年後の2007年4月25日にがんにより他界したSIAM SHADEのチーフマネージャーであった中村新一氏の追悼の意を込め一夜限りの復活ライブ HEART OF ROCK が 同年11月18日に思い出の地武道館で行われました。
当時のパンフ、引っ張り出してみた。
LIVEパンフより
2007年4月25日、シャムシェイドを誰よりも愛し育てた男、チーフマネージャー・中村新一氏が他界しました。(享年49歳)最後まで諦めず、病気と戦い抜いた彼の姿を見て、俺たちに出来る事は、唯一無二の「新一ISM」を継承し、心からROCKして生きて行く事だと感じました。
そこで、故人の俺たちに対する愛情、ROCKに対する熱い想いに答えるべく、五年前、彼と共に渾身の思いを込めて挑んだ場所、日本武道館で一夜限りSIAM SHADEを再結成し、LIVEを行う事を決意しました。
中村新一とは?
昭和最後のロックバンド・マネージャーと称され、ビールを浴びように飲み、スイッチが入るとレコード会社の社長だろうが、局長だろうが、誰彼かまわずヘッドロック。
そして「腹割って話そうぜ」と熱いロック論を繰り広げ、翌朝になるとケロッと忘れている男。どれほどアルコールを胃にぶちまけても二日酔いとは無縁の豪傑。
その男が生涯をかけ、とことん愛したバンド、シャムシェイド。メジャーデューから突然の解散まで家族のように愛しきった。ぶつかり合いだって半端じゃない。言い合い、怒鳴り合い、つかみ合い。
だからこそ、シャムのロックは突き抜けた。誰もが味わえない涙と笑顔があった。天性のアマノジャクが揃った5人組。中村新一がマネージャーでなければ、デビューして一年で解散していただろう。
何せ高校時代「日本武道館で楽器のセッティングをしている夢を見た」という栄喜の、根拠のない成功イメージだけでバンドを始めた五人組なのだ。そしてキャッチーなデビュー曲「RAIN」、すぐさま、ぶっちぎりで売れまくり、これでウハウハの生活だと思い込んだ。日本武道館なんてお茶の子さいさいだと。ところが売れない。注目されない。どうしてなんだよ!という苛立ち、これも彼が全て受け止めた。
デビューして二年。「1/3の純情な感情が」がミリオンに迫る大ヒット。スタッフ全員が涙した。メンバーの夢、日本武道館ライブがセットされた。五人が喜ぶと思っていたら、大間違い。
「まだ早い」本物のロックバンドでなければ日本武道館のステージには立っちゃいけない。二年間、彼と転げ回るうちに五人はそう思うようになったのだろう。当時、ロックバンド・バブルと言ってもいい時代、ミーハー人気だけで、デビューライブが日本武道館というケースもあった。五人はその現象につばを吐いた。またもや関係者に頭を下げまったのが彼だった。
そこから、シャムは徹底的にライブハウスで演奏力を磨いた。全国くまなく回り、どんな過酷な環境でもファンを熱狂させた。ヒット曲を捨て、エナジーを取った。
いつしかライブ空間は無数の拳に満ち、ロック界で唯一無二の存在になっていく。
2001年12月28日常、満を持して日本武道館のステージに立つ。しかしその直後、シャムシェイドは崩壊の危機。解散ライブはやらないという五人に彼は言った。最後にファンを裏切るな。その一言で、シャムは再び日本武道館に立った。
そして、2002年3月10日、日本武道館で解散。ライブが終わり、夜が明けても彼はビールジョッキを片手に持っていた。生涯をかけて愛したバンドがなくなってしまう。太陽にバカヤロウと言ったに違いない。その夜が永遠に続いてほしかったからだ。
死を迎えるにあたっても、中村新一は伝説を残した。ガンの再発を知らされても全くあきらめない。「痛い」と一切口を割らない。ついには体脂肪率0%になっても、「俺は復帰してロック・レーベルを立ち上げる」と公言していた。最後の最後まで夢を見ていた。
千人を超える葬儀の参列の中に、シャムシェイドの5人がいた。5人が揃うのは約五年ぶり。その5人が彼と再開した。
花々に囲まれた顔。涙をこられるのに必死だった。声をかけても、もう返事は聞けない。無念に応えたい。その無念、一番の無念は、シャムシェイドの解散だったかもしれない。
「やるか、ライブ。一夜限りだけど、武道館で。新一ISM継承のために。」5人の意見が揃った。
もう二度と同じステージに立つことはない。五年前にそう決めた5人が、その気持ちを超えて再びあの日本武道館に立つ。
2007年11月18日。
この日、SHAM SHADEは彼に最高のROCKステージを届けると誓った。この日でなければならなかった。翌日50歳の誕生日を迎えるはずだった、彼への最大のプレゼントにするために。
文= 神 康幸より
あれから6年、今年はその中村新一氏の7回忌
そう、だから HEART OF ROCK SEVEN なのです。
そんな彼ら5人の純粋なROCKに対する熱い思いが込められたLIVEが今年、10月に!
第二次チケット販売受付 が開始されました。
この熱い男達、5人を見逃すな!
ちなみに、このDAITAのコメントのバックで流れている曲は
1995年10月21日に発売されたSIAM SHADEのデビューシングルの「RAIN」という曲です。
ではどうぞー!
こちらは当時のPV
若っ!
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SIAM SHADE | 音楽/映画/テレビ
Posted at
2013/06/19 00:05:18