砂漠の月のブログ一覧

　彦根城のお堀端。16時過ぎだったかな。ぼんぼりに明かりが入って、桜の木は紅葉が始まっていました。山だけではなく、そろそろ平地にも秋が近づいてますね。

　「不来方のお城の草に寝ころびて、空に吸われし十五の心」（石川啄木）なんて言って、彦根城のグランド（←昔はあった）の草の上に寝転がってたのも今は昔(--;

　被爆という言葉が、「（あの人が持ってるのを見て、うらやましくって欲しくなり）欲望にまけて、ちょっと無駄遣いしちゃったなぁ（でもまあいいや）」という程度の意味で、割と簡単に使われているケースが多いのですが。。。

　僕は、こういう「被爆」という言葉の使い方が、どうしても好きになれません。僕は被爆者じゃないし、親戚にも身の回りにも被爆者はいません。でも、被爆者が被った到底納得のいかない“理不尽な苦しみ”はわかるから、使いたくないなぁ。

　スペインのゲルニカの町は、ナチスドイツに無差別爆撃されて非戦闘員の一般市民が死んだ。ユダヤ民族だからという理由で、何百万人ものユダヤ人が大量虐殺された。

　重慶でも、南京でも、東京でも、無差別爆撃があった。広島と長崎も、無差別に原爆の攻撃を受けた。パレスチナでも、東欧を中心にヨーロッパで差別されて苦しんでいたユダヤ人を救うためだけに、パレスチナ人たちが死んだ。それは代償なんだろうか。復讐なんだろうか。

　日本人も他の民族も、人間は、残念ながらそんなことをしてしまうらしい。でもこういう死は、理不尽だと思うな。そういう「苦しみに満ちた死の記憶を孕んでいる言葉」は、他の人も軽卒に使うのをやめてくれるといいなあ。と、僕は思います。

　多くの人が、そういう記憶を忘れてしまってるんだなぁ。

（2008.10.17 01:00修正）

　またまた、琵琶湖米プラザ（琵琶湖大橋途中の「道の駅」）から。

　携帯の写真では、湖西から湖東を眺めています。守山市側の湖岸沿いに、ピエリという大規模ショッピングセンターができています。

　明日は妻の実家で所用。夕方から、バイク仲間が湖岸に集まるので、久々に顔出してみるつもり。僕は妻の実家からの帰り道で妻子連れ、車なんですけど(^^;　ちゅんまちぇん