スピーカーつながりでテクニクスSB-R100とパイオニアS-5PGについても書いておきます。
どちらも薄い形で壁掛けできるユニークな製品ですが、後継機は生まれませんでした。クルマの世界と同じであまりに突出した個性のものは消滅する運命のようです。
パイオニアS-5PG(1985年頃発売 19,500円)
このスピーカーはピンナップという愛称がつけられたもので、スピーカー脇にLPレコードジャケットサイズのガラスが付いていて、ガラス板の中に写真や絵をを飾れるようになっていました。またガラス板には枠が付いていて、レコードジャケットをそのまま飾る事もできるようになっていました。ガラスの部分がコルクになったモデル(S-5PC)もありました。
当時プリメインアンプはパイオニアの A-570という機種を使っていました。このアンプはスピーカーが2系統繋げるようになっていて、それを利用して自分の部屋とリビングに同時に音楽を流せるように線を引いてS-5PGをリビングの天井付近にアンカーで固定して使っていました。しかし今考えると、重さが4.4kgもあるガラス付きのスピーカーを頭上に吊り下げていたのは大変危なっかしい事をしていたと思います。
音質はウーファーが14cmある割りには低音が全然出ない感じで、あくまでインテリアの一部という感じで音質で聴かせるものではありませんでした。
S-5PG
S-5PC
pinupのマークは360°回転できるようになっていました。。
テクニクスSB-R100(1982年発売 30,000円)
同軸ハニカム平面ユニット搭載。
形はLPジャケットサイズの薄型で壁掛けと付属のスタンドで床などに置いて使う2通りの使い方ができましたが重量は4.5kgと見かけの割に結構重いものでした。
スピーカー口径は25cmで低音も十分に出て、メインスピーカーとしても通用するくらいのクオリティでした。
インテリア性にも配慮して付属のスピーカーコードは薄く裏表で違う色にするというこだわりようでした。このスピーカーをリアスピーカーとして使っていました。
フロントのHS-40Fとも通じる平面型スピーカーで形も斬新だった。この時すでに今のオーディオビジュアル時代を見据えたものだったが後が続かなかったのが残念。
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Posted at
2023/05/15 08:45:10