• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

nakamachoのブログ一覧

2024年03月27日 イイね!

ヤマハATRIOという家具のこと~オーディオビデオとリビングダイニング家具の融合

ヤマハATRIOという家具のこと~オーディオビデオとリビングダイニング家具の融合

昔(1994年頃)リビングとダイニング用にヤマハATRIOという家具を買いました。小さめの家のダイニングとリビングにおける家具をあちこち探して見つけた商品でした。

確か横浜西口にあるヤマハのビルの2階だったと思います。今でもリビングの方はそのまま使っています。テーブルと食器棚が一体になったダイニングのセットは小さい子供も独立してライフスタイルが変わったので全然傷んでないのに解体処分せざるを得ませんでした。残念❗️

30年も前の製品なのに大きい薄型テレビが載せられるゆったりしたサイズで下の段にはアンプ類を収納できるので古さを全く感じません。(当時のテレビはまだブラウン管だった)

しかしネットでこの製品の情報を探しても何故か全くヒットしませんでした。


買った当時カタログを貰っていたのですがずっと見つからずに捨ててしまったのだと思っていましたが意外なところに潜んでいて見つけた時はやった❗️と思いました。多少のシミと経年劣化による黄ばみもあるので他の人に価値があるかどうかわかりませんが今のうちにスキャンして残しておこうと思いました。


ヤマハとビクターは昔高級家具メーカーとしてもいろいろな製品を出していました。

ヤマハは家具だけでなくシステムキッチンまで手を広げていたのに今はGTラックというゴツいオーディオラックのみ残っているようです。

50年くらい経ったビクターのボックスもいまだに現役で使っています。これも組み合わせ家具の一つでした。

どっちともいいモノを作っていたのにもったいないと思っています。


ATRIOは豊富な形とサイズのパーツを組み合わせて完成する斬新でモダン(死語)な家具でヤマハらしくオーディオビデオを柔軟に収納できる優れた家具だと思います。照明付きガラス棚を備えたガラス扉のキャビネットにはレコードプレーヤーを収納して使っています。木の扉キャビネットにはLPレコードが3段にちょうどいい感じで収まっています。もうCDは出ていましたがまだレコードも廃れる前で、パイオニアが開発したレーザーディスクも勢いがあったのでLPLDが収納できるのはとても便利でした。


リビングでテレビとオーディオがぎゅっと凝縮して一ヶ所で収まっていられるのはATRIOという優れた家具のおかげです。

それ以前のオーディオラックのような無骨な感じではなくて明るい木目の色調と柔らかい曲線のデザインなのでリビングでも全く違和感がありません。

今こんな家具がもしあったら人気が再燃するのではないかと思っています。

オーディオもピアノなどの楽器も作っているメーカーならではの品質と精度を感じます。

しかし今ではコストの点でこんな贅沢な家具は作れないんじゃないか…とも思います。


altaltaltaltaltaltaltaltaltaltaltaltaltaltaltaltaltalt
















Posted at 2024/03/27 17:54:10 | コメント(0) | トラックバック(0) | 暮らし | 暮らし/家族
2024年02月03日 イイね!

ECとseiko洋と和の深いマリアージュ

ECとseiko洋と和の深いマリアージュECの事をもっといろいろ書きたいと思い続けていたのに文才の無さからほったらかしになっていました。ところがつい先日の朝テレビからこんな話題が流れて来ました。

ECと松田聖子の共通点として2人とも起伏の激しい人生ながら超長期間にわたって表舞台で活躍し続けていると思った事がありました。
そしたら偶然にもその聖子ちゃん、いや聖子さんがティアーズインヘブンをカバーしたというニュースがめざましテレビで流れました。
それがなぜ今頃なのかという事情は日本人なら誰もが知るところでしょう。
加えてネーサンイーストが参加しているということで何重もの意味で感慨深いものがあります。だからなのか、この曲はジャズナンバーと捉えられているようです。
早速YouTubeで共演する聖子とネーサンを観ました。




この歌はあまり抑揚が無いのが日本人の体質にマッチしているようで大人になった松田聖子の唄うティアーズインヘブンはとても自然に耳に入ってきました。EC自体がもともとは黒人のように感情を剥き出しにして歌い上げるタイプではないので余計に淡々とした聖子さんの歌い方がマッチします。アイドル全盛期は甘ったるい歌い方が正直苦手でしたが時を経て熟成したウイスキーのような渋味が滲み出てきたようです。ブリっ子アイドルだった彼女ももう還暦を超えているのです❗️
こういう形でECと松田聖子の融合が実現するとは、長めに生きているといろんな事が起きるものだと思う事しきりです。




改めて聴くティアーズインヘブンという曲、体が浄化されるような気持ちになるナンバーです。
いかに深い想いでこの曲を作ったのか、それまで何の接点もなかったはずのECと聖子の気持ちがガッチリ重なってより深く感じました。
淡々としながら静かに溢れる想いをグッと堪えつつ悟りを開いたような曲調は、ジョンレノンの名曲イマジンにも通じるものを感じます。
それにしても表現者=アーティストという職業に就いた者は洋の東西を問わず業が深いものだと思います。仕事自体身を削っているようなものですから。
Posted at 2024/02/03 11:20:11 | コメント(1) | トラックバック(0)
2024年01月28日 イイね!

キューブのミニカーをまた手に入れた2

キューブのミニカーをまた手に入れた2京商製オーガニックオリーブのZ12を手に入れた直後、また違うキューブをゲットしました。
altalt
なぜかビーンズの方はJコレクションになっている

キューブZ11のネオクラシカル(ビーンズ)です。以前にエアブルーを入手していたのでこれでネオクラシカルは2台目です。これも新品でした。20年近く経つ古いモデルなのに今でもピカピカの新品が手に入る事に毎度感激しています。
新年早々ラッキーが続いています。
altalt
今回キューブのカタログと見比べてわかった事。
このホイールは、15インチのワッフルホイールに黒の塗装をし、赤の挿し色にしているが、ホンモノのキューブは14インチでデザインも専用のものを使っている。
また、オーバーフェンダー風ブラックエアロパーツ部分もノーマルのキューブのボデーに黒い塗装をしたもののようだ。細かすぎるからかステンレスのボルトヘッドは付いていない。つまり、ノーマルのモデルに塗装だけでネオクラシカルに変身させたものだが雰囲気はとてもよく再現されていると思う。今まで塗装だけでネオクラシカルに変身させていた事に気付かなかった。
JOKEステッカーキットとボンネットストライプとボディサイドプロテクトシールも付いてZ11らしさにあふれている。

もともと買う予定はなかったのですが、ヤフオクのサイトでなぜかヤフーフリマというものが混じっていてそこで見つけたものです。それまでヤフーフリマ自体知らなかったのですが、とても安い値段で、しかもオークションではないのでその値段で即手に入るのです。しかも初回のサービスで値引きがあり、結局1,500円という激安でピカピカの新品が手に入りました❗️それがなぜヤフオクのサイトに載っているかも不明です。
そういう経緯で思いがけず色違いのネオクラシカルが揃いました。こうなると、黒のバージョンも欲しくなる…(確か京商ではこの3色が出ているはず)
内装のシートはオプションの「クラシカルレーサー」タイプの「イージーシートキット(チェッカー柄)」が付いています。
Z12と同じくフロントウィンドウが降りているので室内の様子もわかります。インパネやレーシーな感じのチェック柄のシートもgoodです。(オプションのクラシカルレーサーというシート全カバーを装着したもの)altaltalt
見にくいが後席もちゃんとチェック柄のシートカバーを着けているのがわかる。
15インチワッフルホイールに黒塗装と赤の挿し色を施したものは実際には無かったはずだが、あったらいいのにと思うほどキマッている。



以下はZ11とZ12を一緒に撮ったキューブギャラリーです。














Posted at 2024/01/28 11:15:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | Z11キューブ | クルマ
2024年01月26日 イイね!

キューブのミニカーをまた手に入れた

キューブのミニカーをまた手に入れたZ12キューブのミニカーをずっとコレクションしていますがある時からなぜか急に高くなっていました。(安くても一万円以上)
これじゃもう買えないなと諦めていましたが期待しないでヤフオクを覗いてみたら、なんとか手の届く値段で出品されているものを見つけました。(5,980円)
しかもずっと欲しかった京商製のオーガニックオリーブ色で、京商オリジナルのケースより大きくて豪華な日産用バージョン(ケースの斜め後ろに鏡が付いているタイプ)でした❗️
状態も無傷な新品でした❗️
これは見逃せないと思って入札。その後誰も入札しなかったのでめでたく落札できました。
altalt
このモデルを見てわかった事。ずっとなぜ屋根のリブが途中から始まっているのかと思っていたがガラスルーフ付きのものに合わせていたからだった。ふつうは前までつながっているはず。しかしこれのせいでアールの部分に水が溜まってしまう。設計の詰めが甘かったのか?

もしかしたらこのモデル、「キューブ ミニカー」だけのワードで検索してもなかなか出てこなかったので誰にも気づかれなかったのか❓とも思います。
(「キューブ ミニカー オーガニック」で検索するとすぐ出てきた)
今まで持っていたものはただのアクリル製の京商のオリジナルケースのもので日産仕様のような鏡は付いていません。日産のものは床面も凸凹の処理がしてあってクルマがとても映えるのです。車体もゆとりをもって斜めに配置してあり後ろ姿が鏡に映って小さいショールームのようです。この洒落たディスプレイが気にいっていたのでいつか欲しいと思っていたものがひょんなことから手に入ってとてもラッキーな気分です。
日産仕様と京商オリジナル仕様を並べてみるると京商のものが事務的で味気なく見えてしまいます。
altalt

比べると日産バージョンの方が断然イイ。箱にいれたままで動かさなくても後ろ姿までよく見える。これだけで完結したショールームのようだ。京商はJコレクションシリーズのもの。
このケースの弱点はクリアケースの部分を持つと台がくっついてこないので運びにくい。クリックを付けて台ごと持てるようにしてほしい。

改めて見る京商のキューブはとても良く出来ていてむしろ実物よりカッコいいように見えます。
このミニカーが最初にあってそれを元にホンモノを作ったんじゃないかとさえ思えるくらいです。
以前クラフトダンボール色(この色がZ12のテーマカラーだと思う)を入手しましたがミリタリーなオーガニックオリーブ色もZ12のデザインにとてもマッチしています。自分のキューブはビターショコラという色ですが、この色はZ11型からあった色でプラスコンランという限定バージョンで初めて使われた色で、それを引き継いで使ったものだと思います。これもZ12ではよく見る色で気に入っていますが、街で他の色を見るとアレもいいなとつい目で追ってしまいます。
altaltaltalt
ウチのキューブはスタイリッシュガラスルーフがついてないから羨ましい!

フロントウィンドウが降りているので室内の様子もよく分かります。ダッシュボードのデザインもよく再現してあります。(メーターパネル部分はやや雑なのが惜しい)ラウンジしたシートの感じもでています。もうちょっとフカッとした感じがあると更に良いと思いますがプラスチックなのでやや硬質な雰囲気なのが惜しい部分です。
altaltalt
メーターパネルとシートの質感がやや惜しいがそれ以外はとても頑張って再現していると思う。

これよりスケールの小さい(1/64)トミカのキューブもありますが、トミカの方は出来がイマイチな感じがします。ホイールのデザインが汎用(他のトミカと共通)のものを使っているせいかなとも思います。
スケールが小さいせいもあると思いますがコレクションする側からすると残念です。
トミカは子供が手に取って走らせるもの、京商は棚に飾って眺めるものという違いもあります。
それに対し京商のキューブ(1/43)はホイールのデザインまできちんと再現して、Gグレードのアルミホイール+スタイリッシュガラスルーフ付きとそれ以外(標準)のホイールキャップタイプまで使い分けています。自分の持っているものではパトカーと救急車が標準のホイールキャップとスタイリッシュガラスルーフ無しのタイプです。(ただしタイヤ自体はGの195/55R16に近い感じなので本来は175/65R15の標準のホイールキャップも若干大きく見えます。)
しかし全体としては京商製のキューブは鑑賞用として充分に良く出来ていて、キューブ好きとしては大満足な出来です。alt
Posted at 2024/01/28 03:42:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | Z12キューブ | クルマ
2023年11月06日 イイね!

サンタナSACD購入記

サンタナ(フォルクスワーゲンではなくロックの)のSACDは活動初期の1970年代にリリースされた4チャンネルレコードが続々とSACD化されています。そして現在も進行中のようです。というのは先ごろ日本ではレコードでリリースされなかった4チャンネル音源も発売され出したからです。
私はその内の3枚を買って聴いて従来の4チャンネルレコードでは聴けなかった凄い音場に感動しました。その熱が冷めないうちに書き留めておこうと思いブログにしました。
しかし書きたい項目が多すぎる割に文章力が足りないのでダラダラとまとまりのない文章になってしまいました。
alt
サンタナⅢ
alt
キャラバンサライ

まず最初に買った2枚について書きます。
凄かった❗️サンタナマルチチャンネルSACD

サンタナのマルチチャンネルSACD2020年のファーストアルバムを皮切りに次々とリリースされ今も継続中です。

しかし万年金欠気味の私はずっとそれを買いませんでした。それは値段が高い事、アナログの4チャンネル盤は遥か昔から持っているのでSACD化されたからと言ってどれほどの違いがあるのか疑っていたからです。ところが久しぶりにAmazonを覗いてみたらサンタナⅢとキャラバンサライの2枚が少し安くなっているではありませんか❗️しかも新品です。Amazonではなぜ新品のCDが安くなるのかその仕組みはわかりませんが万年金欠の私には大歓迎です。

サンタナとしては3枚目と4枚目に当たる作品で最も脂の乗り切った人気絶頂の時期です。

かねてからレコードとどれくらい違うか知りたかった私はやっとその2枚をポチッとすることができました。13,500円くらいで手に入りました。(定価は5,000円近い)

 そして初試聴は…レコードとのあまりの違いに愕然とする結果になりました。

いわゆる分解能と言うか、セパレーションというか、音のクリアさがまるで違うのです。今までサラウンドはなんとなく後ろからは間接的な残響音がフワッと聴こえるものという認識でしたが、これはまるで違いました。

リアスピーカーからもフロントと全く同じクオリティの(直接音並みの)音がビシバシ出てきます❗️

リアは脇役という概念を覆して全部のスピーカーからメインの音が出ている感じなのです。

今まで何十年もレコードの音がホンモノと思ってきた私はショック❗️でした。

 サンタナ好きとしてもしこれを聴かないままこの先ずっと過ごしていたらと思うとゾッとすると言っていいほど聴いて良かったアルバムです。

 こうなると他の既発売アルバムもこれから出るであろうアルバムも全部聴かない訳にはいかなくなりました。

 初めてリアスピーカーもフロントと同じユニットのものにして良かったとしみじみ思いました。

昔の4チャンネルステレオのリアスピーカーは軽くて薄いオマケ的なものが主流でした。アナログ時代はそれでなんとか誤魔化せたのかもしれませんがが、このクオリティの音を知ったらそれでは済まないと誰でも実感すると思います。

それほどレコードの4チャンネルとマルチチャンネルSACDのレベルが違うという事かも知れません。

 これを作ったソニーミュージックは豪華な装丁のことより音の凄さをもっと大々的に宣伝すればいいのに…とさえ思うクオリティの高さです。

 SACDの商品化は豪華な装丁の方がメインで音質の差は付加価値程度のものなのではないかと思っていたのですが完全にイイ意味で裏切られました。


alt
サンタナ(ファーストアルバム)

次に上の2枚の音に驚いて続けて買ったファーストアルバムについて
サンタナマルチチャンネルSACD試聴記第2

サンタナのマルチチャンネルSACDは近年続々とリリースされています。

と言っても昔あった4チャンネルレコード音源をSACD化したものなので、そのレコードを持っている私はどうせ同じ音源なのでいくら豪華な装丁になっているからといって値段も高いしまあいいか…と思っていました。

ところが最近、日本ではレコード未発売だった4チャンネルのSACD版がリリース50年を記念して発売されました。(ジョンマクラフリンとの共作魂の兄弟たち)

未だ聴いたことのない4チャンネルのSACD版にはさすがに興味をそそられました。

それがきっかけで買ったSACDの音はそれは今まで何十年と聴いてきたのは何だったのかというほどの音のグレードの違いでした。

もう、他のサンタナSACDを買わないという選択肢は無くなりました。でも定価じゃ高すぎてなかなか手が出ない…という経過でまたダメ元でAmazonを覗いたらラッキーなことに今度はファーストアルバムのマルチチャンネル盤が安くなっていました❗️

まるでスーパーの野菜みたいです。CDはいつから生鮮食品並になったのでしょうか

こういう不思議は自分で体験しないとわからないことです。

 …実は、ジェフベックのSACD版も全部(5枚)持っていて、その生々しさには感激済みでした。

しかしベックの方はなぜかSACD化に際して4チャンネル音源を5.1チャンネルにグレードアップするという手法をとっていて、そのために音の臨場感が更に凄くなっているのかと思っていたのです。

一方サンタナの方はもとの4チャンネルレコードから同じ4チャンネルSACDにしたものなので多少セパレーションが良くなるくらいで基本的には同じ音が出るものと思いこんでいました。(もちろんセンターチャンネルからは音は出ません。)

しかし、試聴した結果はまるで別物でした。同じ4チャンネル同士なのでなおさら違いがはっきりわかって近年にない嬉しいショックでした。その音は再生音というよりは送り出し側の音をそのまま聴いているようなダイレクト感のあるものでした。初めてリアスピーカーが本来の能力を発揮したような感じです。

 発売元のソニーミュージックの宣伝文を見てもそこまではわかりませんでした。これは過大広告ではなくて、むしろ過小広告だと思いました。

 サンタナ関連の4チャンネルレコードは魂の兄弟たちの後も5枚リリースされました。

ということは今後もそれらがSACD化される可能性が大です。

 そのアルバムは次の通りです。

1974年 ウェルカム(※11月発売) 啓示 不死蝶

1976年 アミーゴ フェスティバル


興奮のあまり同じアルバムをレコードとSACDを切り替えながらも試聴しました。結果は薄いモヤがかかったようなレコードの音に対しまるで送り出し側の音をそのまま聴いているようなSACDが圧勝でした。それには半世紀のテクノロジーの進化とレコードの聴きすぎによるすり減りや経年劣化など複数の要因があると思います。もしレコードが新しい状態だったらもう少し違う結果になったと思います。
また、両者の音の出方についてある違いを感じたので記しておきます。レコードは溝の奥の方から音が盛り上がってくるような感じに対し、SACDは盤の表面からワッと音が出ているような感じ、クルマで例えるとエンジンの徐々にパワーの出る感じとモーターの瞬時に出力が上がる感じの違いでしょうか❓

昔と今 4チャンネルレコード→マルチチャンネルSACD
私が若い頃今のCDに当たるのはレコードで、買う所はレコード屋、値段は定価で買うものでした。
今はそれがCDになり、買う場所はCDショップよりAmazonの方が便利です。しかも値段が時価のように変動するので安くなったら買うという選択ができます。いつからこうなったのか❓ジェフベックのSACDを買う時初めてこの買い方を学びました。
レコードもCDも滅多に買わなくなって長〜い年月が経ち、気づいたら世の中がそうなっていたのです。まるで浦島太郎状態でした。
…ベックのマルチチャンネルSACDがようやく揃って(全5枚)次はサンタナの番です。
サンタナⅢとキャラバンサライが安くなっていたのでこれはチャンスと思ってすぐにパソコンのキーボードを叩いて購入。すると翌日の午前中にはもう玄関に届いていました。今どきの置き配なので知らないうちに家から一歩も動かないのに荷物が届いているのは昔電車を乗り継いで秋葉原の石丸電気の巨大なレコード店に通って重いレコードを10枚くらいまとめて買っていたのを思い出すと隔世の感があります。
外の床に置いてあるという事は、盗まれたらそれまでなのにそのシステムが社会全体で当たり前に成り立っている日本とは凄い国だと思います。

到着したサンタナのマルチチャンネルSACDは二枚とも見開きジャケットなので手にするとズッシリとした重厚感があり思わず嬉しくなります。(ベックは全部シングルジャケット)
しかもこのシリーズは全てジャケットサイズを昔のシングルレコード盤のサイズに拡大しているので小さ過ぎて迫力のない普通のCDよりジャケットを眺める楽しさもあります。誰が考案したのか、もとのLPレコードからのサイズダウン率が実に絶妙だと思います。
そして当時の付録などもスケールダウンして添付しているのは私のように当時を知る者にはとても嬉しい手法です。
このマニアックなやり方は日本のソニーミュージックが独自に行なったもので、作る側にもオタクな国民性が感じられます。(他国ではここまでやらないだろう)
そう思う一方で、余計な付録をたくさん付けて保管にジャマなサイズにして値段を釣り上げて売るのが悪質だという見方もあるようで、私も確かにそう思う一面もあります。しかし実際にモノを手に取ってみると、満足感の方が大きいのです。オリジナルジャケットと比べてみると、アルバムごとに微妙に違う紙の質感までしっかり再現している事がわかります。
しかしながら、なんの告知もなく本国では発売されていた4チャンネル盤をスルーしておきながら半世紀も経った今になって豪華ジャケット付きSACDにして出すとは、怒っていいのか喜んでいいのか愛憎合い半ばしてとても複雑な気分です。
…と言うのも1970年初頭に大人気だったロックグループサンタナは日本ではCBSソニーからSQ4チャンネルレコードを次々に出し、キャラバンサライまで計6枚出しました。

ところが本国ではその後もSQ4チャンネル版が続々と出ていたのです。

私がその事を知ったの今から僅か56年前海外のdiscogsという世界中の中古音楽ソフトを入手できるサイトを見つけた時でした。

それまでその事を全く知らず何十年も過ごしてきたので知った時は大変なショックでした。

宣伝文句では音の凄さを自慢していますが、冷静に考えると半世紀も前にレコードで出していた音源を今頃になってやっとSACD化したに過ぎないのですから。ソニーはハード面でも4チャンネルステレオを大々的に宣伝していたのに本国では売られていた4チャンネルレコードをバッタリ出さなくなったのは大変無責任だったと思います。それも含めて発売にあたってあまりに遅い仕事に詫びの一言を入れて欲しかったと思います。
…SACDの誕生は20世紀の終わり(1999年)でもう24年も経つのです❗️
なんでそのタイミングで出してくれなかったのか、あまりのノロさには呆れるばかりです。
その時ですらアナログ版から4半世紀も経っているのです❗️つまり今からはざっと50年経過しています❗️
でもなんとか今まで生きてて良かった❗️と言えるくらいこのSACDは素晴らしいものでした。

しかし、SACDを買った人でも、マルチチャンネルで聴いている人はどれほどいるのかは疑問です。このSACDはハイブリッド構造になっていて普通の2チャンネルCDプレーヤーでも聴ける他、2チャンネルSACDプレーヤーでも聴けます。しかしマルチチャンネルは専用のプレーヤーでないと再生できないからです。
こういうわかりにくい仕組みは親切なのかわかりにくいのか結局その両方のような気がします。
サラウンドオーディオシステムを持っていて、その中でマルチチャンネルSACDが再生できるプレーヤーを持っている人がどれだけいるのか❓と考えると、とても少ないだろうという結論になります。
この凄いサウンドを知った今、結局ほとんどの人はこれを聴かないんだろうと思うととてももったいない気持ちです。

私はこのSACDを世代を超えたリスナーに聴いて欲しいと思いますが、これをラジカセのようにワンタッチの操作で聴けるハードはありません。それより以前にマルチチャンネルSACDを聴く装置を揃える事自体がとても分かりにくいので一般の人には手が出しにくいものになっています。
鳴物入りで登場したかつての4チャンネルステレオでも数年で撤退という手痛い失敗を経験しているのにハードを作るメーカーはホントに商売がヘタだなと思います。
せめてもう一度あの時のような4チャンネルステレオのようなセット形態で出したらどうかと思うのですが、時期既に遅しの感もあります。
そのことからこれを買った人でも2チャンネルで聴いている人が多いと思います。大型のジャケットといろいろな付録に魅力を感じて買う人もいると思うからです。
だからノーマルな理由で買う私のような層は意外と少ないのではないかと思いますがこの凄さを体験できないのは非常に残念に思うのです。

マルチチャンネルSACD化と豪華な装丁をセットにしたのはそれだけこの企画に力を入れてるからでしょうがついでに値段も高くなっているので私のような貧乏人向けに普通のジャケット版も出して欲しい気持ちもある反面、オリジナルを忠実に再現したこのセット(タスキや解説文や中袋まで再現している)を手にすると、やはりこれを買って良かったと思うのも事実です。
それほどパーカッションの洪水が特色のサンタナと4チャンネルサウンドは相性が良く、4チャンネルはサンタナのために作られたのではないかと思うほどです。

また、ジャズのマイルスディヴィスのビッチェズブリューとライブイヴィルもSQ4チャンネルレコードで持っていますがこれもマルチチャンネルSACD化されており、どんな凄いサウンドになっているのか俄然聴いてみたくなりました。
alt
ビッチェズブリュー
alt
ライブイヴィル

もうひとつ4チャンネルで有名なものでは他にピンクフロイドがあります。(ピンクフロイドの狂気も最近マルチチャンネルSACDがリリースされました)
こちらもレコードで持っていますがSACDだとどれくらい違うのか気になるところです。
alt
狂気

これらのアルバムは近年ソニーミュージックから続々と出ており、レコード発売当時の付録などが付いて、その代わり結構な値段をつけて売られている。この抱き合わせ商法はあくどいのか親切なのかその両方なのか?

Posted at 2023/11/06 22:49:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | オーディオと音楽 | 音楽/映画/テレビ

プロフィール

「気に入りました http://cvw.jp/b/1309032/42873871/
何シテル?   05/20 04:07
nakamachoです。よろしくお願いします。クルマの他オーディオビデオも好きです。
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

キューブのミニカーをまた手に入れた 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/01/28 03:55:04
ポップシンガーとしてのEC 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/12/29 09:39:59
好きな音楽の話15 読むCREAM 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2022/06/29 11:31:47

愛車一覧

日産 キューブ 日産 キューブ
キューブ15Gビターショコラに乗っています

過去のブログ

2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation