昔(1994年頃)リビングとダイニング用にヤマハATRIOという家具を買いました。小さめの家のダイニングとリビングにおける家具をあちこち探して見つけた商品でした。
確か横浜西口にあるヤマハのビルの2階だったと思います。今でもリビングの方はそのまま使っています。テーブルと食器棚が一体になったダイニングのセットは小さい子供も独立してライフスタイルが変わったので全然傷んでないのに解体処分せざるを得ませんでした。残念❗️
30年も前の製品なのに大きい薄型テレビが載せられるゆったりしたサイズで下の段にはアンプ類を収納できるので古さを全く感じません。(当時のテレビはまだブラウン管だった)
しかしネットでこの製品の情報を探しても何故か全くヒットしませんでした。
買った当時カタログを貰っていたのですがずっと見つからずに捨ててしまったのだと思っていましたが意外なところに潜んでいて見つけた時はやった❗️と思いました。多少のシミと経年劣化による黄ばみもあるので他の人に価値があるかどうかわかりませんが今のうちにスキャンして残しておこうと思いました。
ヤマハとビクターは昔高級家具メーカーとしてもいろいろな製品を出していました。
ヤマハは家具だけでなくシステムキッチンまで手を広げていたのに今はGTラックというゴツいオーディオラックのみ残っているようです。
50年くらい経ったビクターのボックスもいまだに現役で使っています。これも組み合わせ家具の一つでした。
どっちともいいモノを作っていたのにもったいないと思っています。
ATRIOは豊富な形とサイズのパーツを組み合わせて完成する斬新でモダン(死語❓)な家具でヤマハらしくオーディオビデオを柔軟に収納できる優れた家具だと思います。照明付きガラス棚を備えたガラス扉のキャビネットにはレコードプレーヤーを収納して使っています。木の扉キャビネットにはLPレコードが3段にちょうどいい感じで収まっています。もうCDは出ていましたがまだレコードも廃れる前で、パイオニアが開発したレーザーディスクも勢いがあったのでLPとLDが収納できるのはとても便利でした。
リビングでテレビとオーディオがぎゅっと凝縮して一ヶ所で収まっていられるのはATRIOという優れた家具のおかげです。
それ以前のオーディオラックのような無骨な感じではなくて明るい木目の色調と柔らかい曲線のデザインなのでリビングでも全く違和感がありません。
今こんな家具がもしあったら人気が再燃するのではないかと思っています。
オーディオもピアノなどの楽器も作っているメーカーならではの品質と精度を感じます。
しかし今ではコストの点でこんな贅沢な家具は作れないんじゃないか…とも思います。
サンタナのマルチチャンネルSACDは2020年のファーストアルバムを皮切りに次々とリリースされ今も継続中です。
しかし万年金欠気味の私はずっとそれを買いませんでした。それは値段が高い事、アナログの4チャンネル盤は遥か昔から持っているのでSACD化されたからと言ってどれほどの違いがあるのか疑っていたからです。ところが久しぶりにAmazonを覗いてみたらサンタナⅢとキャラバンサライの2枚が少し安くなっているではありませんか❗️しかも新品です。Amazonではなぜ新品のCDが安くなるのかその仕組みはわかりませんが万年金欠の私には大歓迎です。
サンタナとしては3枚目と4枚目に当たる作品で最も脂の乗り切った人気絶頂の時期です。
かねてからレコードとどれくらい違うか知りたかった私はやっとその2枚をポチッとすることができました。1枚3,500円くらいで手に入りました。(定価は5,000円近い)
いわゆる分解能と言うか、セパレーションというか、音のクリアさがまるで違うのです。今までサラウンドはなんとなく後ろからは間接的な残響音がフワッと聴こえるものという認識でしたが、これはまるで違いました。
リアスピーカーからもフロントと全く同じクオリティの(直接音並みの)音がビシバシ出てきます❗️
リアは脇役という概念を覆して全部のスピーカーからメインの音が出ている感じなのです。
今まで何十年もレコードの音がホンモノと思ってきた私はショック❗️でした。
昔の4チャンネルステレオのリアスピーカーは軽くて薄いオマケ的なものが主流でした。アナログ時代はそれでなんとか誤魔化せたのかもしれませんがが、このクオリティの音を知ったらそれでは済まないと誰でも実感すると思います。
それほどレコードの4チャンネルとマルチチャンネルSACDのレベルが違うという事かも知れません。
サンタナのマルチチャンネルSACDは近年続々とリリースされています。
と言っても昔あった4チャンネルレコード音源をSACD化したものなので、そのレコードを持っている私はどうせ同じ音源なのでいくら豪華な装丁になっているからといって値段も高いしまあいいか…と思っていました。
ところが最近、日本ではレコード未発売だった4チャンネルのSACD版がリリース50年を記念して発売されました。(ジョンマクラフリンとの共作魂の兄弟たち)
未だ聴いたことのない4チャンネルのSACD版にはさすがに興味をそそられました。
それがきっかけで買ったSACDの音はそれは今まで何十年と聴いてきたのは何だったのか❓というほどの音のグレードの違いでした。
もう、他のサンタナSACDを買わないという選択肢は無くなりました。でも定価じゃ高すぎてなかなか手が出ない…という経過でまたダメ元でAmazonを覗いたらラッキーなことに今度はファーストアルバムのマルチチャンネル盤が安くなっていました❗️
まるでスーパーの野菜みたいです。CDはいつから生鮮食品並になったのでしょうか❓
こういう不思議は自分で体験しないとわからないことです。
しかしベックの方はなぜかSACD化に際して4チャンネル音源を5.1チャンネルにグレードアップするという手法をとっていて、そのために音の臨場感が更に凄くなっているのかと思っていたのです。
一方サンタナの方はもとの4チャンネルレコードから同じ4チャンネルSACDにしたものなので多少セパレーションが良くなるくらいで基本的には同じ音が出るものと思いこんでいました。(もちろんセンターチャンネルからは音は出ません。)
しかし、試聴した結果はまるで別物でした。同じ4チャンネル同士なのでなおさら違いがはっきりわかって近年にない嬉しいショックでした。その音は再生音というよりは送り出し側の音をそのまま聴いているようなダイレクト感のあるものでした。初めてリアスピーカーが本来の能力を発揮したような感じです。
ということは今後もそれらがSACD化される可能性が大です。
1974年 ウェルカム(※11月発売) 啓示 不死蝶
1976年 アミーゴ フェスティバル
ところが本国ではその後もSQ4チャンネル版が続々と出ていたのです。
私がその事を知ったの今から僅か5〜6年前海外のdiscogsという世界中の中古音楽ソフトを入手できるサイトを見つけた時でした。
それまでその事を全く知らず何十年も過ごしてきたので知った時は大変なショックでした。
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