ふと新聞紙を見たら見つけたので新旧ECステージ評を載せました。
また値上げをするようなのでもう新聞をとるのをやめようかと思っていましたが、この記事を見つけられたのは良かったです。
1977年10月4日 夕刊読売新聞
当時のEC来日はこの時期と決まっていた。
初来日の74年、75年に続く3度目の来日。
私は確か今は無き新宿厚生年金ホールで観た。
ステージ上に風船をたくさん飾っていたような記憶がある。
この時期のECは(32歳くらい)クスリを克服したかわりに酒に溺れていたようだ。
確かにステージで少しふらついていたような感もあったような気がする。
(多分この頃のことだと思うが、ピーターバラカンが新幹線のホームでECを目撃した時の事をどこかで読んだ。それによると彼は酔っていてひとりで騒いでいる様子が痛々しかったそうだ。)
記事は鬼気迫るうまさと書かれている。確かに曲によっては凄みがあるのだが、途中では自分の気持ちがややダレ気味になる部分もあった。私がECのステージを通してずっと一貫して抱いている感情だ。
しかしこの時点で既にキャリアが歌っていると書かれているのが凄い。
松本勝男はサンタナのロータスの伝説でもライナーを書いていた人物。
この記事を書くために初めて調べたら、ロックだけでなくジャズやクラシックや歌謡曲も聴いていたらしい。
2023年4月27日 (木)朝日新聞(夕刊)
書評を読むと、お馴染みのレパートリーのオンパレードのようだ。前回私が観た時とほぼ同じナンバーが並んでいる。
やはり思った通りだった。
ECの事を書こうとすると、つい辛口になってしまう。でもそれが正直な気持ちで自分の思い描く姿と乖離しているからだろう。だから誰のせいでもなく自分の思い入れが強すぎるのだろう。
彼にとってはいい迷惑かも知れない。
ただ願わくば歌って弾くポップスターのようなスタイルだけでなくプレーヤーとしての彼ももうちょっと観ていたかったのだ。それがずっとモヤモヤしている原因か?
ECの過去のステージで一番ショッキングだったのは、持ち歌を一切やらなかったゴリゴリのブルースナンバーオンパレード(95年か)の時だ。ヤル気を出した時のECはホントに凄い❗️と思う。ああいうステージをまた観たいのに大抵無難なヒットパレード的なものになってしまうのでなんで?と思ってしまう。だから行っても心から楽しめないのだ。
(悪口ではありません。ECへの永遠のラブコールです。)
46年の時を経て新聞もずいぶん変わった。
モノクロはカラーになり、文字のサイズはグッと拡大した。今後更に大きくなるらしい。
比較すると昔の新聞の字の小ささに驚く。
ECも自分も含めて人類の大半が老人になったのだ。
Posted at 2023/04/29 02:23:29 | |
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