
アンプは何を買うか?オーディオ機器を改めて揃えるのはざっと30年ぶり以上なのでかなり迷いましたがネットで検索し、良いと思ったのがヤマハ
RX-V579でした。ヤマハのサラウンドアンプはラインナップが多く、この機種は中間グレードですが決め手となったのはネットで特集されていた記事でひとつ下の
RX-V479との比較で、値段は数千円しか違わないのに
579から上の機種は一段階グレードの高い音質のパーツを使っていると書いてあったこと、また
7.1chアンプがついていること(
479は5.1ch)、
フロントサラウンド機能がある事(リアスピーカーを前に置いてもサラウンド効果が得られる!)、FM/AMチューナーが付いている事など他社製品に比べても至れり尽せりの機能がついて4万円以下という、昔の感覚からは信じられない安さでした。(レシーバーという呼び方は昔からチューナー付きアンプの呼称として使われてきたようです)
ところでこの機種は後継機種として
RX-V581が既に出ていました。
579との大きな違いは新しい技術の
ドルビーアトモスと
DTS-Xが搭載された事です。これは水平方向の立体音響に対し上下方向の立体音響を加えたものです。そのためのスピーカーも追加され、(イネーブルドスピーカーという)上を向いたスピーカーから天井に音を出してその反響音を聴くというものです。これはこれでかなり気になる画期的な新機能でしたが私の場合あくまで
4チャンネル再生を軸としたオーディオを想定していたので
579にしました。(値段も型が古い分安かった)
RX-V579は古い
4チャンネルレコードRMと
SQ方式の両方に対応するポジションがついている事が分かったからです。以前からもっている
4チャンネルレコードが聴きたかったのですが古い機器が動かなくなってしまい、今時
4チャンネルが聴ける機械などないと思っていたので、この情報を知った時はすごくうれしかったです。
(RM方式はドルビープロロジックⅡⅩが、SQ方式はDTS Neo:6が対応するという記事を発見)このモードの通りに再生すると確かにその効果が確認できます。
もう一つの理由は最新型RX‐V581のカタログでは、ドルビープロロジックⅡⅩポジションがなくなっていたのです。最新機能搭載の代わりに省かれたのでしょうか。他社にも両方に対応する機種はありましたが、4チャンネル対応以外の最新機能も豊富で、しかも値段も安かったのがヤマハにした最大の理由です。ひと昔前の基準からすると、この機能とスペックで4万円未満というのは驚くべき安さだと思います。
サラウンドアンプのもう一つの特徴は、2chの音源もサラウンド効果を得られる事です。最近昔のFM放送などの音源をこれで聴いているのですが、まるでスタジオかホールで聴いているような臨場感を感じる事ができます。ステレオとサラウンドを切り替えるとその効果がよくわかります。(ただしソースによっては不自然になる場合もある)
今頃なぜ大昔の4チャンネル再生ができるのか?
前にも書きましたが4チャンネルは化石のような技術でハードもソフトも1980年頃には既に消滅しかかっていました。その後かなり長い間人々の話題にのぼることも無くなって私もオーディオから足を洗っていたので4チャンネルは記憶の彼方という感じでした。
…四半世紀も経ってサラウンドという技術が普通になりましたが、これと4チャンネルは別物と思っていましたがある記事でサラウンドの中で4チャンネル再生ができるモードがあると知って俄然興味が湧いてきました。互換性(4チャンネル再生が正しく出来ているか)は測定機器によって確認されているので確かなようです。メーカーはどこにも謳ってないのに熱心な4チャンネルマニアが発見したようです。しかしなぜかメーカー側はその事について一切触れないので私のような無知な人間には長い間その事がわからなかったというわけです。
Posted at 2020/05/18 19:05:46 | |
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