2021年12月18日
医学事典の「MSDマニュアル」によると、一酸化炭素は無色無臭で、吸い込むと血液による酸素の運搬が阻害される。濃度によるが、一酸化炭素を吸うと、軽度では頭痛、吐き気、めまい、中~重度では、判断力の低下や意識の消失、けいれんなどが起こる。重度だと多くの場合、死に至る。
東京消防庁の資料によると、空気中の一酸化炭素濃度が0.01%程度でも、頭痛を覚えることがある。0.07~0.1%の環境に3時間ほどいると脈が速くなり、意識障害をきたす。0.5~1%では、1~2分で死亡するとされる。
消防白書によると、ここ数年の火災では一酸化炭素中毒による死亡が3割ほどを占め、やけどと並んで最も多い死因のひとつになっている。
軽度の場合は新鮮な空気を吸うことで回復するが、中~重度だと自力で動くことは難しく、助けが必要になるという。重度の場合、高濃度の酸素を吸わせて治療する。
ニュース記事のコピーですが、濃度によっては短時間で死ぬ。今回の場合、どれぐらいの時間で一酸化炭素の濃度が上がったのか分かりませんが、よく言われるケムリに巻かれないように姿勢を低くしてと言うのも一酸化炭素は二酸化炭素同様に重いと思うので、その場に留まる場合は姿勢を低くするのは、自殺行為なんじゃないのかと思いました。
この辺は専門家の人じゃないと分かりませんが。
いずれにしても、いざという時のサバイバル知識が必要なのかもしれません。咄嗟の判断が自分を守る唯一の方法ですね。
Posted at 2021/12/18 08:17:45 | |
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