
インターネットラジオ(以下Webラジオ)なるものが普及を始めてしばらく経つのだけれど、皆さんご存じだろうか。Windows Media PlayerやReal Player、WinAMP等のオマケのように思われているかも知れないが、ブロードバンドが定着した今では、手軽に世界中のコンテンツが楽しめるメディアとして急速に普及しているのだ。
ラジオと言うからには時間ごとに番組があって、それぞれDJがトークを交えて音楽をかけていると思われるだろう。確かに日本のWebラジオは地上波ラジオのスタイルを踏襲していて、流れる曲も売らんがための宣伝に過ぎず(フル演奏されることは少ない)大した内容ではない。もっとも音楽メインな私の主観であって、人によってはトークを楽しんでいる人もいるだろう。
ところがラジオ大国アメリカでは大違い、日本のようなトーク中心の番組は少なく、音楽がノンストップで流れ続けるものなのだ。放送局ごとに得意のジャンルを持ち、ロックならロック、ソウルならソウルミュージックばかりを延々と流し続ける。それがラジオというものなのだ。
この国ではインターネットラジオも同様であり、曲間にDJがjingleをはさむ以外は曲が流れっぱなし。放送局ごとにジャンルがあるのも同じで、自分の好きな音楽にどっぷり浸かることができる。また非常に高音質で、私はパソコンのLINE OUTからアンプに繋いで聴いているが、ノイズもなくCDにもひけをとらない音質だ。
2,3年前までは大した局がなく選曲もマイナーなものが多かったが、あなたも試しにWinAMPやiTunesのListを見てみるといい。Tecno,Blues,各国のWorld MusicからTop40 Hitsまで何でもある。なぜかMicrosoftはこのメディアに関心が無いのか、Media Playerでは大した放送局が登録されていない。
私がこのWebラジオに再び注目することになったきっかけは、
『ヒゲのおじさん』のブログからだ。
『Station Ripper』というネットウェアで、WebラジオのコンテンツをMP3化してくれるものだ。これだけなら今までにもあったのだが、このソフトの凄いところは「リアルタイムで1曲ごとに切り分けてMP3化」してくれ、さらに「ファイル名とID3タグまで自動的につけてくれる」ところ。無料バージョンでは2局まで、シェアすれば最大600局からの放送を同時ダウンロードしてくれる。
Smooth Jazzが大好きな私はさっそくダウンロードを開始した。あっという間にフォルダにMP3ファイルが増えていく。この様子だとすぐハードディスクがパンクする勢いだ。私のAVナビはMP3対応なので、そのままCD-Rに焼いて車に持ち込めばいい。曲間が途切れてしまうのがMP3の残念なところだが、大した問題ではない。アーティスト名も曲名も分かるから、気に入ったらCDを買う。こりゃ宣伝効果も十分にあるではないか。
以来、部屋にいる間じゅう音楽が流れ続けている。好きだったKiss-FM神戸がTokyo FM系列になり、激しくレベルダウンからというもの、良質なソースを欲していた自分には、この手段は非常にありがたい。いずれ車でもWebが常時接続できるようになれば、ラジオの地域性など吹っ飛んでしまうだろう。
少し残念なのは、日本のWebでは著作権やJASRACが邪魔をして自由に曲が流せないこと。本来、Webラジオは個人でもラジオ局を立ち上げることができる手軽なメディア。こんな事をやっているから日本の音楽業界は、どんどん矮小化していくのだと思う。音楽をもっと楽しみたい人には、Webラジオで洋楽をどんどん聴くことをお勧めしたい。
※お奨めのラジオ局を紹介する
「今日のWebラジオ」を連載中。こちらもぜひ!
※追記。
WinAMPでインターネットラジオを聴く方法
Posted at 2005/05/03 23:46:00 |
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