昨日のクイズ回答です
見通しがいいはずなのに、何故かノーブレーキ状態で
出会い頭衝突をしてしまうという不思議な
田園型事故
または、
十勝型事故とも言われる事故の原因としては
人間の視野特性に起因する注意力の低下や、一種の
錯覚にあると考えられているそうです。
昔から航空機同士の空中衝突に関する定説、いわゆる
コリジョンコース( 衝突コース )というものがあり、これは同じ程度の高度を飛行中の2機が、ある角度(相対角度60度前後)で接近している時相手機が視野の中で、あたかも停止しているかのように見える怖ろしい現象です。
『相手機が止まって見えたら危険』である事を予備知識として持っていないと、両機が急速接近していることに気が付かずに、至近距離になるまで認知が遅れるケースです。衝突接近に気が付いたとしても慌てて急激回避をしても、間に合わずに空中衝突に至ってしまう、 そのようなモデルケースをコリジョンコース( 衝突コース )というわけですね。このように人間の能力には限界があるため、最近の航空機には、空中衝突防止のための識別応答装置TCASが搭載され、飛行中は常時監視。危険が迫ったときは、迅速かつ正確な衝突回避指示が出されます。
これは地上を走るクルマ同士でも、航空機のコリジョンコースに類似したケースが多数あるといわれその典型が
田園型事故ではないかということです。視界良好な田園地帯にもかかわらず、交差道路を走るクルマは認知できるはずの方向なのに、人によっては、視野の特性に起因する注意力の低下認知力の低下、といった錯覚や罠が潜んでいるのだというのですから怖いですね。
そこで、ある場所では、その視野注意力の低下
(交差道路を移動しているはずのクルマを認知していない)を防ぐため、ユニークなモノを設置。
それが、上の絵にあるような遮蔽板です。まるで、民家にある雨戸を横に寝かせたような感じらしい。これによって、
交差道路のクルマがチラチラ見え隠れする為、視野の中に注意を促す効果があることは理解できますが、知らない人は 『何だ、こりゃ?』
と怪訝に思うかもしれませんね^^;
ブログ一覧 |
クイズ | 暮らし/家族
Posted at
2010/04/09 11:49:53