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elyming♂のブログ一覧

2010年07月30日 イイね!

高嶺の花(高山植物)

高嶺の花(高山植物)草木も生えない荒涼とした火山地帯とは違い、 幻の花園を思わせるような高嶺の花咲く夏山の景色は、 氷河期時代の名残りとも言われる貴重な自然遺産。 そぞろに行列をなす人気の山岳観光地にはない静けさの中、 人知れずヒッソリ咲き誇る花々に心癒されるこの至福。 立ち入り禁止の柵やロープ デカデカとした看板 人でごった返す登山道・・・ そのような世俗的な観光登山地とは縁のない不便な山奥だけに秘密は秘密のままにしておくのがいいのかもしれないが・・・
Posted at 2010/07/30 16:08:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自然遺産 | 旅行/地域
2010年07月29日 イイね!

グロテスクな幼虫



クルマに乗ろうとしたら、長さ10cm近い大きな芋虫がニョロニョロと・・・(滝汗) 蝶か蛾の幼虫だろうと思いましたが、色といい、形といい、かなりグロテスク(^^; クルマで踏み潰さないように移動させ
気になったのでwebで調べたところ・・・「セスジスズメ」という蛾の幼虫らしい?
Posted at 2010/07/29 14:34:09 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自然遺産 | 日記
2010年06月18日 イイね!

本州最後の御花見(?)

本州最後の御花見(?)6月今頃は、東北の亜高山帯に自生する「ミネザクラ」(峰桜)が満開。 サクラといっても亜高山性の低樹木なので下界のサクラ大木とは一味違う雰囲気。

森林限界上の厳しい気象条件下で生育するためか、樹丈も御覧のとおり人の背丈ほどですが、特徴ある紅芽が芽吹くと同時に開花するそうで日本で一番最後に花開くサクラかも。

山形・新潟県境、日本有数の豪雪地帯でも知られる朝日連峰(磐梯朝日国立公園)の雄大な残雪の山なみが、稜線上に咲くミネザクラ越しに遠望され、本州最後の御花見ともいえましょうか。

今頃は、このミネザクラだけでなく、雪どけとともに地肌のいたるところに開花する可憐な高山植物も短い山の初夏を謳い咲き競っています^^

日本アルプス中部山岳や多雪地帯山脈に咲く可憐な高山の花々は、雷鳥 ハイマツ カール ( 圏谷 ) などとともに氷河期を経た古い山脈に生き残った末裔たちです。貴重な山岳自然遺産の宝庫として後世まで残しておきたいもの。とはいえ、地球温暖化の影響なのか、山岳動植物の生態系に異変が現れているところもあるそうで深刻化しなければいいんですがねぇ・・・
Posted at 2010/06/18 13:39:39 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自然遺産 | 旅行/地域
2010年06月15日 イイね!

雪解けすすむ尾瀬ヶ原

雪解けすすむ尾瀬ヶ原只見川水源の豊かな水流。ミズバショウ咲く高層湿原。初夏残雪の至仏山を遠景にして 広々とした空を感じる尾瀬ヶ原は保水力の高い豊穣の森が周囲にあってこそ途絶えることのない悠久の水流として流れ続けるものなのです。

標高が高い場所にあるから「高層湿原」だと誤解されている方も多いと思いますが「高層」とは湿原特性(層構造の厚み高さ気候栄養特性など)に由来する用語でありますね。

尾瀬は自然保護の原点とも言われ、 かつてダム計画の底に消えゆく危機を乗り越えた歴史がありラムサール条約にも登録されている尾瀬の貴重な自然は、後世へ伝えたい自然遺産の一つです。

水田稲作文化の遺伝子を受け継ぐ我々日本人の血でしょうか、こういう水っぽい湿原風景はとても日本的だと感じます。湿原保護のための長大な木道設置など、積極的に自然保護活動に取り組むTEPCO東京電力にも賞賛したいほど、大変な労力を費やしているのも凄いことです。

しかし、木道周辺では湿原内の水の流れが阻害される環境負荷が起きるジレンマもあるらしい。さりとて、木道撤去と尾瀬入山全面禁止などの究極の策は現実的ではないでしょうし、どの程度の規制が妥当なのか専門家でも頭が痛いところかも(汗)

日本の代表的な山岳観光地というと、富士山 立山 白馬八方 上高地 尾瀬などなど・・・いろいろとありますね。 尾瀬も水芭蕉シーズンとあらば木道渋滞なんてものあるくらいですから・・・ シーズン特定期間に人間が集中することで自然治癒力をはるかに上回る環境負荷問題、自然保護と観光地としての存在理由、 これこそ相反するジレンマでしょうか(汗) 短期間に人が集中する負荷というと日本が誇る名峰富士もなかなか世界遺産になれない理由、そんなところにあるとも言われていますが、難しい課題ですね・・・
Posted at 2010/06/15 13:51:25 | コメント(5) | トラックバック(0) | 自然遺産 | 旅行/地域
2010年05月02日 イイね!

マッターホルン初登頂の悲劇と幻影

ヨーロッパアルプスの登山史で最も有名な話というと、 やはり、魔の山として人間を拒み続けていたマッターホルンにまつわる1865年の初登攀。絶頂から派生する幾つかの岩稜は、どれも急峻な地形だったが、比較的傾斜のゆるい尾根を使えば頂上を狙えるかに見えた。

しかし、実際の岩稜は、手がかり足ががりが困難な「逆層」とよばれる様相を呈していた。 史上初のマッターホルン登頂を狙ったアタック争いは失敗が続き、なかなか手強いものだった。

ヒマラヤ山脈もアルプス山脈も、太古の海底が隆起した造山運動と氷河侵食によって造られ、 その海底での堆積層の跡は山岳一帯に残されている。 氷河で激しく侵食が進行した嶮しい峰々の岩壁にはイエローバンドとよばれる横に走るスジが見られ、海底堆積層の名残りと考えられている。このイエローバンドの走る方向は必ずしも水平ではなく、峰ごとに微妙に傾いている。

マッターホルンにも、この横に走るバンドがある。傾斜がゆるい岩稜を選んでも、アタックが失敗した理由の一つに、このバンドの向きが関係していた。岩稜の傾斜がゆるい側ではバンドの向きが手前に傾いていた為、いわゆる「逆層」とよばれる特有の困難さがあった。 (逆層岩壁の中でも大規模なものはオーバーハングとよばれる)


           - マーターホルン (スイス・イタリア国境ブライトホルン山群より) -

マッターホルン初登頂争いをしながらも失敗を重ねたウィンパーは、バンドの傾きに着目した。もしや最も傾斜が嶮しいスイス側の岩稜(現在ヘルンリ稜とよばれている岩稜)アタックに成功鍵があるのではないか?・・・

ガイド率いるウィンパーのパーティーは、最も傾斜が嶮しく困難と思われていたスイス側の岩稜からアタックする。岩稜は登攀しやすい「順層」(逆層の反対の意味)であった。 バンドの傾きに着目した狙いは、見事に当たった。 1865年7月14日 順調に高度を上げた一行は、 ついにマッターホルンの絶頂に立った。初登頂争いの終幕である。

一行はアンザイレン(共同でザイルを結び合い行動) 体制で頂上をあとにした。しかし、下山途中に悲劇は起きた。 落石が頻繁に起きる崩れやすい岩稜である。鋭い岩角も多い。 岩稜の下降途中で一行を結んでいたザイル(今日のような化繊ザイルの丈夫さはなかった)が切断、それによって一行7人中4人が転落。 1000m以上もある急峻な岩壁を一気に落ちれば、ひとたまりもない。 転落した4人全員が命を落とした。有名なウィンパーの初登頂の成功と悲劇である。


               - マーターホルン(スイス側よりヘルンリ稜の全景) -

ウィンパーの自伝著書では、初登攀の悲劇が起きたときの描写があり、 心理的ショックからの幻影かもしれないが、仲間を失った一行の天空には、不思議なものが現れたという・・・

日本百名山著者、 深田久弥の山岳著書 『山頂山麓』 の中に 「雪山の幻覚と幻影」 というのがありその中で国内外の過去に起きた雪山遭難に関する考察が述べられていて、ウィンパー自著の悲劇の描写についても次のように引用して書いている。

「その時、リスカムの上に、空高く非常に大きなアーチが現れてきた。色もなく、音もなく、縹渺としてしていたが、併し、雲に隠れた部分を除けば、その形は、はっきりと見別けられた。此の不思議なる幻影は、彼の世から現れて来た幻の如く思われた。 見ているうちに、大きな十字架が、二つ並んでしずしずと現れて来た。私達は、呆然として之を眺めていた。殆ど肝を潰さんばかりであった。」
そして、彼はその幻影の絵まで写しとっている。

最初に、その幻影を見つけたのは同行の二人のガイドだったという。気象学的にも説明のつかないものだけに、ウィンパー個人だけの錯覚でないとすると、これはどのように解釈すべきなのだろうかと、深田久弥は述べている。

アルプス三大北壁をいだくマッターホルンには、ツムット稜、フルッケン稜、ヘルンリ稜などの幾つかの尾根も派生しているがウィンパーが初登頂に成功したクラシックルートは、今日ではスタンダードな登攀コースとして人気が高い。 地元山岳ガイド同伴で、ある程度の岩と雪の登攀経験があれば誰でも頂上を狙えるほどになったが、それでも毎年のように滑落転落による死者が出ているという。 ヨーロッパアルプスを代表する絶景であり、 名峰であるマッターホルンには、 今も世界中の人々を
惹きつけてやまない何かの魔性を持っているのだろう。



以上、 ガラにもなく、硬派な記事に(汗) ここにある山道具実はマッターホルンの頂上にも同伴した
ことのある老兵なのでした。あ、もう、そんな遊興するほどの体力も技術もナシ。ふもとから仰ぐだけでも満足一杯。って、行くアテもありませんが(倒)
Posted at 2010/05/02 23:24:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | 自然遺産 | 旅行/地域

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