
【ドービル(フランス北部)=林路郎】
仏軍統合参謀本部スポークスマンは5日、
大西洋上で消息を絶ったエールフランス
447便(エアバスA330型機、乗客
乗員228人)の機体捜索に仏海軍の
原子力潜水艦「エムロード」を投入する
ことを明らかにした。
ブラジル海軍は3日、同機のものとみられる 残骸を一部回収したと発表したが、
4日になってこれが船舶のものとわかり、捜索は事実上振り出しに戻った。
生存者や遺体が全く見つからない中、仏原潜は今後、事故原因の解明に不可欠な
ブラックボックスの回収に全力を挙げる。だが、事故から4日を経て、水深が
数千メートルに達する海域での捜索は厳しく、長期化は必至だ。
一方、仏紙 ル・モンドによると、事故機が消息を絶つ直前に「垂直降下」を示す
自動信号を発していたことが判明。仏政府の事故調査委員会では、事故機が乱気流
に突入する際、速度表示計に何らかの誤作動が生じたため進入速度を誤り、揺れが
空中分解を招いた可能性もある、との見方が浮上している。
2009年6月6日(土)読売新聞
Posted at 2009/06/06 16:55:30 | |
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