
これまた遅くなったが秋に行った林道の覚書をアップ。
今回は覚書が長い・・・・。
今回の林道旅行は前々日に突然38.5度の熱が出てしまいやめる予定だった。
が、1日休んだおかげで熱もほぼなくなったので体は節々が痛いが強行することにした。寸前まで寝ていたのでいつもよりちょっと遅く0時すぎにに出発。ガソリンを入れたので更に遅くなる。
寝る場所は飛騨河合PAと決めていたので、いつものように名古屋高速⇒東海北陸道で向かうが
なんか通行止のお知らせがあちこちに出ている。しばらくして気がついたが白鳥からどっかが通行止らしい。白鳥はわかるが反対側が聞いたことがないので油坂峠道路のことだろなと気にせずに進むが、SAに立ち寄って初めてこれから通る道だと判明。でも通行止なのになんでみんなSAにいるだ?と怪しみながらも走るが、郡上八幡を過ぎたぐらいなると北へと向かう車が一台も居ない。対向ではたまに1台通るぐらい。
この通行止は絶対時間規制だと思い、ちょっと前に手に入れたポケットWiFiとタブレットを駆使してネットで調べようとするが、全く繋がらない。なんだこのWiFiは? WIMAX2+の実力はこの程度か?でも、ラジオの道路交通情報でやっと判明。22時から6時までが白鳥から北が通行止めらしい。
だからみんなSAで寝てたのか。
ってことで俺もぎふ大和PAで寝ることに。でもすでに2時半。6時まで3時間半しかないし。しかも寝ようと思ったが寝れない。なんとか6:50に起きて、うだうだしてるうちに7時半ぐらいになり出発。
それにしても秋の車中泊は寒い。10度ぐらいだったが寝袋でもちょっと背中が寒かった。
2014/10/24
★白山スーパー林道
これでトータル3回目だが2回目は富山側からふくべ大滝までしかこれていない。しかも嫁と大喧嘩・・・。通り抜けるのは2回目ってことにしとこう。
やはりこの時期のここはすこぶるいい。9時だったのでちょっと遅かったが、それでもちょこっと雲海も見ることが出来た。平日の朝だったので車もそこまで多くなく走りやい。てかほとんど余所見しながらだったので走りやすいもないが。ただ軽でも2,610円もするのは高すぎる。普通車なら3,240円もするので躊躇するだろう。それより林道旅行から帰った後、会社の人(30代から60代5人ぐらいに)に白山スーパー林道行ってきたと言っても、どこだよそれって反応しかなかった。かなり有名だと思っていたが案外知られていないようだ。林道だからダートだと思っている人もいたし。なんかもったいないなぁと思った。
★手取川ダム林道
最初にダムの下側から行ってみたが道はないしゲートあるしで全然ダメ。
ダムの上を通る道も行ってみたが作業中で通行止。しかたなく深瀬大橋を渡って行く道も行って見たがチェーンとトラ柵で封鎖。もうこの林道は走れなくなってしまったのだろうか。ちなみに深瀬大橋の手前にはドライブインがあり、ナビではこれが目印的な役割になるのだが、思い切り廃屋なのでドライブインかどうかさえわからない。
★鷲走林道
深瀬大橋へ向かう手前の鴇が谷大橋の袂付近の入り口から入って行く。
すぐダートに変わるものの、どう見ても伐採をやっているようでトラックによって固められた路面だとわかる。ちょっと進むと、案の定5tにしこたま乗せている現場に遭遇。すれ違わなくてよかった。そんな伐採現場を通り過ぎて下田原側沿いの道を進むと民家みたいなのが出現。なんとか道場ってのもあったが、写真を取り忘れたので不明。でもこんなとこに人は来るのだろうか・・・。そこを過ぎてからすぐにチェーンで封鎖。
くそーと思い、違うルートから行けないか地図を見ると、どうやらこの道が違う道だったらしい。途中にあった脇道っぽいとこから入るのが正解のようで、そこまで引き返す。そこまで戻り、いざ進んでみるとすぐにチェーンで封鎖。帰りにはまた新たな10tトラックが木を積んでいた。すれ違わなくてよかったー。
次に行った東二口林道がチェーンで封鎖されていたのでムカついて反対側から入って行くことにしたが、これこそが鷲走林道の入り口だった。地図を見てもつながってないんですけど?ホントに?しかも入り口が、ほんとここに入っていいのか?と思うような入り口。民家に続く道っぽいので普通は入りたくない。
恐る恐る進むと林道 鷲走線の看板が出てくるので驚く。そこからは落ち葉だらけの細い道を進むと突然トンネルも出てくる。最初から道がなくなる雰囲気を醸し出す道で、どうせ行き止まりでしょ?と思えるほど寂れた道。しかもその先には結構な段差のコンクリで出来た川が待ち伏せているので、普通の車ではここをクリアできるかがカギ。
そんな感じの道が延々続くが長すぎて最初の頃の記憶がほとんどない。距離的にはそんなにないようにも思えるがゆっくりしか走れないので物凄く長く感じる。抜けるまでは2時間はかかっている。途中で大きな分岐が2つあったが、たぶん東二口林道へとつながる道と鴇が谷大橋の袂から行ったチェーンがかかっていた道なのかもしれない。定かではないが。
んで、道は荒れてたりするのでかなり不安になる道だが、かなり走ったとこでパジェロミニに乗ったおっさん3人組が現れた。こんなさみしい道だとおっさんでも結構安心感する。2人は倒木をどけながら進んでいるようで、この道通れました?と聞くとうんうんとうなづいていた。んで俺の通ってきた道は通れたのか? どこから来たのか?そんなとこからきたのか? 1時間以上かかっとるだろ? みたいな会話をして別れた。来た道や名前をナビで説明していたとき「この林道がナビに載っているのか?」と驚いていたので「そうです」と自慢げに言うと「わしのは載ってないわー」と悔しがっていた。自分のもよく見ると最初と最後辺りしか載ってなかったがまーいいか。
てか、この道は紅葉もきれいだし景色もすこぶるいい。1時間ぐらい走ったところで金沢あたりが見える場所がある。そこがよかった。ちなみに出口には通行止の看板があるので、こっちから来ると不安に押しつぶされそうだ。
★東二口林道
次の目的地まで普通に国道を走るのもつまらないので、地図に載っているひょろひょろした道へと進んでみることに。東二口歴史民俗資料館を越えて進んで行くと林道が現れた。ラッキー!と思う間もなくチェーンで封鎖されているのが目に入る。ムカついたのでその反対側から行くことにした。それが鷲走林道の入り口だったので↑上で説明した通り。
★大山林道
鷲走林道を進むとぶちあたる道。
県道までいったん戻るのも面倒なので途中からになるがそのまま行く。これまた鷲走林道と同じような道。荒れてるところもあればいいとこもある。基本草が生い茂っている。と、だいぶ進んだとこで突然の土砂崩れ。ここまで来てUターンかと思ったが、案外行けそう。ちょっと歩いて見てみようと車から出たものの、さっきからどう見てもクマの糞みたいなのがあちこちにあるので怖いしもー車で行ってみることに。これまた案外簡単にいけた。
上るにつれきれいな紅葉も見れるようになるが、外に下りるにもクマが怖いし、せめて窓を開けて
写真を撮ろうにも、なぜかてんとう虫が異常発生していて窓もあけれない。そんな道も結構長くて楽しめる。最後の方でパジェロミニとすれ違ったが、パジェロミニでもあの土砂は超えれるのだろう。
★大日川ダム林道
普通のダートの道って感じ。直線的で走りやすいけど道は広くないので快適できない。
途中でカメラのバッテリーがなくなり写真が少なめ。2回ほど止めて充電したが足りなかった。
★県道109号
普通の県道だが次へのルート上通ってみた。ちゃんと峠っぽいとこもあったが名前はわからないのがもったいない。細かったりするしそんなに悪くない道。
★光谷越
すでに17時すぎだったが、この日最後の峠だと思って通ってみた。
最初は2車線の道だったものの突然離合もできないほど狭くなる。広くなったりもするが基本狭い。暗すぎて写真はほぼブレブレなのが残念だが峠がトンネルだったのはもっと残念。なので止まることもなく通り過ぎた。下りもさほど面白くはないが道幅は狭いまま。だいぶ下って行くと2車線にかわる。ヘアピンも全くない峠道だが、道幅だけ楽しむならまだいいかな。
2014/10/25
★有峰林道
道の駅 福光で寝たが寒すぎた。道路にある温度計には4度と表示。
てか、この道の駅はカー●ックススポットか?夜は等間隔に車が配置され、ガラスが曇りまくっていた。あー、ヤっちまった後かなーとか思いながら寝たが、1時ぐらいに起きた時にはほとんどいなくなったていた。それはそれで早すぎるだろ。若いころは3時ぐらいでも余裕だったのに。
そんな感じで5時起床。近くのコンビニに朝飯を買いに行き、ついでにガススタが近くにないか聞いたがあるにはあるがこの時間にはあいてないらしい。ガソリンが全然なかったので道の駅に戻って常備ガソリンを10リッターぐらい入れ、おにぎりを食べながら有峰林道へ向かうべく北陸道 小矢部ICから高速に乗って行く。
流杉のスマートICで降りて林道へ。林道へと向かう道はここで合ってるのかと思うほど寂れている。
一応看板はあるのでなんとなくわかるはず。小俣ダムの方から行ったが、亀谷温泉側はまだマシなのか?料金所についたのが7時7分。1,900円払い、おっさんがチェーンを外す。どのルートで行くか聞かれたので、当然大多和峠を抜けて行きたいと言うと、あそこは今通行止だよと。マジかよ。そこを通りたいからここにきたのに・・・。仕方ないかと進むが、道は1,900円の道なのかと思う道。有料の林道はそれなりの管理費用が必要なのだろうけど・・・。
まだ7時なのでほとんど山が影になっているため暗くてきれいな景色も見えない。我慢しながら進んで行くと、段々光が差して紅葉の山々がきれいに見えてくる。もっときれいな景色を期待していたが、上って行くとすで落葉。料金所はまだ紅葉もしてないような状態なのに上に上ってくると落葉ってすごい落差だこと。祐延貯水池はちょっとだけ水蒸気がもやってて幻想的だったがちょっと物足りなかった。
順調進んでいたが、有峰湖に着く前ににガソリンがなくなってしまった。しかたなく残り10リッターしかないが全て入れることに。祐延貯水池から有峰湖へと向かう道は山の中を走る道で紅葉も結構きれいだった。しばらく走ってようやく有峰湖に到着。ここから分岐を有峰記念館の方へ進む。が、記念館を過ぎたあたりでガソリンもたないんじゃね? と心配になりUターン。湖の左岸側の道はそれほどグネグネでもなくアップダウンも少ない道なので結構気持ちよく走れる。大多和峠への分岐も現れたが、迷った挙句行くのを断念。やっとこの林道に来れたのにガソリンを気にして全部回れないのは悲しいが、ガス欠になったら元も子もない。
結構走ってやって有峰林道が終わるゲートに到着。このゲートの脇のトイレに止まりトイレと一服。ゲートを越えて飛越トンネルを越えると景色がきれいなのでいい感じ。ここからは高山大山大規模林道に変わり下って終わり。この道はそんなに面白くはない。
★山吹峠
高山大山大規模林道を抜け、一旦県道484号を走るがすぐに高山大山林道へと進む。
大規模林道と同じなのかわからないが、これが山吹峠の道。林道と言っても当然全舗装だしグネグネでもないしほぼ2車線だし面白くはない。峠には平成元年に建てたらしい林道の開通記念碑があるぐらい。でもこの石碑には飛越山地大規模林道と書かれている。高山大山林道と違うじゃん。まーマップルは結構間違いが多いのでしかたない。峠にはそれぐらいなので下って行くが、下りも同じような道でそんなに楽しめない。ただハイペースで下って行けるので快適さはある。そんな快適なまま終わる。
★長棟林道と支線
国道471号に出たので結構やばかったガソリンをやっと入れることが出来た。
ただ、前日に石川か富山辺りで見かけたガススタよりも10円も高い。10円も違うのかよ? トータル350円ぐらい高くなる計算。昔から思ってはいたが岐阜はぼったくりのようなガススタが多い。冬場なんてスキー客目当てにあり得ない額のガススタもよく見かける。岐阜でガソリンを入れないように石川か富山で入れることをオススメする。
ガソリンを入れてから道の駅 宙ドーム 神岡に寄って少し早いが昼飯でも食べようと思ったが、ここはなんかいまいち。たまに寄ることはあるが、なぜか落ち着けないのでいつもしっこ休憩だけ。とりあえず五平餅だけは買って腹ごしらえ。前置きが長くなったが、いざ長棟林道へ。
ここは茂住峠でUターンしたり、富山側から来て桧峠のゲートで封鎖されていたりと今回で3回目。はたして行けるのかわからないが進んで行く。しばらく進むと最初の難関に遭遇。そう、対向で10tトラックが来てしまった。もうさすがに自分がバックするしかない。結構バックして何とか避けれそうなヘアピンがあったのでそこでかわす。はぁ、疲れた。
その後は茂住峠までは難なく行けたが、相変わらずここの道は悪い。茂住峠から先は初体験になるが、下って行くと道がぬかるんでいるとこへトラックが走りボコボコのまま固まった感じで結構面白い路面を走れる。てか、こんなとこよく10tが上って行けるもんだと関心するほど。楽しみながら下って行って行ってたが、前方にゲートが見えてしまった。そう、しっかり閉まっている。あー、やっぱりこの林道はゲートで通れなくなっているのかとあきらめてUターン。
ただ、そのまま帰っても面白くないので、ゲートから少し戻ったとこにある支線へと進んでみた。名前はわからないがこの支線の道は溝を作りまくりで走りにくいったりゃありゃしない。そこまで重要な林道なのかと期待しながら進む。しばらく進むと道がなくなりそうな雰囲気になるが、最後の方で道じゃないような道になってしまった。よくキャタピラのトップカーで上るような道。いつもならここで引き返すが、よく考えたらこれぐらいジムニーなら楽勝なんじゃね?と4Lにして上る。やっぱり楽勝で上って行ける。結構な細さと勾配の道を進むと行き止まりになって終わり。なぜかその先に見える山は草木が生えていない。面谷鉱山の山肌に似ているし有毒なガスか何かが出ているのか?でも反対側の上ってきた方角を見るとすこぶるいい景色が拝める。山の中に一人取り残されたような孤独感はあるが、すごく開放的な気分。ちなみににこの池ノ山の下には神岡宇宙素粒子研究施設があるらしい。その後も引き返すついでにもう1つあった脇道へと進んでみたが、突然道が草木に覆われてしまい終わる。
★森林基幹道洞数河線
国道360号から分岐して行くこの林道。
最初はガードレールもない川沿いの道を走っているが、分岐を越えると山へと突入。またすぐ分岐があり、林道 塩屋線とわかれる。そっちの道も気になるが、すぐ終わるか途中でこの林道へ合体できるように見える。落ち葉だらけの細い舗装路を山へとひたすら走ると突然民家が現れる。こんなとこにマジかよ? と驚く。この辺りでさっきの分岐した道が合流。そっちの道のが本線っぽい。
多少道が太くはなったが、ほんと山の中に突き進む感じでどんどん入って行く。途中には廃屋等もあるが、どう見ても人が住んでいる家もあった。ありえない。こんなとこだと冬は道も雪まみれで町まで出れないんじゃないかと思う。たぶん高齢者だろうしどんな生活をしているのかが気になる。地図にも「洞公民館」ってのが載ってるし、何世帯かあるのか?しばらく行くと池ヶ原湿原も現れる。こんな山奥まで来る人がいるのか謎だが看板は立派だ。そこからまたしばらく走るとやっと林道 洞~数河線の看板が現れる。丁度そこは分岐もあり、どっち行くのかわからなかったがとりあえず直進する。そしてやっとダート。ダートまでが長すぎ。
ダートに変わる直前にライダーとすれ違ったが、走りに来る人もいるようだ。道はそんなに悪くはないがちょっと狭目。対向車が来たら困りそうな場所はある。進んで行くとさっきのライダーか知らないが後ろにライダーが来ていたので先行かせる。ゆっくり走っていたのでライダーはみるみる消えていった。あのペースが対向で来るとちょっと怖い気がする。ライダーを先に行かせた辺りから道が多少よくなる。なんでこんなとこでよくなるかわからないが中途半端だ。その後も川の流れた後はあったりするが比較的道はいい。峠みたいな頂上っぽいとこも現れるが、そこから多少道が悪化して舗装路へ変わる。これと言って面白味のない舗装路をひた走り、潰れたスキー場見たいな横を通って国道360号へ出て終わり。
こんな感じで秋の紅葉旅行は終わった。
突然熱が出たので、これは行くなと言う暗示かと思ったが、とりあえず何もなかったのでよかった。
今回は一泊二日で12箇所とGWの21箇所に比べれば少なすぎるが、林道1つ1つが長すぎたので仕方ない。
トータル距離は846kmなので一泊二日としてはちょっと少ないものの、今回は紅葉の写真も結構撮ったのでそれもしかたないのかもしれない。2014年はこれで終わったが、総評としては頑張ったでしょうって感じ。もうホント林道資金がなさすぎで借金をして行く感じなのが厳しいが、来年も続けれるなら続けていく予定。
↓動画は長棟林道。茂住峠からは揺れまくりで見てて気持ち悪かった。ちなみに冬季はゲートが解放するらしいと言う情報を得たので、12月にわざわざ有給を切って行く予定にしていたのだが、その数日前に大雪になったので断念した・・・。