遅くなったけど夏休みの林道旅行の報告です。めちゃ長いので見たくない人は場所名をクリックすれば写真が見れるのでどぞ。
今年は南の方角が運勢が悪いので少しでも回避するために東北に行くことにした。
でも2日目の予定が決まった頃に秋田地方の大雨を知ったのだが今更行先を変えるのは無理ってか面倒臭いので、なんとかなるだろうと9日は早めに会社を上がり、3日目の予定を立てて準備もだいたい済ませて出発するだけの状態にする。
子供が22時ぐらいに寝静まったので残りの準備を済ませて1時間ぐらい仮眠しようと寝た。1時間後に目覚ましで起きたものの眠すぎたのでまた寝てしまい、結局起きたのは0:30すぎ。子供が泣きわめきだしたのが目ざましになったが、泣いていなかったら朝まで安らかに眠っていたに違いない・・・。
それでもなんとか1時前に出発。
ここからが睡魔との戦いだった。2時間も寝たのに眠くてしょーがない。何度もPAに止まっては体を動かして眠気を取り払ったがなかなか取りはらえない。それでも夜が明けるまで粘って朝飯を食うために北陸道米山SAに立ち寄り温玉うどんを食す。この温玉うどんが380円って値段で眠気も2%回復。食後に車のトランクの荷物を開けて整理していたら隣に止まっていたおっちゃんが「どちらまで行かれるんですか?」と話しかけてきた。話を聞くとどこ行っても名古屋ナンバーばかりなので、名古屋ナンバーの俺に話しかけてきたようだ。かくいう、このおっちゃんも名古屋ナンバーで嫁の実家がある青森まで行くらしい。このSAからまだ600km以上もあると言う。まーアルファードだから運転は楽だろう。眠くなるだろうけど。案の定、数キロ先のPAから出てくるそのアルファードを目撃したが、嫁の運転に代わっていた。
↓名前をクリックすれば画像が見れます。
8月10日
★雨坂峠
そんな訳で最初の場所がここ。3年前の夏、嫁と喧嘩した時の林道旅行でも来たことはあったが、ここを通るルートがこのあと一番いいので通っただけ。とりあえず以前と何も代わり映えしなかった普通の峠。前回は雨はあがっていたが今回は雨。やっぱり雨坂だからか?
★雷峠
前回は堀切峠を選択したので行けなかったが今回はここを行くために雨坂峠を通ってきた。一旦山に入ったと思ったら集落出てくるし、また山にはいったと思ったらまた集落が出てくるような道筋。峠はオロロだらけで降りれなかったが、峠名の書いた立派な石碑あるぐらい。峠をすぎると山形側の道のが少し楽しめるが、すぐに345号にぶつかるので楽しむ暇はない。
★関川峠・一本木峠・楠峠
続いて小さそうな峠の3連発。
関川峠は短い旧道があるのでそっちから行ってみたが、まーよくある旧道の峠。これが長かったらまだいいかもしれない。一本木峠は正確な位置がわからない。普通に走ってたら何も気がつかないだろう峠。楠峠も旧道があったので草の生い茂る中を進んで行くとなんとか峠まで行けれる。でも峠ではなぜか柵により封鎖。草の隙間から見る限りその先も道がない訳ではなく反対側からも来れそうな感じだったので行ってみるとやっぱり来れた。道が崩壊してるわけでもないのになぜだと思ったら、どうやら温海川側が個人持ちの山らしい。なるほど、温海川側はジムニーが止まっていたが所有者だったのかもしれない。この後も鬼坂峠? が続くが、以前に行ってチェーンで通れないし、反対側はトンネルが埋められているので通れない。画像は楠峠。
★奥山林道-手代林道
ここも3年前に来たが、かなり草がボーボーで夕方だったからか1人で来ると寂しい印象が強い。
でも普通に通り抜けはできたので、初っ端の林道としてはいいだろうと通ることにした。道の状態は相変わらずで所々崩壊や崖崩れもあったがなんとか進める。途中、上り坂では道が悪くなってたり、草と水溜りで道があるのかわからない場所もあったりと、前回よりは草は生い茂ってるし道も悪くなってる感じ。登山道の入り口まで来たが車が一台も止まってなかったのが不思議だったがそれでも先を進み、ようやくあと少しで出口ってとこまで来て崖崩れに遭遇。道を30cmぐらい残して土砂に埋まっていたが、こんなとこまできて戻りたくない。てか、ジムニーならこれぐらい行けるんじゃね? と寝てないテンションの高さからかそう思って、土砂を軽く乗り越えてみた。案の定、カメになった・・・。
仕方ないのでオロロやブヨがいる中、ジャッキアップしてタイヤの下に石を積み込み、なんとか脱出成功。これで通り抜けれると思い進んでいると、前方におっさんが歩いている。おっさんの表情は何でこんなとこに車が? って不思議そうに天を仰いでいた。ふふ、土砂を乗り越えてきたのだよ。勝ち誇った気持ちでおっさんを通り過ぎたが、おっさんのあまりにも不思議がる表情に不安がよぎる。もしかしてこの先も通れないんじゃ?そんな予感は見事に的中し、その先の橋の袂が流されて丸太橋になっていた。さすがにジムニーでも通れないので引き返すと、さっきのおっさんはニヤ~とした表情だったのでこっちもニヤ~と微笑み返した。んで、難関の土砂崩れ現場はそのままではムリっぽかったので、さらに石や木材を追加して通り抜けることが出来た。最後は滑って落ちそうだったがよかった。
★鳥海ブルーライン
奥山林道が通れなかったので急遽、地図で見る限り面白そうだったこの道へ行ってみた。
でも案外普通の道だった。たぶん頂上からは景色が見えるのだろうが、あいにくの天気で何も見えないまま。
8月11日
★能見峠
昨日はいつ寝たのかわからない程記憶がない程疲れ果てていた。
今日もあいにくの曇り空だが、ちょっと豪華にサンドウィッチを食って出発。昨日は眠すぎで限界だったため横手市で寝てしまったので今日最初の峠がある秋田市までそこそこの距離を走って行く。道も混んでないだろうと地道を走ってたが、やっぱり流れが悪いので贅沢に秋田道で秋田市まで行った。んでまだ全然何も味わう間もなく、岩見ダムのとこで通行止。崖崩れで通れないらしい。
★十二峠・草峠
能見峠が俺なかったため予定が大幅に変わってしまった。
とりあえず次の目的地へ行くために通ったこの道に峠があったので写真を撮ってみたが撮るまでもないような道だった。
★尻高峠
ここも通り道程度に通った。
道が普通すぎて面白くはない。さらに峠もトンネルなのが残念。地図を見ると旧道っぽいのがあるけどわがんね。
★きりたんぽ ってドライブイン?
もー13時ぐらいだったので、途中にあったここで昼飯。
家族連れが1組いただけでちょっと寂れぎみ。カレーを注文したのに時間がかかりすぎだったが、カレーの前にスイカが出てきた。「美味しかったら買ってってくださーい」と言ってたが、確かに店先で軽トラにスイカを積んで売っている。家族ぐるみなのかしらないが、このスイカは美味しかった。でも値段は1000円もするのでムリ。しかも旅行中保存できないので全部食うしかないし。カレーは普通の味。500円ならいいか。それよりこのドライブインは室内に物凄いバッタの集団がいた。あれが飛んできたらバッタカレーになってしまいそう。
★長嶺熊沢林道
とりあえず当初の予定通この林道に到着。
46号のどっかが通行止らしいし、被害の大きかった仙北市を通るので来れるか心配だった。それにしてもここに来るまでの道のりは長かった。まー341号は道は悪いが走りやすいし標高も高めなので気温も低めで湿気もなく気持ちよかった。途中にはイモ虫のようなトンネルや大場谷地って言う誰もいなかった湿原などもあり退屈ではない。肝心のこの林道。旧入口?が通れないっぽいが奥にあるちゃんとした入口から突入。最初は道が悪いしコンクリ舗装をガンガン上って行く。コンクリが終わっても上りが続くので多数の川が出来てて走りにくい。上りきって平坦になると道はよくなるので、基本はこれぐらいの道なのだろう。中盤ぐらいで分岐が出てくる。どっちかわからないのでまずは右へ行くと、結構荒れてる状態が続いた後は倒木とか荒れまくりになって断念。分岐まで戻って左へ行くと、これまたかなり荒れた状態の末、最後は崖崩れで終わり。
★根花林道-道前田山林道
20km超えの長い林道。住宅地の細い道を進んで行くと豪雨の爪痕か泥だらけの道。それをさらに進んで行き小さなダムがあるとこからダートが始まる。最初のダートは穴ぼこは多いもののしばらくは悪くない道が続く。が、進んで行くといきなりプチ土砂崩れで土砂が道の半分まで出ている。昨日のこともあるので引き返そうと思ったが、タイヤの跡がある。どうせバイクだろうとよく見るとノーマルのランクル?が履いているようなタイヤ跡。車で行ける? と思って片側のタイヤを土砂に乗せて進んでみると案外あっさりいけた。さすがジムニー。昨日からジムニーの本領を発揮している感じ。土砂崩れをクリアして進んで行くが上り坂になると道が悪い。最近の雨でやられているのか結構削られている。それでもすすんで行くと分岐がいくつかあり、どこかで道前田山林道に変わる。地図には青森側の眺めがいいって書いていたが展望はまったく望めなかった。頂上付近や平らなとこになると案外道はよくなるが下りもそんなに良くはないまま終わる。
★芦名沢林道
岩手出身の上司は常々「岩手は牛と馬しかいない」と言ってたが、まんざらでもない。人間は見当たらないが牛はいたるところにいる。道前田山林道を出てから無駄にいい道の県道181号を南下するとやっぱり牧場があり牛がいた。そんな道をすすむとこの入口がある。この道もまた良くない。最近の雨が原因なのか元々からなのかはわからない。途中には牧場をつなぐ道なのかいきなり舗装路を渡ることになったりするが、その手前ぐらいからかガンガン上って行く。こんなに上る意味があるのか?と思うほどに上りが続く。んで、峠みたいな所をすぎると今度はガンガン下って行く。ちょっと楽しいけど道が悪いのがもったいない。しかも頂上を過ぎたくらいから雨がポツポツ降ってきた。イヤだなーと思ってたら突然の豪雨。これが秋田で最近頻発しているゲリラ豪雨か?って林道で豪雨になったらかなり危険なのでペースを上げて走りたいが道が悪いし結構な下り坂なのでペースをあげられない。そうこうしているうちに雨も小ぶりになったので一安心したが、最後は轍の真ん中だけ草がボーボーの道が待ち受けていた。
落石が隠れているかもしれないので恐る恐る進んだが怖かった。根花林道に出て終了。
★トチノキ沢林道
根花林道から分岐するこの道。雨も上がっていたので行ってみた。
最初荒れてるところもあるものの平坦な箇所ではフラットになったりとそこそこ走りやすい道。この道なら楽勝で通り抜けできそうだと気楽に進んで行く。しばらく行くと分岐が出てくる。直進はこの林道でその先は道がなくなるらしい。で、右側にあるアスファルト舗装された道が与一郎林道って名前らしく、そっちのが行けそうな気がしたので進んでみた。頂上付近は伐採されているのか拓けた感じ。霧が立ち込めていたので幻想的な雰囲気だった。とは言いすぎか。でもそこを通過する頃には両脇の草の生え方が尋常ではなく道も見えない。Uターンする場所もなかったのでそのまま突き進むが、まるでブラシが枝で出来た洗車機の中を走ってるような状態。しかもこの洗車機は轍の間からも草ボーボーで下廻りもきれいにしてくれる。途中で道が見えずにえぐれた道にハマったりしたが、最後の最後で草で道が見えなかったので、すでに18時ってこともあり断念することにした。脱出後は車に泥もなく奇麗になってはいたが、無数の傷が残っていた・・・。。
8月12日
★不動沢林道
昨日も予定より大幅に遅れたため、トチノキ沢林道のある八幡平市から遠野市へと移動して寝た。今回は無駄な移動距離が長すぎ。今朝も疲れが撮れずに出発が遅れたが、最初はこの短めの林道。初っ端から案外道がいいので走りやすい。途中に長舌林道と奥不動林道の入口があるが奥不動林道に行ってみたところ、ジャリがデカくて道が悪い。しかも荒川高原に出るちょっと手前で道が大きくえぐれて通り抜けれなかった。バイクなら行けそう。帰りは林道管理のデリカにも遭遇。不動沢林道の後半は道がえぐられている箇所が多くなるが、それでも問題ないほど。基本的に短くて道がいいので気楽に行ける。
★立丸峠
不動沢林道から戻ってきたとこから始める。
最初はずーっと二車線のいい道を快走。峠が近くなると一本道になったものの広いので問題ない。所々改修しているので車の通りは多いのだろうと予想される。峠は時間的なものなのか明るい感じで気持ちいいが、特にこれといった歴史を感じるモノはない。でもなんとなくいい雰囲気。下りは今も道の改修が進んでいる状態。二車線になったり一本になったりするが、ここら地方の人は道が広いにもかかわらず
待っててくれる。なんか悪い気がするが土地柄なのだろうか?
★土坂峠
延々と道幅の広い一本道が続くこの峠。とくに面白味はない。
峠は開けていて明るい感じだが物足りない。下りも一本道が続くが、上りと一緒で何もない。唯一、草が茂りすぎだと感じたぐらい。おかげで道幅が狭く感じる箇所もある。途中ですれ違ったトラックが、インをついてきたので挟まりかけたが、まるでこっちが悪いかのような態度にムカついた。しばらく進むと二車線の走りやすい道に変わる。ちなみに峠に看板のあった『おでんせ』ってPAみたいな直売場? があったのでしっこがてら寄ってみたが、日曜しか販売しなくなったらしい。それよりここの駐車場狭すぎてポールにぶつけた形跡多数。確かに一番奥に入れたら出れないよここ。
★平田坂
峠道と言うより林道。県道26号から橋を渡ってすぐダートになるこの坂。林道の看板もなく峠みたいなとらえ方なのだろうか?道は案外悪くないまま続き、悪くないまま終わって行く。まー走りやすいので軽く挑むにはいいとは思う。
★長井林道
民家がなくなると同時にダートになる。道は結構いいので走りやすくていい。
軽に乗ったおばはんは止まって何かやってたし、対向からはプレオも来るぐらい狭いものの道はいい。
いい道を延々と走って行くと樺坂峠につく。琴畑林道との分岐があるので琴畑林道を走って戻ってくる予定だったが、方向感覚がマヒしてたのか反対へと進んでしまった。しばにくして気がついたが面倒だったので戻ることはせずそのまま突き進む。そのまま窓貫峠を通過するのだがどこかわからず。そのあとも何林道かわからないまま進んだが、道がいいとこはあるものの最後は結構な荒れ具合の中を通って脱出。この近辺は林道だらけなので楽しめる。
★初神林道-和山林道
長井林道を出た近くのこの林道の入り口がある。
って言っても、途中から初神林道に合流したので今回突入した入口は違う名前の林道だったのかもしれない。前半の初神林道じゃないかもしれない林道は結構な草ボーボーだったが、トチノキ沢林道を通った人なら問題ないレベル。途中で2回ほど鹿に遭遇。初神林道に合流してからは道の景色も変わり状態もさほど良くない。しばらく進むと分岐があるが、地図でもナビでもどっちに進めばいいのかよくわからない。こんな時の為にナビ2台体制で挑んでいるのでボロサイバーナビで載ってない道もゴリラなら表記がされているので安心。だが、進むに連れて道の状態があやしくなる。どう見ても廃道でしょ? って思える中を進むと民家や潰れた民家が出てきたりして凄く不安になる道。でも真新しい細いタイヤ跡が付いていたので進めた。そんな不安地帯を抜けると舗装路になり進んで行くとまたダートに変わる。いきなり工場が出てきたりまた牧場が出てきたりと変化にとんだ道だ。てか結局牧場だらけの間を縫って走る感じの林道。
★道の駅遠野風の丘
確かラーメンを食ったような気が・・・。
★小友峠
地図にたいしたことなさげな峠道があったのでショートカットついでに通ろうと行ってみたが、この先通り抜けできないとの看板が。その手前には旧道へ行けそうな道があったので行ってみると、伐採された木のクズがドカドカと置かれて通れない状態。しゃーないので通行止の道へと進むが、すぐに工事中で道がなくなって終わっていた。ネットで調べても道はあるのになんで旧道までもがなくなってしまったのか?
★五輪峠
2車線の快適な道から1.5車線幅の道に変わるものの走りやすい。
道はグネグネしているだけでヘアピンらしいカーブもなくそんなに面白くはない。峠には石碑や宮沢賢治も歩いたと言う説明書きなどもあり、峠らしさを醸し出しているが一番は怪しげな灯篭がよかった。奥州市側もさほど面白くない道のままダラダラ下って降りて行くだけ。
★大森山林道
アスファルトの道を進んで行き民家が途切れたとこからダートが始まる。
しばらくそこまで悪くはない道を進むが行きたい方角と違う方向へ進んでいた。分岐で道を間違えたようで引き返したがそのままでもどこかへ繋がってそうな道だった。でも引き返して本物を進むが、この道も草で覆われてる系。進めなくもないレベルだったので進んで行くが、最後は枝が垂れ下がっていたのと、その先はさらに草が茂っていたのであきらめた。
こんな感じで終わった。
最後の林道から出てきた時は17時半ぐらいだったが、帰宅のルート検索をすると841km、12時間とのこと。一気に脱力感に襲われた。それでも帰らねばならないので、がんばって延々高速で帰る。休み休み帰ったおかげで、結局帰りついたのは5時前になってしまった。
今回は走りまくったと思ったのに、それでも2443kmと少なめ。なのにガス代26,467円、高速代約10,000円と費用がかかりすぎ。未だに嫁に払えてないので借金として溜まっている状態である。
↓動画は奥山林道の様子。ハマっている様子は撮ってないけど・・・。343MBあるけど・・・。
<Embed TYPE="application/x-mplayer2" pluginspage="http://www.microsoft.com/Windows/Downloads/Contents/Products/MediaPlayer/" SRC="http://keichan.sakura.ne.jp/minkara/2013.08/g_okukawa_000.mp4?BCBUCpDBIGP3yc.v"Name=MediaPlayer ShowControls=1 ShowDisplay=0 ShowStatusBar=0 width="640" height="480"AutoStart=0>