
梶浦由記さんの音楽活動20周年記念ライブ
Yuki Kajiura LIVE vol.#10 Kaji Fes. 2013
に行ってきました。
会場 東京国際フォーラムA
2013.5.11
20周年記念ライブであり、フェスでもあるので、出演者がすごいです。
特設ページ
いつものYuki Kajiura LIVEのメンバー11名の他に豪華ゲスト陣を合わせて総勢21名!
しかも公演時間は5時間と梶浦さんが開催前からおっしゃってました。
このライブの開催が初めて公にされた今年1月のファンクラブイベント
【Yuki Kajiura Special SET LIST】に居たんですが、梶浦さんの口から次々と発表されるゲストの名前を聴いた時の周囲の反応がすごくて。(私は分からない人の方が多かったですが。。。)
エミリー・ビンディガーさんの時が一番大きな歓声と拍手が起きました。
隣にいた女性なんて涙流してました。
梶浦さんの音楽を聴くようになってまだ1年半なので、まだまだ知らない曲だらけだと重々承知してましたが、迷わず参加を決めました。
それから5ヵ月後
この間に私は栃木から石川に戻っており、石川に戻っての初ライ部活動の地が東京となりました。
これまでもライ部活動の主な活動地域は東京でしたし、”因縁浅からぬ”というやつでしょうか。
石川帰還決定の前にチケットを確保していたせいもありますが、帰還が決定していても確保していたに違いない。
それだけの価値があるライブです。
今回は行きも帰りも飛行機を手配。
空港間はわずか1時間なので、あっという間に東京着です
格安チケットだと電車で行くのと同額でした。
(車だともっと高い。)
10日前に確定、確定後の変更不可というリスクはありますが、掛かる時間は約半分なので今後も利用する機会はあるでしょう。
5年ぶりくらいに乗った飛行機でしたが、トラブルもなく順調に東京駅までたどり着けました。
物販組のsin@monさん、さ・りゅうさんと合流する予定でしたが、待ち行列の進みが遅くまだまだ買えそうにないとのことで、新宿でのミッションを完遂された、白むつさん、GRB-x102さんが待機するカフェへ向かい無事合流を果たしました。
その後3人で物販の様子を見に行くと、こんな状況でした。
列の長さもスゴイですが、進みの遅さもスゴイです。
それでも開場前になんとか購入することが出来ました。
sin@monさん、さ・りゅうさんお疲れ様でした。
購入を依頼してあったものは最後に。
時間も迫ってきたので会場入りします。
キャパが5千人という会場だけに広くて天井も高いです。
そのせいか2階席も高くて、ライブ中にKalafinaのKeikoが、「3階席?」なんて言ってしまう程でした。
自分の席が機材席と関係者席のすぐ後ろで、立ち曲でもその方々はほとんど立つことが無かったので、視界を遮るものがないという好立地でした。
全員が入場しきれていないようにも見えましたが、定刻の15:00を1~2分過ぎた頃に客電が落ちてライブスタート。
流れ始めたoverture(前奏曲)は意外にもKalafinaのデビューシングル「oblivious」のもの。
いきなりKalafinaでoblivious?
嬉しいけどなんとも普通のような。。。
薄暗いステージの左側から白い衣装の女性3人がゆっくりと歩み出てきて、湧き起こる拍手。
毎回この拍手で、「いよいよ始まる。。。」と高まりますが、
やっぱりKalafinaなんだ、でもovertureのアレンジがちょっと違うような、、、本当に「oblivious」?
続いて聞き覚えのあるバイオリンが始まり「oblivious」確定。
案外普通の始まりかと思いきや今日は「祭り」です、ここからが違いました。
冒頭のHikaruパートが終わって再び起こる拍手。
何かと思えば、Kalafinaの3人の後ろでスポットライトを浴びているのは戸丸華江さん!
普段のライブではWakanaが歌うファルセットを戸丸さんが歌ってくれて、ほぼオリジナルのobliviousが始まりました。
ここまでで約2分しかありませんが、最初の曲は何かとovertureを聴きながらあれこれ想像するのもKalafinaライブやYuki Kajiura LIVEの楽しみのひとつ。
当たれば嬉しいし、外れても「そう来たか~」となります。
さすがKaji Fes.だけにいつも以上に凝ってました。
この後もゲストの方々が入れ替わりで登場、いつものライブとは違うけど、実はレコーディングに参加されていた方々なのでオリジナル曲に近い形で歌や演奏を聴かせてくれました。
セットリスト
1部
M1:overture~oblivious
M2:consolation
M3:花束
M4:signal
M5:ひかりふる
M6:あんなに一緒だったのに
M7:ordinary sunset~Romance
M8:everlasting song
M9:Parallel Hearts
M10:Distance
M11:時の向こう 幻の空
M12:stone cold
M13:うた
M14:when the fairy tale end
M15:homecoming
M16:overture~circus
M17:荒野流転
M18:blessing
M19:nostalgia
M20:六月は君の永遠
M21:暁の車
M22:Silly-Go-Round
M23:nowhere
M24:優しい夜明け
2部
M1:Point Zero
M2:let the stars fall down
M3:lotus
M4:Rainbow~Main Theme~
M5:Luminous Sword
M6:Historia:opening theme
M7:Credens justitiam
M8:voices silently sing~
M9:once upon a time there was you and me~
M10:a song of storm and fire
M11:crush ~
M12:alone ~
M13:bloody rabbit ~
M14:contractor
M15:We’re Gonna Groove
M16:canata per me
M17:salva nos
M18:the world
M19:key of the twilight
M20:fake wings
M21:forest
M22:目覚め
M23:MATERIALISE~Guitar Solo
M24:zodiacal sign
M25:Sweet Song
アンコール
EN1:the image theme of XenosagaⅡ
EN2:everytime you kissed me
EN3:open your heart
5時間半、全52曲という通常のライブの倍のボリュームでしたが、本当にあっという間に感じました。
大まかな流れ↓
15:00スタート
・Kalafinaパート
・Fiction Junctionパート
・Fiction Junction YUUKAパート
17:30
20分休憩
17:50~
・サントラパート
・エミリー・ビンディガーさんパート
・Fiction Junctionパート
20:00~
アンコール
20:30終了
Yuki Kajiura LIVE vol.#9の時と同じくテレビカメラが入っていたので、いずれBD/DVDで発売されることを期待。
5時間ひたすら梶浦さんが作った歌や曲をじっくり生で聴けるという、もう2度とないかも知れない貴重過ぎる体験が出来ました。
冒頭に登場したKalafinaの印象が薄くなってしまう程の濃さでした。
来年の2月~4月でYuki Kajiura LIVEの全国ツアー開催を計画されてるそうですが、今回みたいに長くはないそうです。
梶浦さんがライブ後に発熱されて寝込んでしまったことからも長時間ライブの大変さが分かります。
気付いたことをいくつか。
YUUKAの歌声はアニメ声っぽくもあり演歌っぽくもあって苦手だったのと、その声と曲からFicitionJuncitonとは違う位置にいるような気がしてあまり聴いてませんでしたが、今回のライブの予習でYuki Kajiura LIVE VOL.#4のDVDをちゃんと観てみると「YUUKAはあくまでYUUKAなんじゃないの?」と思えました。
そして生で観て聴いてみても、そう思えました。
歌はもちろん上手で、「暁の車」の冒頭のゆったりとしたピアノ伴奏のみのほぼアカペラ部分なんて鳥肌モンでした。
ミュージカルの経験の影響か、踊りも独特で優雅な雰囲気です。
ANIMAX MUSIX2012でも聴いているのにな~。。。
いくら良い歌手や歌でも、受け取る側次第だということですね。
今回のライブが無ければYUUKAを好きになれないままだったかもしれません。
エミリー・ビンディガーさん
もともと梶浦さんとは関係の深い方ですし今回が初出演ということもあり、エミリーさんに対する拍手は明らかに他より大きかったです。
最重要ゲストということも分かっていたので、FICITON、FICTIONⅡを聴きこんで臨みました。
美声の中にも力強さというかゴツさがあって、FictionJunctionのメンバーには無い声質がとても新鮮でした。
FicitonJuncitonの歌い手さんはどの方も美しい声でコーラスワークも見事にまとまっており、もちろん大好きですが、別の言い方をすると淡白だったりトゲが無いとも言えます。
エミリーさんの歌を聴いて、こういうのも良いなと思いました。
KalafinaだとHikaruがそんな役割を担っている気がします。
聴覚(音)、視覚(照明)、触覚(音の振動)で楽しめるのがライブの魅力のひとつなので、歌の無いサントラパートも大迫力で十分楽しめました。
よくもまあこんなすごいのを作れるもんだなと梶浦さんの凄さを思い知ったのと同時に、音楽の持つ素晴らしさにも触れられました。
広い音楽の世界の中のひとつであるとはいえ、梶浦さんの音楽を知ることが出来ただけでも幸運なことです。
5時間半のライブ終了後は、場所を居酒屋に移して打ち上げです。
ライブ後のビールは格別。
知識不足でついていけない話も多かったですが、好きなことを言い合えるというのは良いもんですね。
見ているだけでも楽しいです。
この後は都内で宿泊。
翌日、石川へ戻りました。
1泊2日の東京遠征は無事終了。
参加された皆さん、色々とお世話になりありがとうございました。
また何かの機会でお会い出来ることを楽しみにしております。
購入してもらったグッズ
中央:パンフレット
今回参加された方々のインタビューやこれまで梶浦さんが関わってきたCDやアーティスト、さらには、Yuki Kajiura LIVE VOL.#1からのセットリストまで載っていてとても充実した内容で、パンフレットというより”史料”です。
上段:タオル
記念の意味と、汗や涙を拭く用。
両側
ボーカルスコア
・zodiacal sign
・salva nos
歌詞とパート毎の譜面が載ってます。
曲を聴きながら譜面を追ってもどこだか分からなくなって、
「訳わかんね~、さすが梶浦造語!」と喜ぶだけではもったい。
これを生かすには、、、
これでしょ!
カシオ ミニキーボード SA-46
譜面を見ても違いが分からないので、いっそ弾いてしまえという魂胆です。
3月にWOWWOWで放映されたKalafinaの5周年記念ライブ「oblivious」の中で、Wakanaのレコーディング風景を見た梶浦さんが呟いた↓が印象に残っており、
調べたところ、これなら小さくて安いので気楽かなと。
Wakanaが使っていたのと見た目は違いますが(あれは型落ち?)
もうすぐ届くので、まずは楽譜の読み方から始めて人差し指1本でポチポチやります。