
黒崎真音さんのスペシャルライブ
『WINGS OF EDEN" #0(シャープゼロ)』 京都公演 昼の部に参加してきました。
2014.9..20(土)
京都 fan J
12:30~
このレポは長いうえ、興味がないとチンプンカンプンな内容であることを最初に断っておきます。
今回のライブは今年7月に発売された3rdアルバム「REINCARNATION」購入者特典。
応募して抽選に当たった人が参加出来て代金は無料(ライブハウスに払うドリンク代500円は必要)
X-encounter聴きたさに応募して当選しました。
自分はALTIMAがきっかけで今に至っており、黒崎真音さんについては完全に後追いでよく知らなかったので整理してみます。
2010年7月
テレビアニメ「学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD」のED曲担当としてデビュー。
全12話の1話ずつに異なるED曲が用意されてました。
2010年9月
放送終了直後の9月にその12曲を収めた1stアルバム「H.O.T.D.」を発売。
2010年11月
テレビアニメ「とある魔術の禁書目録Ⅱ」の前期ED曲「Magic∞world」を担当して1stシングルとして発売。
本人作詞、作曲・編曲は井内舞子さん
この時からI'veとの関係は始まっていたんですね。
2011年3月
同アニメ後期のED曲「メモリーズ・ラスト」を2ndシングルとして発売。
2011年8月
アニソンフェス「Animelo Summer Live 2011」でALTIMAのボーカル「MAON」としてもステージデビュー。
「黒崎真音」として、
シングル 6枚
オリジナルアルバム 3枚
企画アルバム 3枚
(今回の「REINCARNATION」はオリジナルアルバムではなく企画アルバムの扱いで3枚目)
「ALTIMA」として、
シングル 4枚
アルバム 1枚
自分は2012年の「アクセル・ワールド」後期のOP曲「BURST THE GRAVITY」でALTIMAを知って、アニソンフェスでALTIMAを何度か観る機会がありました。
ラップ担当のMOTSUさんが面白いな~という良い印象は持ってました。
2013年の「東京レイヴンズ」のOP曲「X-encounter」で黒崎真音さんにようやく興味を持ちました。
曲も良ければアニメも面白く、当時
みんカラにもあげましたが、「ようやく気付いた?」的な反応をいただきました。
後追いが基本なんでw
で今年の3月にALTIMAがついに発売した1stアルバム「TRYANGLE]が気に入り、購入者特典で応募した抽選ライブに当選して
名古屋公演に参加出来たことで、ますます「黒崎真音」さんが気になるようになったと。
ラップがあることと、遊んでる要素も強いのでアニソンとは一線を画しているところが「ALTIMAは楽しい、面白い」由縁ですが、真面目な曲では八木沼さんの美しいメロディにMAONの声がピッタリ合うんですよね。
1stアルバム「H.O.T.D.」は暗く重々しい雰囲気が気に入って何度も聴いてきましたが、アニメは観たことが無かったのでつい先日観てみました。
高校生がゾンビと戦う話しですが、今日では放送出来ないような描写(グロい、血、エロ)というのは知ってて、グロいのが苦手な自分は今まで避けてきました。
今回のライブに参加するにあたり、彼女の原点でもあるので観ることにしました。
あの曲達とどう繋がるんだろうと思いながら見てて、第1話の最後でヒロインの麗の絶叫とオーバーラップして始まった「君と太陽が死んだ日」は衝撃的でしたね。
「H.O.T.D.」は生き抜く為の残酷で過酷な戦いの話ゆえの暗さ、重々しさを表現しているんだろうと。
で、3rdアルバムの「REINCARNATION」は東京レイヴンズをトリビュート。
トリビュートの意味は「感謝・賞賛・尊敬などの気持ちを表すしるし」
登場する各キャラクター毎に黒崎さんが作詞を担当、作曲編曲はI'veの高瀬さんor井内さんが担当。
実は「H.O.T.D.」を除くと、これまでリリースした曲ほぼ全ての作詞を黒崎さん本人が行ってます。
各キャラクター毎に歌詞にしていく能力もさることながら、この作品は「陰陽師」の話なので難しい単語も数多くあります。
それをいわゆるI'veサウンドという難しいメロディにはめ込んで見事に歌い上げることも凄いと思います。
曲をI’veが担当するとそちらが注目されがちな気がしてますが、それを歌としてモノに出来る点でも彼女は凄いと思ってます。
東京レイヴンズの原作者、あざの耕平さんと黒崎さんの「REINCARNATION」についての対談記事も興味深いので貼っておきます。
→
こちら
1stオリジナルアルバム「Butterfly Effect」、2ndオリジナルアルバム「VERTICAL HORIZON」については、ライブ前日に借りて聴いたので「一夜漬け」。
全曲聴きつつも、時間が無かったので今回のライブの趣旨からタイアップ曲に重点を置きました。
全体的には重めのロックが多く格好良いのが印象的でしたが、振り絞る感じがしない綺麗に伸びる美しい高音と声質そのものはバラードが最も似合う印象でした。
「REINCARNATION」発売日の
彼女のブログを読むとこれまでの悩みについても書かれています。
企画アルバムとオリジナルアルバムか混在したり、ALTIMAとしても活動しているせいかと思いますが、色々と挑戦することは本人の意思ですから。
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費用を抑える為に車で高速使わずに行こうと計画してたけど面倒臭くなり直前で電車に変更。
サンダーバードで京都まで2時間ちょっと。
京都の北のはずれの国際会館駅まで、地下鉄烏丸線で20分。
そこから徒歩で10分近くのところが会場。
車だと5時間近く?
駅から会場までの通り沿いにコインパーキングがいつくかあったので、駐車場で苦労はなさそうです。
10:30から物販開始で15分前に会場着。
今回のライブ「#0」は東京も含めてTシャツのみ。
無料ライブなので、せめてTシャツは買って貢献しておこうってことで。
10数人居ましたが列形成は無し。
時間になるとスタッフさんが呼びに来て、会場へ降りる階段に誘導され列形成。
ものの5分で無事ゲット。
その後付近で時間を潰して会場へ戻る。
今回のチケットは紙ではなくケータイに配信されて、ケータイを機械にかざして入場する方式。
自分のはおさいふケータイではないのでダウンロードして画像保存しておいたQRコードを表示させて機械にかざしました。
初めてだったので心配でしたが何事もなく無事入場。
紙として残らないのは残念です。
30番台だったので2列目は確実か?と期待して入場するも、女性エリアがステージ中央付近まで確保されており結果は3列目真ん中。
2列目と3列目だと頭の隙間からステージを覗くオールスタンディングでは視界が段違いなので差は大きいんですよね。
3列目以降になってしまえばどこも同じようなもん。
キャパは600らしいですが、実際入れたのはその半分くらい?
ステージ上に楽器が無いので演奏は生バンドでなく音源(カラオケ)でしょう。
スタッフさんが真音ちゃん用の水を置いたのが、ステージ最前のモニター用スピーカのすぐ横の床。
普通後ろに用意したテーブルに置くよね。
客層はLiSAのデート(LiVE)ほど若くなく、May'n部長のライ部ほどベテランではない感じで割りと普通な印象。
一部元気な人達は居ました。
10分押しくらいでライブスタート。
ダンサー二人が登場してステージ両脇に立つも拍手、歓声は起きず。
続いて真音ちゃんが登場して、ステージ中央にスタンバったところでようやく歓声と拍手。
静かなスタートでした。
衣装は白の上下で黒のニーハイ。
絶対領域が眩しい!
左腕は長袖で右腕は袖がないノースリーブな感じ。
ALTIMAのMAONはボブにしてセクシーな感じですが、黒崎真音はお嬢様な感じでとにかく可愛い。
ってか可愛すぎる。
そのままイントロが始まり、1曲目。
1.X-encounter
聴きたかった曲だけどノリはイマイチ。
キレの良いフリでわりと淡々と歌っているのでこれで良いのかも。
それでも「レイブンズ!」と間奏部分は皆さんバッチリ。
前の人の頭で遮られ視界の確保に手間取りあまり集中出来なかった。
2.starry×ray
2ndアルバム収録曲だがノンタイアップなので思い出せず。
周囲の盛り上がりになんとなくついていっただけ。
3. -Autonomy-
春虎の歌
ロックで力強く格好良い。
4 Trying! Trying
天馬の歌。
手拍子か手振りがあった気がしたがよく覚えていない。
5 Dysnomia -ディスノミア-
京子の歌
想いを寄せていた夏目くんが実は女と知ってしまった気持ちを歌っており、
「MY LOVE IS "OVER"」とド直球な歌詞で始まる歌は曲調も切なく、お気に入り曲のひとつ。
6 Memories of days gone by
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 第5話のED曲。
静香先生の知り合いの家に向かう為に、静香先生とタンデムで堤防をバイクで走るシーンで流れて「H.O.T.D.」では珍しくホッと出来る曲。
聴いたことあるな~と思いながらも曲が終わって真音ちゃんが言ってくれるまで気付かず。
今回唯一の「H.O.T.D.」曲だったのにショックでした。
久しぶりに歌ったそうですが、真音ちゃんの右手のフリ(May'n部長のノーザンクロス的なやつ)を自分も含めて多くの人が真似して一緒にやったことを喜んでくれてたからまあ良いや。
Memories of days gone by
次の曲は手のフリがあるというので真音ちゃんが説明してくれました。
手をもみじのように開いて小さく前後に動かす。
恥ずかしかったら、下の方でも良いよ~と言ってくれましたが、
LiSAライブでは両手でハートマーク作って突き出すのをやってるので全く問題無し!
メロディを声に出しながら手を動かしてくれたが何の曲か分からず。
「それでは聴いてください 「K・O・N♡」」
7 K・O・N♡
タイトルにハートマークがついてますが、タイトルコールでもバッチリハートマークついたような可愛さ。
話しをする真音ちゃんの雰囲気に近い声で歌う、可愛らしくふんわりとした歌。
やべー、可愛過ぎる!
「こん、こん、こん、、、」に合わせて開いた手を前後に動かす。
曲が終わってモニタースピーカーの横に置いた水をしゃがんで飲む時に、会場中がシーンとして彼女に注目してました。
これが何度かあって気まずさに耐え切れなくなったのか、「気まずいからザワザワして!」というリクエストが。
確かにこういう時って、○○ちゃーんと名前を呼んだりしてザワザワすることが多いですし。
ステージ後ろで飲むならまだ何とかなったはずだし、テーブルを置くくらいのスペースはあるように見えたけど。
これ以降、皆で「ザワザワ」という言葉を発するようになったのが面白かった。
8 LOVE○JETCOASTER
KOTOKOさん作詞で「Butterfly Effect」に収録のノンタイアップ曲。
作曲・編曲はlivetuneのkzさん。May'n部長の「今日に恋色」もkzさんです。
真音ちゃんのリードで手を大きく左右に振る。
LOVE○JETCOASTER
次の曲も手を叩くところがあるというので再び練習。
叩くスピードがどんどん早くなりどう収拾つけるのかと思ったら、真音ちゃんがタモリさんの真似して見事に締まった。
次の曲は、、、「fixxx and lie」
9 fixxx and lie
ステージがライトで真っ赤に染まる。
激しいギターイントロで一気にヒートアップした後に手叩きで更に盛り上がる。
歌が始まる直前のパート(20秒以降~歌まで)で手叩き。
生バンドだったらもっと凄いだろうな。
次のツアーでもこの曲はやるような発言あり。
今後のライブではここ一発という場面で歌われるようになるといいな。
曲調は強く冷静な鈴鹿の印象ですが、歌詞は強がってる感じなのも鈴鹿らしい。
続くMCでは、「X-encounter」は東京レイヴンズのOP曲で私が担当して、
ED曲は南條愛乃さんが、、、どうたらこうたら」と話しだしたので歌ってくれるのか?と期待させておいて、ちゃんと歌ってくれました。
10 君が笑む夕暮れ(南條愛乃カバー)
flipsideのボーカル、南條愛乃さんのソロデビューシングルで、これもKOTOKOさん-井内さんコンビ
とても切ない曲ですが真音ちゃんが歌うのもいいわ~
彼女の声はホントこういう歌にピッタリです。
ウルっときました。
君が笑む夕暮れ(南條愛乃)
11 ひまわりと夏
夏目が春虎を想う気持ちを歌ってます。
幼い頃の夏に春虎が北斗を追いかけていた光景も思い浮かびます。
アルバムではこの曲の次は、タイトル曲「REICARNATION」へと続くので次は「REICARNATION」を期待しましたがここで一旦終了。
アンコールの掛け声は「まーおーん、まーおーん」
上着を物販で販売していた黒いTシャツに着替えて戻ってきてくれました。
今日は「薄桜鬼」の6周年と2日なんです、と話し出したので、「次は黎鳴?黎鳴?」なんて期待してMCを聞いてたら、
それでは聞いてください「黎鳴」
12 黎鳴 -reimei-
テレビアニメ「薄桜鬼(はくおうき) 黎鳴記」のOP曲で4thシングル。
2012年に放映されたので、何が6周年かというと原作となったゲームが発売されて6周年と2日目ということでした。
2ndアルバムに収録されているタイアップ曲なので一夜漬けとはいえ重点的に聴いた結果、気に入った曲だったので嬉しかった。
黎鳴 -reimei-
13 楽園の翼
10/15発売の七枚目のシングルを披露してくれました。
来月から始まるテレビアニメ「グリザイアの果実」のOP曲です。
ちなみにED曲担当は南條愛乃さん。
BS11でもやってくれるのでちゃんと観ますよ。
14 メモリーズ・ラスト
2ndシングルで「とある魔術の禁書目録Ⅱ」後期のED曲。
最後だしそういう曲だったのでこればかりは跳びましたよ。
メモリーズ・ラスト
ダンサーのMariさんとReiさんにマイクを渡して挨拶してもらうという珍しい展開後に3人手を繋いで並んで最後の挨拶をして無事終了。
アンコール3曲含めて全14曲で約1時間半。
アルバムタイトル曲である「REINCARNATION」が無かったのは残念でしたが、なんせ無料ライブなんで仕方ないです。
ダンサーを2人もつけて14曲も歌ってもらえたし内容も手抜きなく、ただただ「ありがとう」です。
歌とライブ運びは安心して観ていられました。
フリを考えてきてくれたり、煽りもバッチリ。
次の曲に繋がるMCをして曲名を紹介してから歌い始めることが多かったのも良かったです。
課題はMCかな。
嬉しさや感謝を素直に伝えてくれているのですが、結果同じような内容を何度か話してしまい「おじいちゃんみたいだね^^;」なんて言ってました。
舌足らずで甘えるようなしゃべり方だし、外見もお嬢様っぽいので可愛いのは間違いないですが、それが目立って肝心の歌に関心が向かない恐れが。。。
そういった点で損をしてるんじゃないのかなと要らぬ心配をしてしまいます。
でもあれが彼女のスタイルなんでしょうね。
観客側は押されることも無く、マナーを守って楽しんでいる方が大多数。
サイリウムもそれほど多くなく観やすかった。(自分も結局使わず)
ただ、一部で大きく動いて踊っているっぽい人が居たし、一部の人達がコールして無理やり盛り上げている感じもした。
ALTIMAの時もやたら大声出して「真音ちゃん、真音ちゃん」叫んでる人がいたっけ。
ライブ回数が多くないのでまだライブが出来上がっていないのかと思いましたが、初めて参加した自分でも、ここでそれやらなくても。。。と思った。好みの問題でもありますが。
ライブが全てではないけど、ライブが歌い手や歌、観客を成長させるのも事実だし、ライブは一緒に作っていくものなので、この点だけはちょっと気がかりです。
生バンドでも聴いてみたいし、年末のツアー行こうかな。
運営側の術中にはまった感もありますが、魅力十分なのは間違いない。
セトリまとめ
1. X-encounter
2 starry×ray
3. -Autonomy-
4. Trying! Trying
5 Dysnomia -ディスノミア-
6 .Memories of days gone by
7 .K・O・N♡
8 LOVE○JETCOASTER
9 fixxx and lie
10 君が笑む夕暮れ
11 ひまわりと夏
アンコール
12 黎鳴 -reimei-
13 楽園の翼
14 メモリーズ・ラスト