
1/23に行われるKalafinaの5周年記念ライブに向けて、劇場版「空の境界」(アニメ)を再度観つつ、そのサウンドトラックである、”劇場版 「空の境界」 音楽集”を聴き込んでます。
ライブにアニメと音楽集なんて関係なさそうですが、Kalafinaは劇場版「空の境界」の主題歌を歌う為に5年前に結成されたユニット。
そして「空の境界」の音楽を担当した梶浦由記さんはKalafinaの曲も作っており、空の境界(アニメ)、梶浦さん(音楽)、Kalafina(歌)は密接に関係してます。
さらに今回の5周年記念ライブのタイトルが初ライブのタイトルと同じ「oblivious」であり、会場もその初ライブを行った会場である Shibuya O-EAST。
デビューシングルのタイトルも「oblivious」で、この歌が空の境界 第一章の主題歌。
5周年という節目に原点に立ち返えり次へ進もうという想いでしょうか。
それならば空の境界を再度観て、その音楽を聴くことで今まで何度も聴いてきたKalafinaの歌への理解を深めて今度のライブをより楽しもう、意義あるものにしようというのが狙いです。
実はこの音楽集、梶浦さんのサントラにも踏み込んでみようと数ヶ月前に入手済みでした。
Kalafina→劇場版「空の境界」と進んできた自分にとっては、
”戦闘シーンで流れてた曲だ!”
”Kalafinaのあの曲のメロディだ!”
とサッと聞くだけでも十分楽しめました。
その後は聞いてなかったのですが、ライブに向けた準備の一環として引っ張り出してきて聴き込み開始。
ピアノと弦楽器を主としてコーラスや様々な音を重ねたスローテンポで「美しい曲」が多いのでじっくり聴けます。
数ヶ月前だったら途中で飽きてしまったかもしれないですが、今の私にとっては「大好物」。
Kalafinaの歌にも使われているメロディーの幾つかがキーとしてあちこちに散りばめられているのも面白いし、同じメロディーでも感動的だったりアップテンポだったりと場面によって異なっているのも面白いです。
戦闘シーンで流れる曲はドラムやエレキギターが激しく鳴り響いて興奮を高めてくれます。
いきなり始まるのではなくて、スローテンポから少しずつ変化していくので、
「くるか。。。? くるか? キターー!」となります。
流れの中でタメを作っておいて(期待させて)、ドーンとくるのが梶浦さんらしいです。
これは歌にも言えて、イントロではどの歌か判別し辛い。
その分、どの歌か分かった時に「おお。。。」となります。
これとは逆に、菅野よう子さんのマクロスFの歌はイントロですぐに分かるので、ライブで「ユニバーサル・バニー」が始まる時はイントロが流れた瞬間に会場中が一気にドカン!と沸き上がります。
タメはあるも良し、無いのも良しです。
これらの音楽が、空の境界の制作と同時進行で映像や台詞に合わせながら作られたそうなので、映像にごく自然に溶け込んでいる印象です。(言い方を変えると”一体感”、”邪魔をしない”?)
音楽で空の境界の異質な世界観をよく表して、かつ盛り上げているんだと思います。
残酷なシーンがあって私にとっては苦手な部類の作品なのですが、それでも観たくなる何かを音楽が創り出しているような。
BGMとして流しておくような聞き方はもったいなくて、ヘッドフォンをして目を閉じて集中して聴きたくなります。
珠玉の曲の数々という表現がピッタリで何度聴いても飽きることはなさそうです。
(車でバイパスを流している時に聞いても良かったです)
そして全七章からなるこの作品の主題歌(エンディング曲)を歌ったのがKalafina。
各章ごとで違っているので全部で7曲あります。
エンディング曲というと、本編からの解放だったり余韻に浸れたり、本編と現実との間のクッション的な役割だと思うのですが、空の境界の場合は本編のおさらいのような役割でしょうか。
歌詞がその章について触れていたり、歌声や音楽でその章の雰囲気を表現しているからです。
主題歌ごとにその章が思い起こされます。
単純に歌として聴いても素晴らしいですが、空の境界と結びつけることで今までとは違った気持ちや楽しみ方で聴くことが出来ます。
このように空の境界(アニメ)、梶浦由記さん(音楽)、Kalafina(歌)は密接に関係しており、空の境界を頂点にした三角形を形成しているイメージを持ちました。(底辺の両端が梶浦さんとKalafina)
3点あればそれらを結んで形を形成できるし、三脚のように安定もする。
3つで「ひとくくり」なのでしょう。
それぞれの先にはまだまだ繋がりがあって、
空の境界だと、原作もあるし、TYPE MOONの作品群もある。
KalafinaにはFiciton Juncitonやそれに所属する歌姫達
梶浦さんには数々の音楽
空の境界の前後は霧に包まれてます。
Ficiton Juncitonはすでにハマってます。
梶浦さんは5月の「梶フェス」の豪華ゲスト陣を考えると、「Fiction」「Fiction2」は最低限おさえておくべき。
あとは歴史秘話 ヒストリアの今月からの新エンディングテーマとなっているKalafinaの新曲「夢の大地」を聞かなくては。(録画済み)
当日が楽しみ過ぎます。