
オーケストラ・アンサンブル金沢による
『オーケストラが奏でるP.A.WORKSの世界』に参加してきました。
2014.10.4(土)
石川県立音楽堂
14:00~
アニメ製作会社「P.A.WORKS」が製作したアニメのサウンドトラックや歌をオーケストラで演奏したり、合唱してくれるコンサートです。
数多くの作品の中でも今回は北陸を舞台にした、
・ture tears (富山)
・花咲くいろは (石川)
・グラスリップ (福井)
「北陸青春3部作」と呼ばれている作品たちと、
・TARI TARI (神奈川)
の計4作品の音楽です。
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出演:<指揮>志村健一
<管弦楽>オーケストラ・アンサンブル金沢
<ゲスト>能登麻美子/伊藤かな恵
オーケストラとオリジナルキャストの声優による「花咲くいろは交響組曲」ほか
P.A.WORKS「北陸青春3部作」と「TARI TARI」の音楽をお届けします。
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ネットで開催を知って即参加することに。
会場が近いというのもありますが、オーケストラ演奏だから良いに決まってます。
こう言えるのは、ガンダムユニコーンの上映会で澤野さんを含むオーケストラによる演奏を聴いたせいもありますし、アニメに関係なくこういうコンサートに参加したことがあったからです。
しかも今回の演奏は日本初のプロの室内オーケストラのオーケストラ・アンサンブル金沢(以下OEK)で、会場も本拠地である石川県立音楽堂です。
石川県立音楽堂 コンサートホール
ネットでのチケット販売開始時間の1時間前から会場への電話予約が可能だったので、時報と同時に発信。すぐ繋がって拍子抜け。
意外にも席が選べたので、あまり前だと全体が見えずらいと思い10列目の中央付近を選択。
数時間後に会場へチケットを受け取りに行くも混雑は全くなし。
結局チケットは当日券も販売されてました。
結果的には早く動く必要は無かったのですが、先着順のチケットがちょっとの差で取れなかったことがあったので結果オーライってことで。
当日は兵庫からはるばる来られたブラン・ヒッコリーさんと弟さんの3人で行動。
小松空港、兼六園でカメラ練習しつつ会場へ。
JR金沢駅の東口を出てすぐです。
2階がコンサートホールの入り口になっているので上がってみると、
サイン入りのポスターが何枚も展示され、P.A.WORKS作品のグッズ販売もありました。
ぼんぼり祭りの「のぞみ札」も販売されてました。
今回出演される「花咲くいろは」輪島巴役の能登麻美子さんのサイン

能登さんは地元金沢市出身です。
同じく、「花咲くいろは」松前緒花役の伊藤かな恵さんのサイン
チケットと引き換えにパンフレットが手渡されました。
会場へ入ると正面には大きなスクリーンがあり、今回の4作品のCMが写されてました。
演奏中にも使うのかな?それにしても音が小さくてほとんど聞こえない。
開演待ちの間にパンフレットチェック。
パンフレット裏

来週に迫ったぼんぼり祭りの広告
中

オーケストラコンサートなので曲目が記されてます。
「花咲くいろは」がメインですね。
定刻5分前にブザーが鳴り、スクリーンが上へ巻き取られました。
とても素晴らしかったコンサートを文章で伝えるのは難しいですし(ってか無理)、能力もないし、
もっともらしい言葉を使ってそれっぽくしたくもないので大したレポではありません。
テレビカメラは入ってなかったので映像化は無いだろうけど、ぜひCD化して欲しいです。
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定刻になり、まず合唱団(OEK・POPカルチャー特別編成合唱団 60名)の皆さんが左右から登場して舞台後ろに並んでいきます。
「拍手しなくていいんかな~、タイミングが分からん。」
続いてオーケストラアンサンブル金沢の皆さん(50名近く)も登場して次々と着席していきます。
そんな中、ヒゲの外人演奏者さんが着席前に観客席に向かって拍手のゼスチャー。
ようやくここで拍手が起こりました。
指揮者の志村健一さんが登場。
志村さんは、アニメやゲームの音楽をオーケストラコンサートを手掛けており、
調べてみると昨年行われた『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ』オーケストラ・コンサートの指揮もされてました。(別件があって行けなかった。。。)
舞台の全景はこんな感じでした。
まずは「TARI TARI」パートから
潮風のハーモニー(ED曲)
(演奏のみで歌無し)
1小節目ですぐ涙腺が緩む。生の弦楽器ってホントダメだわ。
様々な楽器があることで、原曲とは違った美しさや迫力があって、ようは凄かった!感動した!
演奏終了後、司会役の能登麻美子さん(花咲くいろは 輪島巴役)と伊藤かな恵さん(花咲くいろは 松前緒花役)が登場。
挨拶と今回のイベント趣旨の説明。
お二人ともキャラクター通りの印象でした。
心の旋律(合唱版)
オーケストラ演奏と共に総勢60名の合唱団による合唱。
涙腺崩壊でした。
冒頭2曲で今日の分は枯れ果てたかと思いました。
この夏に江ノ島に行ったのも影響してるんだろうな。
「北陸3部作」ではない「TARI TARI」がなぜ含まれていたのか、指揮者の志村さんが説明してくれました。
「自分がTARI TARIの舞台である神奈川県出身だからという訳ではないが、合唱がテーマの一つになっている作品なので、この機会にぜひやってみたかった」そうです。
ありがとうございます!
「TARI TARI」パートに続いては、「グラスリップ」パート
・君しか見えない輝く未来
・夏の日と君の声(OP曲)
・いつまでも忘れたくない日々
・透明な世界(ED曲)
OP/ED曲は歌は無くてもメロディで再現されており、こういうのも良いもんだと思ったのと同時に、
来週のジョイントフェスティバルで生歌で聴けるのがますます楽しみになりました。
続いて「true tears」パート
・リフレクティア(OP曲)
・そらはいつも流れて
・窓辺にもたれる少女
・舞い降りる記憶の影に
・SeLecT
・一陣の風
・うねり/ねじれ/揺らぎ
・溢れ出る、気持ち
・想いをおいてきて~Reflect Tier~
(全て演奏のみで合唱は無し)
「リフレクティア」
原曲の爽やかな雰囲気とは違い、オーケストラによる力強い演奏でした。
「舞い降りる記憶の影に」、「SeLecT」
作品の特徴のひとつである「暗さ」「重々しさ」を表した曲が続き、この曲が使われたアニメ場面のせいもあったのか、このあたりから鼻をすする音がチラホラ聞こえてきました。
「一陣の風」
ピアノの美しいけど悲しいメロディに、後半はストリングスが乗っかってきてさらに悲しくなるけど、ほんと良い曲です。。。
「溢れ出る、気持ち」、
「想いをおいてきて~Reflect Tier~」
「リフレクティア」のメロディが散りばめられており、「ture tears」パートの締めくくりにふさわしい曲でした。
以上で第一部が終り20分の休憩。
心のつぶやき
「心の旋律が良かったな、アンコールでもう1回歌ってくれないかな?無いだろうな~。
でもこの編成ならリフレクティア(合唱版)もいけるよな。誰か時間を巻き戻してくれ~」
休憩が終り「花咲くいろは」パート
キャストの能登さんと伊藤さんが登場して、指揮者の両脇で観客席を向いて着席しました。
手には台本を持っています。
このパートは組曲形式で次々と演奏されます。
(演奏順は最初と最後は除けばサントラCDの収録順になってた)
曲と曲の間には能登さんと伊藤さんによる台詞も入りました。
組曲 花咲くいろは
「私、かがやきたいんです!」などの台詞が作中の順番で語られました。
能登さんの「巴さん」は作品のまんま、綺麗かつ素敵な声でずっと聴いていたかった程です。
前半は心地良い曲が続いてからの、
巴さんがお見合いについて母親と電話で話したあとの「どんだけ。。。」も良かったですが、
サバゲーマーのとの戦いを描いた第7話「喜翆戦線異状なし」の台詞からの「花いろ軍の行進」は、サントラCDをはるかに上回る大迫力で、見応え聴き応え十分でした。
やはり自分は巴さん推しですね。
その後ちょっと寂しい曲パートがあって、
「Ray of Light」
もちろん合唱付きで、とても神秘的でした。
作品の世界観とは一線を画してます。
「ぼんぼり夜」
客席の後方から入場したであろう浴衣に狐のお面を頭に被った子供たち(OEKエンジェルコーラス 約30人)が通路に並んで歌ってくれました。
作中のまんまの幼い歌声で、これも良かったな~
この曲だけは、指揮者の志村さんはオーケストラを指揮しつつ、時々チラッと観客席側のエンジェルコーラスを振り返りながら単純な4拍子で指揮してました。
「受け止めてくれる優しさ~ from ハナノイロ~」
サントラCDでは静かな曲でしたが、今回の演奏の後半部分はほぼ原曲通りにアップテンポで元気な演奏でした。
歌のメロディーも楽器で再現されており、歌無しだけど何故か良かったな。
組曲が終わりいよいよ終演?
能登さんと伊藤さん、OEKエンジェルコーラスの子達も舞台に登場して拍手に包まれます。
何度も拍手が盛り上がったあとに能登さん、伊藤さん、OEKエンジェルコーラスの子達は舞台袖に姿を消しました。
雰囲気的にはこれで終りっぽい。
しかし指揮者の志村さんが指で「もう1曲」というゼスチャーをして演奏が始まりました
「リフレクティア(合唱版)」TARI TARIより
やった~!!
キラキラが強烈に反射しまくりで凄かった。
聴けて良かった。
さらに「もう1曲」というゼスチャーで
「影踏み」劇場版 花咲くいろは HOME SWEET HOMEより
ドラムも加わり原曲の勢いそのものでオーケストラとは思えない圧巻な演奏でコンサート終了。
14:15頃だったので、休憩を除けば実質2時間のコンサートでした。
会場の出口には、
素晴らしいコンサートに参加できて良かったです。
最近のアニメの映像のクオリティの高さは凄いですし目に付きやすい所でもあります。
また主題歌を歌うアニソンアーティストと呼ばれる方々の実力もかなり高いです。
これらにに比べればBGMは目立たないかもしれませんが、BGM無しの作品はきっと味気ないものになるでしょう。
今回のようなBGMにスポットを当てる機会はそうそうないと思いますが、今後も参加出来たらと思っています。
この後向かったのはもちろん、、、
湯涌温泉
ブラン・ヒッコリーさん指導のもと撮影
三脚って良いね。