FOCAL 調音施工  

40系ヴェルファイア エグゼクティブラウンジが納車されて間もないタイミングで、ADVANS調音シートによる調音施工を実施しました。

実施はフォーカル プラグ＆プレイ本店（木更津）となります。

エグゼクティブラウンジは元々静粛性が優れているのですが、「さらに快適性を高めたい」という思いから、デッドニング系カスタムの中でも評判の高いこのメニューを選びました。

【使用パーツ：ADVANS調音シート】
ADVANS調音シートは、一般的な「制振＋吸音」の2層構造ではなく、制振＋遮音＋吸音を組み合わせた3層構造を採用しているのが特徴。それぞれの層が異なる働きをすることで、単なるノイズの減衰だけではなく、「耳に届く不快な成分を減らす」という考え方で設計されています。

「もともと静かな車をさらにブラッシュアップする」には、ちょうど良い選択肢でした。

【施工範囲と具体的な変化】
① 基本プログラム（4輪インナーフェンダー）
ロードノイズの低減を目的に、タイヤハウス内に施工。走行後の体感としては、ロードノイズの減少効果があります。また特に荒れた路面に入ったときに路面のザラザラ感がマイルドになった印象です。完全に消えるわけではないですが、タイヤから伝わる高音域が遮断されてると感じました。

② バルクヘッド施工（エンジン側）
エンジンルームとキャビンの間にあるバルクヘッドを重点施工。アイドリング中、そして発進・低速域でのエンジンからの唸り音が確実に穏やかになりました。エンジンの存在感が消えるわけではないですが、耳障りな響きが和らぎ、車内に自然な静けさが生まれたのがわかります。

③ フロントフェンダー施工（前輪鉄板側）
高周波ノイズ対策として施工。施工後も「劇的な変化」というよりは、全体的な走行音がより滑らかになったという、自然なレベルの変化でした。気になるノイズがない状態でも、静粛性をさらに底上げできるのは嬉しいポイントです。

④ ラゲッジ施工
車両後方（ラゲッジ周辺）にも施工を実施。もともと大きなノイズが気になる車ではありませんでしたが、後席エリアのこもり感が減り、車内全体の音バランスが良くなった印象です。家族で乗るときにも、後ろに座る人の快適性が向上したように感じます。後席の快適性はレクサスLMと遜色がないレベルです。

【施工後の総評】
今回、納車間もない状態で施工を行ったことで、「うるさかった音を消す」というより、「静かな車をさらに洗練された乗り味に仕上げる」という効果を実感できました。

具体的には──

不快なノイズのエッジが取れて、耳当たりがソフトに。オーディオ再生時、特に中高音域の聴き取りやすさが向上。高速道路での巡航時、会話のしやすさがアップ。

正直、「爆発的に静かになる」ような劇的変化を期待すると違うかもしれません。ただ、もともとある程度完成された静粛性を持った車に対して、さらに一段上の快適さを重ねる施工としては、非常に満足度が高い結果になりました。特に、「音量」ではなく「音質」を整える方向に効果が出るので、クルマに対してこだわりのある方や、「静粛性を妥協したくない」タイプの方にはぴったりだと思います。

施工費用は安くはありませんが、毎日乗る車で得られる体感変化の積み重ねを考えるとコスパは高いと感じます。

走りの楽しさはそのままに、「静かな上質空間」を手に入れたい方には、ヴェルファイア＆アルファード乗りの方にはぜひ検討してもらいたい施工メニューです！
※ただし費用はそれなりにかかるので万人にオススメのものではないかと。人によりコスパの面では要検討です。

私はとにかく静音性を高めたかったので満足しています。

【参考ブログ記事】
https://theclass-log.com/40vellfirechouon/

【満足度】★★★★★（5/5）