ASGのこと(写真無し)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
そろそろ秋。やっと整備する気になる季節になりました。
夏はもうやる気になれません。
それはそうと、ASGのこと。
前も話ししたかと思いますが、他社でも似たような技術はありますね。
・クラッチ操作
・ギアセレクト操作
これら、ギアセレクト操作は場合によっては手動もあるけど、何よりクラッチ操作を自動でやってくれるというもの。
VWではASG、DSGが該当するのかな。
DSGはダブルクラッチ?仕組みがわからん。まぁ渋滞多発の日本じゃなにかと故障率も高いという話。
2
それはそうと。
ASGは「AT」ではなく、「クラッチ操作を電動で代行してくれるMT」です。
実際に、MTと同じミッション構造ですし、クラッチもありますし。
ただし、「クラッチ操作」自体はしなくてもよいということで、AT限定でも乗れるのが、日本国内じゃいいところ。
クラッチペダル(バイクじゃレバー)操作がないってだけでOK。なんとも変な感じはしますが。
で。
スズキとかフィアットでは油圧制御と聞いてました。
オイル漏れやら交換が大変とか。VWも必要なのかな?と考えてました。
※構造はMTなので、ギアオイルは本当のMTと同じで必要。
3
ちなみに、日本じゃAT扱い。ASGと呼ばれたりATと呼ばれたり。
本国ドイツじゃMTが主流なのかASGネタがあまりありません。Skoda/SEATでもMTをチョイスする人が多いようですね。
(あくまでネット上では、な話ですが)
ですが、ブラジルではそこそこ有名?なのか、ネットでも情報があります。
そして「I-Motion」と呼ばれてるようです。
(TSIとかみたく「I-Motion」エンブレムもあるようで)
4
それで、肝心なクラッチ操作部分。
車体をそこからのぞけば見える部分ですが、アクチュエーターって名前だっけ?が見えます。
本来なら、クラッチペダルを踏めば油圧でギアとエンジン動力を切り離すレリーズフォークをグイッと押してくれる部分。
レリーズシリンダがMTならありますけど、ASGはレリーズシリンダの代わりにアクチュエーターだっけかのパーツがあるんです。
それが、クラッチをつなげたり切ったり、半クラだったりと絶妙な操作をしてくれます。
ちなみに、レリーズシリンダがMTは上部にあります。まぁ定番ですね。
でも、ASGのアクチュエータ?は下段なんですよね。電動ギアセレクタユニットが上段にはあるので。
5
本来だったらMTならアクセルオフしてから、クラッチ切ってシフトチェンジします。
でもASGはまぁしなくても問題ないです。燃料カットかアクセルオフ制御してるんでしょう。んだからなんかギクシャクするんですね。
私はATモードでほぼ乗ったことがなく、MTモードでシフト時は自分でアクセルオフしてます。なので、あんまりギクシャクはしないです。
たぶんアクセルオフ制御でしょうね。アクセルオン状態でクラッチ切れば回転数が一気にあがるはずでしょうから。
6
それで、レリーズシリンダの役割をするアクチュエーター(名前これなのかな?)。
油圧じゃなく、電動モーター制御でした。
YouTubeで分解整備してる動画見ましたが、オイルは無し。
電動モーターとギアをうまく使った制御でレリーズシリンダの動きを再現してました。
耐久性はまぁそりゃあるでしょうが、モーターとギアの加減で絶妙な調整ができるみたいですね。
先日ASGのクラッチやら学習機能を調整しましたが、まぁクラッチ板もミリレベルで減ってくるわけで。調整も必要なんでしょう。
(MTなら無意識に繋がるポイントをあわせるでしょうが)
7
なかなかおもしろいアイデアなのに普及しない。
ギアセレクタのほうは、さほど難しい技術でもなさそうです。
そもそもMTのシフトレバーから2本のワイヤーでギアをセレクトする仕組み。まぁここを電動化すればいいだけなので。
いつの日か、ミッションを降ろしていろいろ調べてみたいものです。
思ってる以上に小さい感じなので。
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