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ひーたん92のブログ一覧

2014年05月20日 イイね!

「 見張り塔からずっと 」 歌詞の意味とその魅力

「見張り塔からずっと」(All Along the Watchtower)という曲があります。もともとはボブ・ディランが作った曲ですが、ジミ・ヘンドリックスがこれをカバーしてから有名になり、その後、いろいろな人がこの曲をカバーしてきました。2004年のイギリスでの「ベスト・カヴァー・ソングTOP50」では1位になったそうです。

ボブディランの原曲は、3つの和音を繰り返しながら、ボブ・ディランが語るように歌う、非常にシンプルで地味、そして渋い曲です。


この曲をジミ・ヘンドリックスは、シンコペーションを多用したスリリングでドラマチックなハードロックに仕上げました。まるでエレキギターのソロが曲のサビのようになっている点も斬新です。


ジミヘンをリスペクトしていたエリック・クラプトンも、クリントン大統領の目の前で(笑)、この曲のカバーを演奏しています。


この曲がなぜ人気があるのか、日本人だとピンと来ない人が多いのではないかと思います。もちろんエレキギターが主役となっている、ジミヘンのアレンジも素晴らしいのですが、人気の理由は歌詞にもあるのではないかと思います。

この曲の歌詞は、旧約聖書の「イザヤ書(21:6-9)」をもとにしており、そこにはバビロニア帝国の崩壊を予言している部分があります。そんな大昔の話を歌にしてもしょうがありませんから、これは何かの暗喩になります。バビロニアは当時の世界強国であり、「黙示録」にも触れられているように、その都市バビロンは、退廃と堕落の象徴です。となるとこの歌詞は、現代の世界強国の堕落と商業主義を批判したものだと考えられます。

詩を見ていきます。

「ここを抜け出す道があるはずだ」
道化師が泥棒にそう言った
「あまりにも混乱していて休むこともできない
実業家達は俺のワインを飲み、
農民は俺の土地を耕す
彼らの誰一人として、
ワインや土地の価値について知らない」

「そんなに興奮しなくてもいい」
泥棒が やさしく言った
「我々の周りにも、人生は冗談に過ぎないと
感じている奴が沢山いるじゃないか
でもお前や俺は、もうそういった事を卒業したんだ
そしてこれは、俺たちの宿命じゃない
だからもうウソを話すのはやめようじゃないか
もう夜も更けてきた」

見張塔から王子達が
ずっと外を見張っていた
その間、女達や裸足の召使い達が
出たり入ったりしていた
遠くのほうでヤマネコがうなり声をあげた
馬に乗った二人が近づいてくる
そして風が吼え始めた


「道化師(ピエロ)」は、自身を自嘲した姿でしょう。彼は音楽産業のために、大衆を酔わせ現実から目をそらさせる為の音楽を作る役目を負っています。「ここを抜け出す道があるはずだ」という言葉から、自身のもがきが感じられます。

「泥棒」は「道化師」の友達で、世の中の仕組みを理解している仲間です。商業主義に仕え、現実の不正を知りながらも、巧みにカネを稼いでいる人達です。「人生は冗談に過ぎない」というのが、彼らの悟りを示しています。

体制を批判しても何も変わらない、ならば、もう大衆に語るのは止めて、せめて仲間内だけでも本当の事を語ろうというのが、「ウソを話すのはやめようじゃないか」という言葉から分かります。さらに「もう夜も更けてきた」という言葉から、既にもう手遅れの状態であり、帝国の崩壊も間近だということを暗示しています。

3つめの歌詞では、突然、場面が変わります。見張り塔はもともと、帝国の崩壊を監視するものですが、ここでは、まるで、帝国そのものを表しているようにも見えます。王子達は、裸足の召し使いや女で象徴される大衆が、何も知らずに駆け回る姿を下に見ながら、冷静に聡く世界を見つめる存在です。

しかし、帝国の崩壊を告げる2人の使者が現れ、不気味な「ヤマネコのうなり」声に加えて、「風が吼え始め」たのが聞こえ、帝国の崩壊を暗示しながら、終わります。

どれひとつ反体制的な言葉を使っていないにも関わらず、体制を批判しているという巧みさ、それがミュージシャンや聞き手の心を捉えるこの曲の大きな魅力になっていると思います。
Posted at 2014/05/20 18:18:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | 音楽 | 日記
2014年05月09日 イイね!

F1.2のレンズでポルシェを撮ってみました

F1.2のレンズでポルシェを撮ってみました以前の記事、「久しぶりに964の写真を撮ってみました 」で、絞りをF1.2にしてポルシェを撮ってみたのですけれど、カメラがAPS-Cサイズでしたので、今回はフルサイズで撮ってみました。







寄ると、かなりボケます。下手すると、ただのピンボケ写真になってしまいます。(^^;



このくらいなら、まあいいかな、という感じかもしれません。



ちょっと汚れています。悪しからず。(^^;






明るいレンズだけに、なかなか、露出が難しいです。現像で調整しています。(^^;




もともと、ポートレート撮影にでも使おうと思って買ったレンズですが、今まで宝の持ち腐れになっていました。(^^; 今回、みんカラの皆様の美しい写真に触発されて、久しぶりにクルマを撮ってみる気になりました。(^^)

オチがありませんが、おしまいです。(^^;



Posted at 2014/05/09 07:27:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記
2014年04月29日 イイね!

正義の人であろうとする小保方氏

またまた今更ながらですが、小保方氏の話題です。(^^;

小保方氏の記者会見で、違和感を覚えた言葉のひとつとして、論文について、「結論が正しい以上、撤回は正しい行為ではないと考えます」というのがありました。

文章としてはおかしくはないけれども、結論が正しいか、間違っているかという論理的問題に、行為が正しいか、悪いかという倫理的問題を、巧妙に絡ませている狡賢さに加え、言外に、「自分は正義の人」という印象を刷り込ませようとしている所に、嫌なものを感じました。

そもそも、個人的な考えですが、「自分は正しい(倫理的に)」、「自分は善人である」、「自分は完璧だ」と思った瞬間から、人はダークサイド(笑)へと至る坂道を転がり落ちていくものだと思います。

話は飛びますが、あのイエスだって、「完璧な正義の人になれ」とは言っていないように思います。それは人には不可能なことです。イエスの例え話のなかに、「不正な管理人」というものがあります。あるお金持ちの雇われ管理人が、お金を横領しているのが主人にばれてしまい、クビにすると言い渡されます。

困った管理人は考え、主人から借りがある債務者を次々に呼んでは、目の前で借用書の金額を勝手に安く書き換えてあげます。こうして恩を売っておけば、誰かが雇ってくれるかもしれません。こうして、クビになった時の備えをしたのです。その結果、どうなったでしょうか。

なんと、主人は、その抜け目なさを褒めたと書いてあります。イエスはこう言います。「だから、不正にまみれた富について忠実でなければ、だれがあなたがたに本当に価値あるものを任せるだろうか」 「この世の子らは、自分の仲間に対して、光りの子らよりも賢くふるまっている」 「不正にまみれた富で友達を作りなさい」 (ルカ 16:1-13)

この世の中で暮らす以上、不正は避けられません。毎朝、パンを食べ、美味しいコーヒーを飲めるのは、飢餓の中でコーヒー豆を栽培し死んでいく人達がいるおかげです。

それではコーヒーを皆で飲まないようにするのがいいのでしょうか。コーヒー農家はもっと困ってしまうでしょう。ならば、コーヒーを沢山、消費したほうがいいのか? 儲かったお金で穀物メジャーによる効率化が進み、末端の作業者はクビになってしまうかもしれません。

誰にも迷惑をかけたくないと言うのなら、アーミッシュの人々のように、自給自足の生活をするしかありません。先ほどの言葉は、善人になって、孤立することのないようにと言っているようにも思えます。

イエスは立場上、不正が支配するこの世での処世術などを、具体的に教えることはできなかったと思われます。だから、知恵を使って上手く立ち回れと、この例えで述べているのかもしれません。小保方氏も処世術には長けていますね(笑)。

そもそも、人間が、何が正しくて、何が悪いかを判断するのは難しいのではないかと思います。また正しいことをせよ、と言われても完璧に守れるものでもありません。

だから、「私の言っていることが正しい(倫理的に)」というような言葉を聞くと、どうしても眉唾ものだと私個人は思ってしまうわけです。

またお金も、自分の為だけに使うと、どこか虚しいものがありますが他の人に喜んでもらえると嬉しいものですよね。(^^;

Posted at 2014/04/29 15:44:12 | コメント(1) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2014年04月25日 イイね!

STAP細胞を巡る人々と東大話法

今更ながらですが、STAP細胞の話題です。(^^;

小保方博士を初めとする理研の研究者の会見を聞いたり、行動を見たりすると、やはりこの人達も「東大話法」に染まっていたのだなあと、つくづく感じます。

「東大話法」とは、安冨歩東大教授の著書、『原発危機と「東大話法」』に出てくる言葉です。この本で、科学者が、自己保身のために、極めて不誠実で事実とは異なる事柄を話し、またそれを自らも信じ込んでしまっている姿が書かれています。

その分野では世界的な権威があるとされている、ある有名な東大教授の具体例によって、「東大話法」の特徴が挙げられています。以下にいくつか挙げます。

・その場で、いかにも立派に思われるような事を言う
・犯罪にならないギリギリの所まで悪事を働きながらも、善人のように振舞う
・悪事に気づきそうな人を察知したら、素早く飴を与えて、関係を修復する
・悪事を働いても、まったく良心の呵責を感じず、平気でウソをつく
・都合の悪い事を訊かれたら、関係のない話をしてごまかす
・自分を傍観者、第三者的な立場の者のようにして、話をする
・自分の悪事を隠すために、同種の人間を攻撃し罵倒する
・自分が間違っていても、支離滅裂でも、自信満々で話をすることが出来る
・予算取りなどの事務的な書類を素早く適当に作り上げる能力が高い
・自分の発言を、根拠もなく、「公平」、「正義」と言う
・自分の知識を華麗に並べ立てて、賢く見せて相手を煙に巻く
・表面上の見せかけの自己批判をして誠実さを演出する

いわゆるサイコパスと重なる部分が多いように思います。違いは、彼らのIQが高いこと、また司法の手に渡されることが決して無いことでしょうか。

さらに、この東大教授に創造力はほとんどなく、彼の論文は、コピペではないものの、他の誰か、Aさん、Bさん、Cさんのアイデアの中から都合のよいものを盗んで、切り貼りして作り上げたシロモノで、それだけで世界的権威まで駆け上ったそうです。それはそれで凄い能力です。

分野によって違うでしょうが、生命科学の世界では、盗用、切り貼り、捏造、改ざんなどは当たり前だったのかもしれません。関係者の誤算は、STAP細胞の発表が目立ちすぎて、一般の人でも分かるようなお粗末さが、ネットやTVで暴露されてしまった事です。

理研の幹部が、小保方博士について、「ずさんさがあった」、「未熟だった」、「能力がない」、「論文の体をなしていない」と評した言葉の裏には、「なんで、ばれない様に上手くやらなかったのか」という苛立ちがあったのかもしれません(笑)。

アベノミクスが掲げる再生医療分野で華々しくアドバルーンを掲げて、予算を無事に分捕れれば、STAP細胞があろうが、なかろうが、笹井氏も小保方氏も理研での出世を得ることは間違いなかったことでしょう。

今回の出来事は、理研以外の人々も深く関係しているでしょうが、少なくとも理研の世界における不正を、面白おかしく、つまびらかにするという、楽しいお茶の間ショーを提供してくれたとして、よしとするしかないのかもしれません(笑)。

あまりにもタイミングよく事実が出てくるので、裏で誰かシナリオを書いている人間がいるのではないかと思うくらいです。少なくとも結果として、日本の科学に対する信頼性が激しく毀損されているのは違いないです。

今回も、結局は誰も処分されずにうやむやになって終わりそうです。3.11以来、本当に、日本人は変わってしまいました。彼らではなく、我々の見方、考え方が変わったという事です。




Posted at 2014/04/25 21:04:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑感 | 日記
2014年03月19日 イイね!

964ターボ3.3、ここ一年間の維持内容

964ターボ3.3、ここ一年間の維持内容964ターボ3.3が来てから、2年ちょっとがたちました。
1年前の2013年も、年間を振り返って、維持費や、感想などを書いたのですが、今回の2014年もこの1年を振り返ってみたいと思います。





この1年間で行った整備を、以下に挙げます。

・温間時の再始動不良発生のため、アキュムレーター、フューエルフィルターの交換
・エアコンの点検とガスチャージ(R134aガス × 2本)
・オイル交換、エレメント交換
・高速時の強めのブレーキングでジャダー発生のため、フロントブレーキローター交換
・足回りのショックを交換&アライメント調整
・エンジンオイル(500mリットル)の補充
・車検(ウォッシャーモーター交換)

総額で、\560,320でした。割合としては、ショック交換が大きいです。ただ、このショック交換は最初の1年で早めにやっておくべきでした。踏めないところで踏めるようになりました。

ブレーキが思いっきり踏めるようになったのも良いです。最初、ローター研磨をしてもらうつもりだったんですが、ドリルドベンチレーテッドディスクの凹凸は研磨では完全に消えないとのことでした。ただ、綺麗に研磨してくれる業者さんも居るようなので、実際にどうなのかは分かりません。

整備とは別に、任意保険は、車両保険有りで、\ 134,320でした。

930ターボに乗っていた頃も、年間50万円程度は最低限かかっていたので、まあこのくらいなら、と思っています。むしろ電子部品が増えた分、トラブルが多くなっても仕方ないですが、たまたま、このくらいでおさまったという感じです。

走行は高速7割、街乗り3割くらいだったでしょうか。今更ながらですが、改めてポルシェターボは、高速走行をしていたほうがクルマに優しいように思いました。高回転域を使って加速を繰り返しても却って油温は低めで安定していますし、燃費もそんなに悪くなるわけではありません。

高速を走る事を目的として割り切って作られたクルマという感じが、930ターボと同様にあります。ただ、環境には優しくないのかもしれませんけれど。(^^;

Posted at 2014/03/19 09:35:26 | コメント(4) | トラックバック(0) | ポルシェ | 日記

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「雷と半端ない豪雨が降り出して来て様子見中です…。」
何シテル?   07/27 19:28
ひーたん92です。よろしくお願いします。ストリートメインですが、964ターボ(3.3)に乗っています。
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2014/04/28 10:06:31

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