背負い動噴のタンクからの水漏れの補修

全くの新品から中古まで5台ある背負い動噴の中で、現在メインで使っているのが共立の背負い動噴SHRB15Bです。
タンクから水漏れがあるとのことでしたが、中古の割には程度も良かったので購入した物です。
全く問題なく使えるのですが、確かに使っていると尻の辺りが濡れてきます。
何か月か前にJA農機センターでみてもらいましたが場所の特定には至りませんでした。
以降も特に気にせずに使っていましたが、暇だったので水漏れ箇所の特定と補修をしました。

場所の特定の為、タンクに水を入れてからエンジンを全開にして噴霧をしてみました。
ホースやホースクリップには水漏れは見当たりませんでした。
タンク自体も外から見る限り割れなど見当たりません。
しかし微妙に水が垂れている個所を発見！
タンクとフレームとを留めている部分です。

位置もちょうど尻が濡れる部分と一致します。
タンクの水を抜き中を覗いて見たら、水抜きのために切られた溝の部分にクラックが入っています。

場所の特定が出来れば後は補修をするのみです。
粗目のサンドペーパーでクラックが入った周辺を磨いて足付け。
削りカスをきれいに拭きとってから脱脂をし、乾燥後にエポキシボンドを擦り込み＆盛り付けして終了です。

その後使ってみましたが水漏れは止まっていました。
原因ですが、おそらく薬剤が入った状態で背負い動噴を台か床にドンと置いたために、フレームがタンクを突き上げる感じで力が加わってクラックが入ったのではないかと思います。
当機に限らず機械は大事に使う事が機械を長持ちさせることになります。