企鵝のブログ一覧

ツレのお母さん（つまりちぉさんとこの姑）は兄弟が多くて末っ子なんですけど、今現在お姉さんが2人存命です。
冠婚葬祭で何度かお会いしてますが、伯母さん２人と姑が集まるとキャッキャウフフと会話が途切れない…賑やかな方々です。

上の伯母さんのお住まいは県内県央某所です。
伯母さんの嫁ぎ先は昔はその土地の大地主だったそうで、所有する土地は今は殆どないけど立派な門構えや母家や蔵がある…と姑やツレから何度か聞いていました。
ただ、子供達が独立して旦那さんが亡くなって独り住まいになったので建物や庭の手入れが不十分になってしまったそうです。


ちぉさんは遠縁ではない親戚の家は行く事はないだろうけどせめて場所くらいは知っておきたいという考えの人です。
なので何度も話を聞いている伯母さんの家に一度は行ってみたいと数年前からツレに言ってました。
念願叶って行く事になりました。


大人数で押しかけて申し訳ないなとは思ったけど、姑ツレ子供ちぉさんの４人で行きました。
途中でお昼を食べて（ちと話逸れるけどバクハンはやっぱうめぇな）午後に訪ねました。
車があったので誰か来てる？と思ったら、下のお姉さんにあたる伯母さんが息子さん（つまりツレのいとこ）に連れてきてもらっていました。
うちで行くという話を聞いて伯母さんふたりで打ち合わせしていたみたいです。
もうひとりの伯母さんもお会いしたいなと思っていたので、まさかの再会に驚きました。

…はい、キャッキャウフフな３人が集まりました。
会話の内容はほとんど昔話ですが、側で聞いてて十分面白い。
例えば…
昔、上の伯母さんはお見合いで鰻のコース料理を出されたそうですが、その話をしながら
姑「私、蛇みたいにニョロニョロしてるから鰻嫌い」
上の伯母さん「私も鰻嫌いなのよねぇ…お見合いだから困っちゃって」←え
下の伯母さん「私は好きだけどねぇ。身がふわっとして美味しいじゃない」
そこから鰻の毒の話に移って庭にハクビシンが出て、お茶菓子で頂いたおかきが固いという話に飛躍します。


建物や庭は相当な傷み具合だとツレから聞いていたけど…ツレの記憶が曖昧過ぎました。
いや確かに建物は古くて住居部分以外は埃かぶっていたし庭の木は鬱蒼と生えているけど、生活に不自由な事にはなってなかったし、伯母さんが足腰が弱ってきた90歳過ぎた方なので仕方がない事です。
建物（特に母家）は洋風な感じで、ジブリ映画に出てきそうな趣のある外観でした。
ここにはアップしないけどバシバシ写真撮っちゃったよ！
昔は庭に大きな池があったそうですが池は潰してあったので池だった所の向こう側に行ってみたら、外れに鳥居を見つけ、諏訪神社と記された石の札が。
ご先祖が持ってきたらしく、庭から所有する山まで参道が通っていたそうです（現在は神社も参道も無い）

築ン百年、今現在の形にリノベして約百年だという家の中も見させて頂きました。
板貼りの廊下を歩いたら、古い家なので床板が軋む音がするのですが、何箇所かでキュッキュッと可愛らしい音が！
え、もしかして鶯貼り⁈
恐らく狙って造った訳ではなさそうですが。


最初伯母さんちに行きたいと話した時に姑はあまり乗り気ではなさそうでしたが、いざ訪ねてみたら楽しかったみたいで「行ってよかった」と帰り道に言ってました。
伯母さんふたりとも生家はこちら（ちぉさんちの近く）なんですが、お歳を考えるとこちらに来て頂くのは難しそうです。
迷惑でなければいつかまた訪ねたいと思います。