もう少し詳細をコチラのブログに記載しました。( 2018.7)
春の気配を感じて今年もシーズンが開幕するんだな。。。と感慨に浸るATSUです。
気がつけば前回の投稿からまた時間が経ってしまった。。。
出張で紀伊半島にきてるけど夜ヒマだから久々にみんカラ書いてみたなんてことはありません(キッパリ
さて今日はタイヤシリーズ第4弾。
考察というわけではないですが、最近国産タイヤが高いしすぐ新しい製品が出たりで、どれが良いのか悪いのかという情報とお財布が迷子になっていました。。。(´・ω・`)
そんな中、ZESTINO(ゼスティノ)という新興国産タイヤメーカーが昨年のオートサロンで市販を本格開始しました。
なお設計は日本ですが生産は現在のところ中国です。
ZESTINOタイヤホームページ
自分は幸いにも初期より同タイヤをテストさせて頂いている関係上、こんな質問をよくされます。
「ACROVAとかGredgeとかあるけど違いは?GredgeのR、RR、RSの違いは?」
確かにホームページを見ても分かりづらい部分があるのかもしれません。
という事で、それぞれのタイヤについて少し記載します。
ドリフトでの評価等は試合結果やネットでも良く出ていますので、どちらかというとグリップユース(ジムカーナ)目線からの概要です。
そもそもGredgeシリーズとは
かの有名なD1シリーズに参戦している日比野選手が開発をした同社のハイエンドモデルシリーズ。ZESTINOといったら概ねこのシリーズを指す事が多いです。
ドリフトで「前に出る」「滑っている時の挙動が分かりやすい」「減らない」「剥がれない」等を主軸に開発されています。そのコンセプトにのっとって、3つのコンパウンドが存在しており、それぞれ「R」「RR」「RS」と呼ばれています。
Gredge 07R

シリーズの一番スタンダードなモデル。
一般的な表現で言えばこれが同社の「ハイエンドラジアル」
後述しますがRRやRSはどっちかというとSタイヤみたいな感覚のため、一般的な「冬でも夏でも雨でも使えるハイグリップラジアル」というくくりであればこのモデルが該当するかと思います。
(近年のβ●2とか●5DとかA●52とかもはや競技用のタイヤみたいなのは除く)
低温~高温にかけて安定的にグリップしますし、なによりドリフト用に開発されているため減りにくいです。レベルの高い走りはしたいけど、国産ハイグリでは高い、すぐ減ってしまうと悩んでいる人であればいいタイヤではないでしょうか。ただし滑っている時のコントロール性を重視(滑っている領域~限界が広い)しているので、ある程度滑らせながら(イメージ的には斜め方向のブレーキや加速など)をしないとタイムが出ない傾向です。なお2016年初期モデルの場合、生産方法の都合によりトレッド面に亀裂が入る事があります。
Gredge 07RR

シリーズの中間モデル。一番バランスが良いと思われるモデル。
上記の07Rとゴム質(コンパウンド)およびタイヤ内の構造を変えたモデルです。タイヤ構造は端的にいうとSタイヤのように固く(07Rでも一般的な国産タイヤに比べ固いですが)、ゴム質もSタイヤのように温度感受性があります。
Sタイヤを使った事がある方なら分かると思いますが、そのコンパウンドにあった温度域でないと使い物にならない、という特徴がこのモデルからは顔を出します。
よって低温時やウェットなどは07Rより弱いですが、温度域に入った時の絶対的なグリップはSタイヤほどではないですが07Rより上になります。また特性も07Rに比べるとスライド領域が狭くなる傾向です。
Gredge07RS

シリーズの最高位モデルとされています。一番Sタイヤに近いイメージのモデル。
構造は07RRと同じく固めで、コンパウンドがより温度感受性の高いゴム質になっています。よって温度域に入った時は07RRよりも強力になりますが、低温域では。。。ちなみにジムカーナではこのモデルのオイシイ領域まで発熱させる事ができませんでした。また特性もスライド領域がよりシビアな傾向です。また上記2モデルでも言えることですが、新品時の山がある状態だとタイヤ構造が固いためサイドウォールがヨレず、トレッドゴムだけヨレてしまい変な挙動をします。なのでタイムアタックなど本気で走るまでにある程度すり減らしたほうが・・・ww
トレッド温度を上げた状態で走ると結構すぐ減ります。
Gredge07RK

シリーズの軽自動車用モデル。ほぼ07Rと考えて問題ないようです。
ただし軽自動車でハイグリすぎると転倒の危険性があるためそのへんを考慮してるとのことですが、自分自身はテストした事ないので何も言えません。。。
ACROVA07A

Gredgeシリーズのトレッドパターンのまま、新品時の溝を高く、またゴムを固くする事でより減らないようにしたモデル。
開発ターゲットとしては、「ハイグリで練習したいけどコストとライフに悩みがある」人向けです。特性は07Rをマイルドにし、ライフを伸ばした感じらしいですがコチラも自分自身はテストした事ないので確かな事は言えません。。。
ただし溝の深さはGredgeシリーズより約2mm高い約8mmで出荷されています。
シリーズを比較した概要としては上記となります。
ジムカーナ使用ではシーズン通してなら07R、夏場は07RRといったところが無難でしょうか。
「じゃあ結局B社やY社、D社のタイヤと比べてどうなのよ?」と聞かれても、定量的で正確な比較は出来ていないので、試合結果等から評価頂きここでは省略(ぉ
今年からはゼスティノトライアルやゼスティノワンメイクジムカーナなども開催されるようですので楽しみです。
そろそろデフの考察等もしないと。。。と思いつつ早3年。。。。
きっとまだまだ出来ません(・∀・)
そんなところ
もう少し詳細をコチラのブログに記載しました。(2018.7)
またゼスティノの兄弟である、
ヴァリノタイヤについても記載しました。
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Posted at
2018/03/19 20:47:38