
こんにちは。
今日はいよいよ梅雨明けか?と思わせる天気でしたがいかがお過ごしでしょうか?
今回はドイツ滞在中にレンタカーを借りてニュルブルグリング北コースを走行してきたときの車載映像のご紹介とレンタカーの借り方を備忘録として記しておこうと思います。
なおレンタカーの借り方や私の体験は2019年5月現在かつ私が借りたレンタカー屋さんでの出来事です。
他のレンタカー会社では違う考えを持っているところもあるでしょうし、私が借りたところも今後貸し方やルールが変わる可能性もあることを念頭に置いて頂けると幸いです。
①なぜニュルで専用レンタカーを借りる必要があるか?
空港で借りる一般のレンタカーはフルカバーの保険に入っていたとしてもサーキット走行は対象外とされるケースが多いため。
何もなければ問題ないのでしょうが、車両返却時にタイヤの減り方を見てペナルティを受ける可能性もありますね。
ニュルでレンタカーを借りると車両ごとの免責金額は有りますが基本的にはサーキット保険的なものでカバーされるようです。
安全面でもロールバー,バケットシート,4点式ベルト,ブレーキ,タイヤなどサーキット装備がされているケースが多いです。
②いつ走れるか?
ニュルのホームページを確認し、tourist向けの走行日(Touristenfahrten)であれば走れます。
現在のホームページですと・・・DRIVES&FUN→OPENING HOURS NORDSCHLEIFEで確認できます。
レンタカー会社によってはこのオフィシャル情報をもとに独自のカレンダーを作っているところもあるようです。
https://www.nuerburgring.de/en/home.html
③レンタカー会社の見つけ方
複数のレンタカー会社がニュル近郊にあります。
私はgoogle mapで”ニュル”,”レンタカー”で近郊の会社をいくつか探し、その中で自分の希望の車がある会社にコンタクトを取りました。
④レンタカーの借り方
レンタカー会社の希望の車のところにたいてい”BOOK NOW!"と書いてあるのでそこから日時と希望周回数,インストラクターの要否,要の場合希望周回数のうち何周必要かなどを書いてコンタクトを開始します。
場合によっては日時や車の調整が必要な場合もあると思います。
基本的にはお客の希望周回数とクルマを見てレンタカー会社の方で必要なtime slotを割り当ててくれる形式になります。
世界中から山ほど予約希望メールが来ているそうなので、予約fixまでには1週間以上見ておくのが無難だと思います。
日本から行くのであれば、ニュルのレンタカーを確定させてから他の予定を埋めていったほうが無難かもしれません。
日時と車が決まったらpersonal information, invoice dataを教えてと言われるので名前や住所,電話番号他を連絡します。
もし車載映像を撮りたいなどの要望がある場合はこのタイミングで確認しておいたが良いと思います。
⑤レンタカー予約のキャンセルについて
レンタカー会社により異なると思いますが、ホテル同様日時を決めてキャンセルできる日が設定されています。
ですので”雨が降ったから当日キャンセルで返金”とはなりません。
⑥レンタル金額について
ニュルを走るにはコース走行料が必要ですが、レンタカー会社では車両代+ガソリン代+走行料をセットにしてくれてるケースが多いです。
金額はホームページに明示されてますのでそちらを確認してみてください。
⑦デポジットについて
他の方のblogを見ると会社によってはデポジットが必要なところもあるようですが、自分が借りた会社はその手のお金は不要でした。
⑧車載映像の撮影について
会社によって細かいルールがあるところもあると思うので、予約時に確認したほうが良いと思います。
自分が借りたところは”クルマを傷付けずに返却してくれればそれで良い”というのが回答でした。
裏を返せば傷つけない・中でカメラが外れて暴れないことをお客が自分の責任においてしっかり担保する必要があるということです。
自分の場合はGOPro純正サクションカップを窓ガラスに貼り付けるやり方で臨みました。
各社対応は違うと思うので、しっかり確認することをお勧めします。
⑨ドライバーの事前準備
ドイツはジュネーブ条約に加盟していませんが日本と二国間協定を結んでいるため基本的には国際免許不要,日本の運転免許のドイツ語訳を持っていれば運転できることになっています。
が、無用なトラブルを避けるためにも普通に国際免許を取っておくのが無難だと思います。
私の場合はレンタカー受付で日本の免許と国際免許の両方の提示を求められました。
基本的には手ぶらで行けば車を貸してくれるのですが、使い慣れたグローブやレーシングシューズがあれば持参しても良いと思います。
この辺は個々の自己判断で何が必要か考えるところかと。
⑩当日の動き
レンタカーは基本的にニュル近郊のレンタカー会社のオフィスで受け渡しをします。
当日レンタル契約書にサインするので、レンタル開始時間の1時間前くらいには訪問したほうが良いと思います。
クルマはほぼ一日中稼働しているので、自分がオフィスを訪問した時点ではクルマがないことが多いです。
待っているとクルマが戻ってきて、前の人のレンタル終了時チェックをやり、給油して・・・と準備が進んでいきます。
インストラクターもオフィスで同乗します。
なお希望周回数のうち一部だけインストラクターをお願いする場合,途中でオフィスまでインストラクターを送り届ける必要があります。
こういった時間まではレンタカー会社の方で割り当てるtime slotに考慮されてないケースが多いです。
不安を感じたら事前に打ち上げてtime slotを少し増やしてもらうとか交渉が大事です。
そういったきめ細やかさを海外に求めてはいけません(笑)
⑪支払いについて
支払いは事前に振り込むことも出来るようですが、当日払いでもOKです。
私はクレジットカードで払ったので現金がOKかはわかりません。
私が借りたレンタカー会社ではJCBは不可でした。
一般的にヨーロッパではJCBが使えるところは少ないと思うので、VISAもしくはMASTERを準備しておくほうが良いと思います。
⑫ニュルの走行ルール
touristenfahrtenでは”追い抜きは左側から”が最も大事なルールです。
これは当日説明されます。
他にもいろいろあるのでしょうが、私はインストラクターをお願いしていたのでこれ以外の細かい説明は無しでした(笑)
⑬走行が終わったら
オフィスまで戻って車を返却し終了です。
私が借りた会社は特に手続きなしでした。
⑭ringtaxiについて
予約手順や当日の動きは上記同様です。
乗る場所のみ異なり、基本的にはringtaxiをやっている全社が北コース入り口のプレハブにtaxi officeを構えていますので、そこで契約書サインとクルマの乗り降りをします。
北コース入り口エリアは基本的に外にあるチケットオフィスで走行カードを買わないと車で入れないので、チケットオフィス横にある駐車場に車を置いてtaxi officeまで徒歩で向かいます。
以上がニュルをレンタカーで走る上の流れです。
とっつきにくいかもしれませんが良い経験になると思うのでチャンスがあれば一度体験してみることをお勧めします。
以下は私が走った時の車載映像です。
えらく遅いですが、山を越えた先のコースがまっすぐなのか,右に曲がってるのか,左に曲がってるのかが分からない中で全開走行する勇気はなく有視界走行に徹しました(笑)
ご覧頂いてわかる通りサーキットタクシーのプロドライバーやニュル常連が後ろからカッとんでくるのを気にしつつ,先が見えないコースを有視界走行しつつ,狭いコース幅とバンピーな路面,慣れない縦Gを受けながら運転するのはかなり忙しいです。
4周走ったんですが全くコースを覚えられませんでした(笑)
あとMT操作も煩わしかったので、次チャンスがあれば2ペダル車にしようと思います。
https://youtu.be/rKS6rstdFrM