こんばんは。
先週末は先々週のスパに続くヨーロッパのサーキット訪問その②としてニュルブルグリングへ行ってきました。
ちょうど”ニュブルグリング クラシック”なるクラシックカーイベントも開催されていて、それこそ戦前の車から”SLRスターリング モス”みたいな現代の希少車に至るまでありとあらゆる車を路上・サーキットで見かけました。
引き続き感覚がマヒします(笑)
ただ今回の訪問の目的はニュルブルグリング北オールドコースの走行。
充分な時間が確保できずクラシックカーイベントは見に行けませんでした。
またチャンスがあれば行きたいと思います。
まずはサーキットにつきメインレセプション付近を散策。
それこそ世界中から人が訪れるだけあって半ば観光地化しており、いろいろな常設ショップや出店,食事処がありました。
出店ではヴィンタージポスターやガレージに飾る看板などいろいろありましたが、買いだすと止まらなくなりそうな感じ。
土曜日に行ったのですが午前中はニュブルグリングクラシックのイベントで旧コースを使っており、一般走行枠の”Touristenfahrten”は午後からでした。
走行前にいくつかの観戦ポイントのうちの2か所,”Pflanzgarten”と”Brünnchen”で走行の様子を観察。
個人走行のマクラーレン,フェラーリ,ランボルギーニ,911GT3シリーズやケイマンGT4などの本気勢からミニバンのユルい人達までとまさにカオス。
そこへサーキットタクシーのプロドライバーまで加わって凄いことになってます。
観戦ポイントの入場・駐車場は無料で出店や仮設トイレも完備されており、キャンピングカーできてアウトドアを楽しみながらの人・椅子を持参して一杯やりながら走ってる車を肴に一日中しゃべりまくってるグループなどそれぞれ思い思いに週末を楽しんでる印象でした。
25MAY2019 nürburgring_nordschleife, Pflanzgarten
VIDEO
https://youtu.be/nz9JdX70ntM
25MAY2019 nürburgring_nordschleife, Brünnchen
VIDEO
https://youtu.be/XPXOWVBQVho
今回クルマを借りたのは”apex nürburg”というショップ。
ニュルを走れるレンタカー会社は付近にいくつかあるのですが、ここにしたのはお値打ちのリア駆動レンタカーがあることとサーキットタクシーをやっていてまとめてアレンジをお願いできること。
週末の天気を見ながら予約を開始したのでコンタクト開始は火曜日でしたが、なんとか木曜までにすべての予約を完了できました。
依頼した内容は下記の3つ。
・BMW 218i 6MTのレンタル4周(走行券ほか込み)
・4周のインストラクション
・マクラーレン 600LTによるサーキットタクシー 1周
ニュルを走るのは初めてですし何より危険なコースであることは認識していたので、インストラクターに助手席に乗ってもらいコース指示と後方監視のサポートをお願いしました。
1周のみでも依頼できますが自分が信用できないので4周すべてでお願いしました。
BMWにしたのはスポーツ走行で慣れたリア駆動のほうが何か得るものがあるかな?と思ったから。
速い車にしなかったのは攻めることが目的でなく体験が目的だったため。結論でいうと一部不満はあったものの概ね充分でした。
サーキットタクシーは720Sも選べるようでしたが、基本的に720Sは600LTがメンテ中の時の代車扱い・・・ということで600LTでの体験となりました。
予約時間の30分くらい前にオフィスに到着し支払いや契約書の手続きを済ませます。
インストラクターはMikeさんという若いお兄さん。日本車,特にJDM大好きだよと言ってました。お世辞かもですが(笑)
今回は使い慣れたレーシングシューズ・グローブとともにGoProも持ち込み車載映像を撮影させてもらいました。
コースを走った印象はとにかく怖い!でも楽しい!といった感じでした。
サーキット走行に慣れていないせいもありますがほぼすべてのコーナーがブラインド,アップダウンもあって私の走行の速度域でも上下Gが相当あり走行ラインの予測が難しいこと,後ろからとんでもなく速い車が走ってくるので後方監視も気が抜けないこと・・・など1周がとても長いはずなんですがやることが多くてあっという間。
あと事前にyoutubeで学習していったつもりでしたがコースを覚えるなんで不可能でした。
インストラクターのお兄さんからも”この速度ならブレーキいらない”とか”ターンインが早い”とか”ジャンピングスポットはブレーキを2回に踏み分けて”とかご注文を多数頂きましたがとてもじゃないですが対応は無理でした(笑)
BMW 218iの印象ですが、L3 1.5Lターボを少しチューニングしているようでしたが86/BRZと同じくらい?少し遅いくらい?の印象でしょうか。
シートはノーマルでしたが私の走行域では充分でしたしブレーキタッチ,ボディ&足&ステアリングの剛性感も充分でした。
唯一の不満はシフトアップ時の回転落ちの異常な悪さでしょうか。とにかく3呼吸・4呼吸待たないと回転が落ちてこずクラッチをつなげない印象でした。
無事予定の4周の走行を終了,追加で走る?と聞かれましたが充分ですと答えて(笑)オフィスまで帰ります。
車載映像も撮りましたがネット環境が良くないので帰国してから思い出としてupしようと思います。
その後サーキットタクシーの乗車ポイント(コースのすぐ横)まで移動してマクラーレン600LTによるサーキットタクシーに向かいます。
ドライバーはMoritzさんというお兄さん。鈴鹿大好き!と言ってましたが本当でしょうか(笑)
サーキットタクシーの印象ですが、当然私の走行域とは次元が違い,強烈な上下G・前後G・横Gが四方八方から入り混じって襲ってきます。
速度もすさまじく,何キロくらい出ていたのかは知る由もありませんが自分の走行とは異次元でした。
とにかく強烈なGの応酬がものすごく、呼吸のタイミングも合わせないと意識が飛びそうでした。
実際息を吐き切ったタイミング?と3軸方向のGのピークが合ってしまったときは視界が白く飛びかけたため呼吸のタイミングもうまく調整するようにして対処しましたが、正直なところ車酔いをしてしまいました。
三半規管が弱い人にはお勧めできないかもしれません(笑)
あと胃は空にしておくことをお勧めします(笑)
マクラーレンの印象ですが加速は気持ち悪くなるくらい速く,ボディ剛性・脚の位置決めはきっちり決まったままでビクリともしない感じ,ミッドシップらしい旋回軸とロールセンターの低さが印象的でした。
バケットシートはほぼクッションなしのカーボンですが欧州サイズで非常に大きくブカブカでした。
リアにはロールバーもあって安全には配慮してある感じでしたが、ほぼ一生をニュルの全開走行で終えるこの車,どのくらい持つのでしょうか。
とても良い車だと思いましたがもはや自分にはtoo muchな印象です。納車待ちのGT3も同様ですが(笑)
こんな感じで車酔いで終えたニュルブルグリング北オールドコース走行体験記,車好き・走り好きとして体験してみたかったことの1つを素晴らしい天気の中で迎え,安全に終えることができたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
また走りたいか?といえばYES!ですが、しばらくは間をあけたい(笑)と週末のことを振り返ると今はそんな気持ちです。
例によって写真も撮ってきましたので下記へ貼っておきます。
20190525_nürburgring_nordschleife
今週は祝日があるため3日稼働。集中してお仕事したいと思います。
今週も頑張っていきましょう!