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RAWで撮影できるデジカメの話。

無彩色の物を無彩色として記録するためにホワイトバランス機能があります。
しかし、オートホワイトバランス(AWB)がイマイチだったり、良いプリセットが無かったり、
光源の状態が複雑だと変な色になってしまいます。

こんな時は、撮影対象を置く場所に無彩色の物を置いて、撮影対象を撮影する方向から撮影しておきます。
この画像をPCで現像する時、スポイトツールで無彩色部を指定すれば、
色温度と色かぶり補正の値が表示されます。
この値を本番の画像に適用すればホワイトバランスがバッチリ決まります。（マニュアルホワイトバランス：MWB）

お食事処では、大抵食事前にウェットティッシュが出てきます。
ウェットティッシュは普通は白色なので、
食べ物を撮影する時にウェットティッシュの画像を入れておけば重宝します。

RAW撮影が出来るデジカメなら、こんなことも出来るという一例でした。
精度は落ちますが、SilkyPix 3.0 を使えば JPEG や TIFF に対しても同じことが出来ます。
但し、夕日のように雰囲気を重視する場合は、これをやると台無しになります。
露出に関しては、現像時よりも撮影時に試行錯誤する方が遥かに良い画になることが多いようです。

※画像について
左上：イオン川之江SC「ポムの樹」、オムライス、AWB 3000K
左下：イオン川之江SC「ポムの樹」、オムライス、MWB 2500K
右上：「りょう花」三島店、塩チャーシュー大盛、AWB 3200K
右下：「りょう花」三島店、塩チャーシュー大盛、MWB 2750K