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ディスプレイをキャリブレーションした結果です。
上は初期設定に近い状態、下はキャリブレーション後の画像です。

色ズレが結構大きいことを確認できると思います。
工場出荷時から常に下の色合いなら理想ですが、現実には上のように色がズレています。
ディスプレイを見ながらホワイトバランスを決定する時にこの差は大きいと思います。

ホワイトバランス、シャッター速度、絞り、感度を固定してデジカメで撮影しています。
デジカメ画像なので必ずしも正確な色再現ではありませんが、
変化を比べる場合は問題ありません。

Windows が標準採用している sRGB 色空間は、白色点が 6500K、ガンマが 2.2 なので、
ディスプレイとキャリブレーターをそれに準じた設定にしています。

ディスプレイの発色は、品質、個体差、経年変化等によって本来の色からズレていることが殆どです。
従って、ある程度の精度で色を見るためには、ズレを修正する「キャリブレーション」という作業を定期的に行う必要があります。

これまでは、Adobe Photoshop に付属の Adobe Gamma を使っていましたが、
目視で色を微修正していると非常に疲れますし、キャリブレーションの正確性には自信がありませんでした。

というわけで、測色センサー付きのキャリブレーターを購入することに決めました。
しかし、日本ではまだまだマニアックな製品のため、
ヤマダ電器の店員はキャリブレーターというものを知りませんでした。
さらに、アメリカでは100ドル以下で買える製品が日本では2万円することも珍しくありません。
当初は、低価格キャリブレーターの日本版「huey」にするつもりでしたが、
各種キャリブレーターのアメリカでの販売価格を知って、
アメリカ版「Spyder2 Suite」を個人輸入することにしました。
Spyder2 は、日本版もアメリカ版も国内限定保証というリスクがありますが、
説明書とソフトは多言語に対応しており、更新ファイルも共通です。
国内版では35,000円以上するところを、送料・手数料込みで23,000円で購入できました。

この差額で、ノイズリダクションで有名な、「NoiseNinja」の「Pro Bundle 版」を購入しました。
これで、16bit画像に対して Photoshop からノイズリダクションを行えます。
トーンカーブの「SmartCurve」と合わせて、今では Photoshop Elements に欠かせないプラグインになっています。