新型コロナウイルス感染症について私なりにまとめました。新型コロナについて考えるきっかけにして頂けると嬉しく思います。
1.PCR検査、感染者水増し報道
日本で行われているPCR検査は国立感染症研究所の手法に沿って行われますが、検体のウイルスをアホみたいに増殖しているせいで国民が知りたい肝心なことがわからないようになっています。
感染の有無、発症時の原因か否か、他人に感染させる能力の有無、ウイルスの生死、ウイルスが今居るのか過去に居たのか、といった一番重要なことがわかりません。
この増殖し過ぎ問題に関して、ウイルス学がご専門の宮沢孝幸京都大学准教授と交流のある柳ヶ瀬裕文参議院議員が良い質問をしていました。
感染とは細胞に生きたウイルスが侵入することです。
検体に少しウイルスの痕跡があるだけで陽性になる現在のPCR検査の陽性者を感染者として報道するのはフェイクニュースであって、大いに問題があります。
マスコミのこのような報道により、陽性者に対する不当な差別が助長されていると思います。
PCRは、RNAウイルスの検査に使ってはならない (Amazon)
2.死亡者水増し疑惑
6月18日に厚生労働省は都道府県と保健所設置自治体に対して事務連絡を行いました。
問題はその内容です。
状況によっては死因の判断が難しいこともあるでしょう。
しかし、この事務連絡では、餅を喉に詰まらせて死亡した人等が新型コロナの死亡者に数えられている可能性を排除できません。
******** 引用開始 ********
問1 2 月 7 日、2 月 14 日の事務連絡では、「新型コロナウイルス感染症患者
が死亡したとき」に、速やかに厚生労働省に報告するとあるが、どのような
状況に報告すべきか。
(答)
○ 新型コロナウイルス感染症を原死因とした死亡数については、人口動態調
査の「死亡票」を集計して死因別の死亡数を把握することになりますが、死因
選択や精査に一定の時間がかかります。
○ 厚生労働省としては、可能な範囲で速やかに死亡者数を把握する観点から、
感染症法に基づく報告による新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、
亡くなった方を集計して公表する取扱いとしています。
○ したがって、事務連絡中の「新型コロナウイルス感染症患者が死亡したとき」
については、厳密な死因を問いません。新型コロナウイルス感染症の陽性者で
あって、入院中や療養中に亡くなった方については、都道府県等において公表
するとともに、厚生労働省への報告を行うようお願いいたします。
問2 都道府県等の公表する死亡者数は、どうすべきか。
(答)
○ 新型コロナウイルス感染症の陽性者であって、入院中や療養中に亡くなっ
た方については、厳密な死因を問わず、「死亡者数」として全数を公表するよ
うお願いいたします。
なお、新型コロナウイルス感染症を死因とするものの数を都道府県等が峻別
できた場合に、別途、新型コロナウイルス感染症を死因とする死亡者数を内数
として、公表することは差し支えありません。
******** 引用終了 ********
新型コロナウイルス感染症患者の急変及び死亡時の連絡について (PDF)
3.リスクに見合った対策を
死亡者の水増しがなかったとしましょう。
それでも、新型コロナの死亡者数は季節性インフルエンザ(2019年データ)の2/3です。
季節性インフルエンザの超過死亡数は1万人と言われています。
厚労省の事務連絡の通り、新型コロナの死亡者数は厳密な死因を問いませんので、
実際には超過死亡数と比較すべきものだと思われます。
そうすると、季節性インフルエンザの1/5~1/4の死亡者数となります。
1月には餅などによる窒息死が1000件以上起こります。
交通事故の死亡者数は新型コロナの2倍です。
新型コロナで自粛が必要だとしたら自動車やバイクは危険過ぎて乗車できませんし、
季節性インフルエンザの流行期にはロックダウンが必須で、
餅を食べる機会の激増する正月は禁止しないとおかしいでしょう。
リスクに見合った対策が必要ではないでしょうか?
政府やお役所ではリスク管理ができないことはよくわかりました。
4.政府が医療崩壊を推進?
毎年の季節性インフルエンザでは1000万人が医療機関を受診し、1万人(超過死亡)が死亡します。
季節性インフルエンザで医療崩壊しないのに、新型コロナで医療崩壊のリスクが叫ばれるのはなぜでしょうか?
もしPCR検査の陽性者がすべて発症者だとしても、季節性インフルエンザには遠く及びません。
結局のところ、厚生労働省が2月に新型コロナをSARSと同等の『2類相当』の感染症に指定し、未だにそれを解除していないことが原因と考えるのが自然でしょう。
全国保健所長会は12月8日に厚労大臣へ『2類相当』の解除を求める緊急提言を送っています。
保健所が厚労省に「2類指定を外して」 体制の見直しで医療逼迫は一気に解消へ (Yahoo!)
5.免疫力が高ければ、感染リスクも発症リスクも重症化リスクも死亡リスクも下がる
テレビや新聞では免疫力の話が出てこないので、思考停止している人が多いと思います。
ウイルス群と免疫の戦いでは、免疫が強ければ感染しないか無症状感染(不顕性感染)で済みます。
新型コロナで無症状の人が多いということは、本来は良いことのはずです。
免疫が強いから症状がないのです。
そして、アホみたいに検体のウイルスを増幅するPCR検査の陽性者を感染者と報道しているから、無症状感染者が他人へ感染させるという話が出来上がるのです。
文部科学省は12月3日、6月1日から11月25日までに小中高校などに通う児童生徒のうち、3303人が感染(恐らくPCR検査の陽性者の意味)したことを発表しました。
このうち、約半数の1631人が発症者で、重傷者はいませんでした。
学校における新型コロナウイルス感染症 に関する衛生管理マニュアル ~「学校の新しい生活様式」~ (2020.12.3 Ver.5) (PDF)
当初、新型コロナは高齢者が危ないといわれていました。
しかし、武田邦彦中部大学教授の分析では、60代以上の新型コロナ死亡者の平均年齢が平均寿命と大差ないということでした。
以前に東京都医師会も新型コロナ死亡者の平均年齢を79.3歳と発表していましたね。
6.規制するなら科学的根拠を示すべき
発症者のマスク装着は、周囲へウイルス飛沫の飛散を防止する点で有効だと理解できます。
それに対して、感染していない人がマスクを装着することによって他人から感染させられるリスクはどの程度下がるのでしょうか?
至近距離の発症者からウイルス飛沫を食らうのを防止する効果はあるでしょう。
ウイルスの付着している手が目、鼻、口に触れるのを防ぐ効果もあるでしょう。
しかし、マスクの取り外しが難しい上に、無意識のうちにマスクに触ってしまうのではないでしょうか?
そして仕事や外出などで他人と関わる場合、身内ではないので至近距離になることは少なく、大声を出すことはほとんどありません。
どちらかと言えば、恋人や家族といった至近距離で長時間接する可能性のある間柄ほどマスク装着の有効性が高そうに思います。
外出時にマスクを装着している人は、家庭内でも装着しているのでしょうか?
私には彼らが家庭内で装着しているようには到底思えません・・・。
結局のところ、マスク装着の習慣があっても感染防止の効果は低いと想像できます。
街中で見かける90~99%の人々がマスクを装着しているのに陽性者が増えるのはマスクの効果が低いということを証明しているのではないでしょうか?
ウイルスが生きるためには宿主が必要です。
ずっと自粛していればウイルスの流行が収まるでしょう。
しかし、免疫はウイルスに晒されることで鍛えられる面がありますし、自粛していると体力が低下してしまいます。
過労、ストレス、不安などがあると自然免疫の働きが低下して、さまざまな病気のリスクが高まります。
長期の自粛で不景気になれば、自殺者が病気による死者を上回ります。
実際、10月以降は自殺者数が新型コロナの死亡者数を上回っています。
以上の点から素人判断でも長期の自粛が効果的なのかじっくり調査する必要があるはずです。
時短営業で季節性インフルエンザの流行が収まるなんて話は聞いたことがありませんが、新型コロナでは時短営業要請の話が出てきます。
感染拡大(正しくは陽性数拡大と思われる)の原因について、GoToと関連付けてマスコミは報道していましたが、
GoToのない外国でも拡大しています。
気温の下がる冬季に免疫力が下がって風邪やインフルエンザを発症する人が増えるのに、新型コロナは例外でGoToが原因なのでしょうか?
厚生労働省は、自粛の必要性について、その科学的根拠を示すべきである。 また、新型コロナウイルスの存在を示す根拠となる科学論文を示すべきである。
7.ワクチン接種は慎重に
ワクチン有効率が90%とか95%という報道もありました。
本間真二郎医師によれば、ワクチン有効率は接種者全体のうち90%とか95%の人が発症しなくなるという意味ではありません。
同数の接種群と非接種群からそれぞれの発症者数を調べ、発症者数が何%減少したかを表した数字です。
接種群1万人から発症者10人、非接種群1万人から発症者100人なら、ワクチンの有効率は90%となります。
本間医師によれば、米疾病予防センター(CDC)は予防接種した人の問題をスマホアプリで把握しているようです。
ファイザー社のワクチンは12月14日から接種を開始しており、18日までの5日間のデータが公表されています。
https://assets.documentcloud.org/documents/20432769/05-covid-clark.pdf?fbclid=IwAR0ndrVrVabpuCanbf8zNi7_NBOWJkoukJIJkgoZNOaEDUk0nRp01tF3LSM
本間医師によれば、数字が累計なのか日計なのか不明だそうですが、
12月18日のデータは接種数112,807に対して健康被害数3,150となっています。
8.日本コロナの真実とは?コロナ狂騒曲の真相と処方箋
松田政策研究所チャンネルに大阪市立大学の井上正康名誉教授が出演しています。
ざっくりまとまっていて、理解しやすい動画になっています。
ぜひご覧頂きたいです。
最後になりましたが、2020年は大変お世話になりました。
2021年もよろしくお願いいたします。