photo credit with respect to my favourite photographer Sebastiao Salgado
2016年はギリシャ以上に大きな問題が山積みです
世界中どこかで戦争は続いてますが
それとは別にEUを根本的に壊しかねない難民問題です
原油が歴史的な安さで
OPEC関連国が苦しんでます
巨額の投資マネーを引き戻す
行き詰まった石油関連国
これが日経やNYダウの下げの要因でしょうか
去年の上海ショックから利確と損切りを始め
今年は全てをリセットする方が良さそうです
アベノミックスではどうにもならないEUの問題について
原油問題の後に触れたいと思います
シェールオイルに巨額の設備投資したアメリカの石油会社も
原油暴落で厳しい状況です
シェールオイルは中東諸国より何倍も深く掘るため
初期の設備費用が何倍もかかるそうです
原油安で世界経済はよくなると思ったら
大間違いでした
アメリカ大統領選の一年でドル高になるはずが
真逆に円高に動いてます
しばらくこのトレンドが続きそうですね
円高になればドルを買うチャンスはあると思います
しかしもっと大問題があります
先日のnhkスペシャルの特集で
EUはもはや空中分解の前兆にあると感じました
難民を受けいれる西ヨーロッパ諸国に
ハンガリーを始め受けいれ拒否の東ヨーロッパ諸国
しかもギリシャも地理的な位置から
受けいれの窓口になってますが
もはや難民どころではない経済状況で反乱が起きてます
経済大国ドイツは第二次世界大戦とホロコーストの責任で
ヒュマネタリアンな人道支援に一番積極的です
そのドイツに大混乱です
ペギーダと言う難民受けいれ反対の団体と
一般国民が衝突しています
難民はテロリストではないと
ペギーダの言ってる事はおかしいぞと
ドイツ人同士が衝突
一方ドイツやロシアで強いナショナリズムが生まれてるのも事実
難民に税金が使われるのに複雑な想いと
治安の悪化を懸念しているのが大多数なのも事実
国境の検問監視が厳しくなり
閉鎖的方向に向かってます
そもそもEUの理念だった
国国が自由に行き来きでき
経済活動を活発化する目的が
崩壊寸前です
ギリシャ問題は再燃しますであろうが
難民問題はEUの存続自体が危ぶまれる大きな問題です
色んな亀裂が大きな傷となり
EUの存続が危機的な状況
優等生ドイツの苦境で
EUはとても厳しい状況に直面していると感じます
そして景気のいいアメリカに失速気味の中国の経済に影響します
プーチン大統領と北朝鮮の動きも気になります
プーチン大統領はパリテロ事件後ISとの戦いで主導権を取り
経済制裁が2年間続いてる中フランスを味方につけようとしてます
狙いは欧米の関係が弱まる方向を望んでるようにも見え
大きな賭けに出たのです
ロシアは経済が失速してますが
大統領の支持率は90%と驚異的です
生活が苦しくなっているのに支持していこうという
強いナショナリズムの表れです
オバマ大統領もアメリカは世界のポリスではない発言通り
超大国の威厳は失墜
3強の国がどう動くかです
米国、中国、ロシアです
世界の抱える問題は
1) EUを苦しめる難民問題
2)原油の暴落とNYダウ、日経への影響、円高トレンド
3)プーチン大統領の野望
4)中国の経済失速
5)テロ活動の広がり
6)北朝鮮の水爆実験
今年の伊勢志摩サミットはかつてないほど課題を抱え
日本の役割がどこまで踏み込めるか問われるところです
Posted at 2016/01/11 22:35:21 | |
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