アマチュア無線機を修理する その4 FT-736M
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
今回も“旭マン”さんからの修理依頼だ
機種はヤエスのFT-736MX
144MHz帯と430MHz帯の25Wオールモード機になる
症状は電源が入らない
動作する様になったらメータランプをLEDにして欲しいとの事
しかし、でかい
さっさと修理して旭マンさんに突き帰そう
2
ACで電源入らないって事だからDCで試してみよう
・・・アッサリ入った
まずは機能チェック
出力はV/Uとも定格以上・・・アカンやん
周波数は少しズレ
受信感度は問題なし
1MHzのupキーが反応しない
3
まずは電源から修理する
電源は本体の裏側
パンチングメタルの中に収められている
スイッチング方式の電源だ
配線を外すのがメンドクサイのでこの場所で分解修理する事に
早速基板までたどり着いた
・・・怪しい奴が見える
矢印の電解コンデンサだ
1000uF 25V
早速外して
oh・・・液漏れしてる
容量を測ってみると、そんなに劣化して無さそう
1) 1000uF ―> 884uF
2) 1000uF ―> 873uF
液漏れしてるから要交換だけど今回の原因は別にありそうだ
そこで回路図から目星を付けたのがこいつ(緑矢印)
220uF 16Vだ
早速外してみて測定
70nFしかない
元の容量の1/3000だ
ダメだこりゃ
換えの部品を手持ちの中から用意
220uFの換えは SANYOのWXシリーズ 220uF25V
1000uFx2ヶの換えは ニチコンのHEシリーズ 1800uF 35V(1ヶ)
*このような場所のコンデンサは容量よりもESRや許容リップルの方が大事でそれを検討して選定している
早速、付け替え
ちゃっちゃと組み立てて~
電源ON!
無事動作しました
4
次に1MHzUpキーが反応しないのを修理・・・
って言っても交換するだけ
パネル裏の
ごちゃごちゃした配線を引っこ抜いて
基板外してSW交換
・・・ええ
つまんないんで写真撮ってないや(w)
5
メータのLED化
メータの裏に電球が刺さってるんで
コレを交換
電球を外して
5mmの砲弾型LEDを用意
配線作って
交換(写真なし)
6
点灯させるとこんな感じ
7
出力の調整
変動を考慮して26Wに調整
周波数は1Hzまで追い込んでみた・・・意味は無いけど
コレで完成!
ブツはティエムエス氏に託したんで日曜日にGちゃんさん所へ回送されるはずです
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