I-O DATA USB-RSAQ2を改造してWindows10に対応させる
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
シリアルポート
RS-232Cと言った方が判りやすいだろうか?
最近のパソコンと周辺機器との通信はUSBであったりWI-FIだったりして使われることは減ってきているけどまだまだ健在
判りやすい通信フォーマットとハードウエアで色々な所に残っている
車関係でパッと思い出すのはTRUSTのe-マネージやイノベートのA/F計なんかだ
ノートパソコンなんかはXPの時代ぐらいからら232Cのポートが消えてUSBに取って代わられていて使いたいときはUSBアダプタを使うことになるが安物は結構不具合が多い(232c側のレベルが不安定だったり断線しやすかったり)
で、お気に入りで使ってるのがコレ”I-OデータのUSB-RSAQ2”
2004年に生産中止となりドライバもXPまでしか供給されておらず後継モデルがあるんだけども・・・
RSAQ3(生産中止)
RSAQ5(生産中止)
RSAQ6(現行)
2
現行と同じ形状のRSAQ5と比較
上(紺色)がRSAQ5
下(空色)がRSAQ2
なんと時代に逆行してでかくなってる!
このちょっとの差が狭い場所での使いやすさに大きな違いが
なんとしてもRSAQ2を使いたい
3
まず、何もせずにwin10に接続
”不明なデバイス”になって製造元も”不明”
当然”このデバイスと互換性のあるドライバーがありません”と出る
まぁ、あたり前ですね
4
次に、RSAQ2をwin7で使うネタがあって
”USB-RSAQ2 改造”でググルとたくさん改造記事が出てくる
内容は”EEP-ROM”を外すか足を切る事によってI-Oデータのドライバではなく部品メーカのドライバで動かそう!って話し
USB-シリアルの中心となるICはI-Oデータが作ってるのではなく台湾のprolificが作っている”PL-2303”でベンダー情報の入ったEEP-ROMが繋がっていなかったらprolificのベンダー情報が出力される仕組み
win7まではコレでよかったがwin8のドライバから変更が入ってしまって動かなくなってしまった
このPL-2303が使いやすく比較的売れた様で中国で海賊版が作られまくってメーカがドライバのハードウエア認証を厳しくしてしまったため同じ”PL-2303”でもRevによって弾く仕組みになっている
EEP-ROMを外したRSAQ2をwin10に繋いで見ると
デバイスの種類は”ポート(COMとLPT) 認識としては正しい
製造元”prolific”となり I-OデータになるはずがEEP-ROMが無いために部品メーカのベンダーIDが帰ってきている
ただ、”このデバイスを開始できません(コード10)”が出てドライバはあるけど動かない状態になってしまっている
調べてみると
・RSAQ3以前は確実に古いRevのIC
・RSAQ5は混在?
・RSAQ6は新しいRevのIC
RSAQ5に関してはI-Oデータがドライバを出しているのでwin10でも使える
5
ひらめいた(笑
RSAQ2にRSAQ5のベンダー情報を載せたら良いんちゃうん!
早速RSAQ5のEEP-ROM(24C02)を外して中身を読み出します
手持ちで24C16があったのでそれに書いてみました
データは少ししかありませんので1kbのI2Cでもokかと思います
6
早速、RSAQ2のEEP-ROM付け替え
向きと半田ブリッジに注意
周りに他の部品もあるからショートさせたり外してしまわないようにしましょう
7
早速、win10pcに接続!
RSAQ5と認識されて”このデバイスは正常に動作しています”の表示
適当な機器に繋いで動作確認してok!
ちょっと強引な感じもしますがRSAQ2もwin10対応出来ました
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