目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
寿命を2年延長する試験に合格し修了証書をいただいたので久しぶりにメンテナンス
その第ニ段
最近シフトの入りが悪いんでT/Mの内部洗浄とオイル交換を実施する
2
まず、なぜギヤが入りにくくなるのか
プロボックスに採用されているキー式シンクロメッシュ機構つき常時勘合型の場合
写真上の様なシンクロナイザが肝だ
注:このシンクロナイザはプロボのではなくスズキジムニー1300(JA-51W)から外したもの
シンクロナイザの内側には写真下の様な溝が刻まれており正対するコーンと呼ばれる円錐状の部品との間に油膜を作る
この油膜が大事で油膜が厚すぎるとスリップ過大で回転が合わず
油膜が薄すぎたり切れたりすると回転数が一致してしまいドグラッチの山と山が当るとギヤが入らない
ギヤをスムースに接続するには極少の回転数差で2つのギヤが回転している必要がある
このシンクロナイザは入りの悪くなってオイル交換では改善されずT/Mから外したもの
実際はまだまだ使える状態である事が判ったんだけど
なぜ入りが悪かったかと言うと溝の部分にスラッジが貯まり油膜厚が不適正になったため
3
で、洗浄してみようと言う発想に
洗浄前後で分解確認すると一番良いのだろうけど手間なので・・・洗浄だけやってみます
洗浄方法は非常に柔らかいオイルを入れてスラッジを洗い流す
使うオイルはこれ
コンプレッサーのオイル交換で使用したシェルのテラス S2 M 22
油圧機器用の動作油
かなりシャバシャバ
4
オイルをドレーンから抜いて~醤油ちゅるちゅるで圧送
溢れるくらい入れて蓋をする
ココでギヤオイルを攪拌+各部に浸透させたいのでギヤを動かします
リフトアップしてエンジンをかけて1~5速を適当に空転させてやればokかと
でも、面倒なのでその辺りを軽く走ります
ただし!高負荷は絶対禁止
柔らかすぎるオイルなので油膜切れが起こりやすくダメージを与える可能性大
ユックリ走ってギヤをガチャガチャ変えて浸透させます
5
洗浄油を抜いて新しいオイルに
今回は真面目にトヨタのオイル
標準はGL-3の75W-90なんだけど
今回はGL-3 85W-90に
ちなみに手動変速機にハイポイドギヤオイル(GL-4以上のオイル)は使わない方が良い
極圧添加剤が入っているためシンクロナイザの摺動面を侵食し変速不良の原因となる
6
コレもちょっと硬いけど頑張って醤油ちゅるちゅるで!
真冬とかもっと硬いオイルなら無理だ
やはり入れ口から溢れるぐらい入れて完了
7
メモ:257761
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