良く生きた

約1ヶ月ぶりの更新です(^^;
久々の更新なのに暗い話題になってしまうのは難ですが…

ブログカテゴリにもなっていて、本ブログにも度々登場してきた、ウチの爺様猫、レオ(♂18歳2ヶ月)が、先週火曜の夜に亡くなりました。
木曜に火葬し、日曜に我が家の庭に埋葬しました。


夏までは(エサの選り好みはあったものの)食欲もあり
比較的元気にしていましたが、夏を過ぎてからは食が細くなって
腹・腰周りが痩せ細り、老いてきたな(先は長くはないな)と思っていたわけですが
2009年を迎えることなく、両親とワタシの3人に看取られながら旅立って行きました。

死因はおそらく老衰でしょう。18歳ということで、年齢的にはいつ"その時"が
きても不思議ではなかったので、ある程度覚悟をしていました。
ですが、ずっと室内で飼ってきた猫なので、いざ居なくなってみると
ヤツのいない日常というのは何とも張り合いがなく、家に帰っても溜息しか出ません。
慣れるのが怖いです。



思えば、この猫を飼うまではワタシは猫を好いていませんでした。
むしろ猫を飼うことに反対していたと言ってもいいでしょう。

1990年9月下旬に生まれ、12月に我が家にやってきました。
ちっちゃくて毛がフサフサとしていて、壊れるんじゃないか?
という位に体がグニャグニャと柔かくて…カワイイのなんの(笑
当時小6だったワタシは(恐る恐るも)猫の魅力に引き込まれていきました。

幼少～少年期
猫は子供が嫌い。ワタシも例に漏れず、好かれてはいませんでした(^^;
一度抱くと長時間放さなかった(しつこかった)のが原因でしょう。
無邪気で単純頭(笑
猫じゃらしで散々遊びましたっけ。
また、好奇心旺盛で箪笥の上に登ったり、居住空間の2階の窓から
地面に飛び降りたり…多々驚かされました(^^;

青年～壮年期
"マーキング"と夜鳴きには散々困らされました(苦笑
後に去勢をしましたが、それまでの数年間(5年位?)、特に冬場は
毎日のように格闘していた覚えがあります(^^;
時に学校の授業で使っていた竹刀を持って追いかけ回し(爆
下手すりゃ、動物虐待だよな(^^;
ヤツは猫パンチを繰出して応戦。さらには｢カーッ｣と言って逆ギレされたり…(^^;
窓やドアが開いている隙をみて、外界や1階に脱走を図ることも数知れず。
ただ、外界に脱走しても外では何もできず、硬直していたこともあったそうな(^^;
とにかく内弁慶の"利かん坊"でした。(その後"利かん爺"となる(爆)
その癖、ワタシが座っている真ん前にやってきて
顎を上に向けてゴロンと横になって｢ん゛～にゃ｣とゴマを擂るなど計算高い?一面も(^^;

老年期。
初めてこのブログに登場したのは05年の6月。
猫じゃらしにほとんど反応しなくなるなど、すっかり大人?になりました。
老いてきたとはいっても、エサが置いてある高さ約90cmの食器棚の上に
毎日ジャンプして登っていたので、年齢を考えると元気な猫だったと言えるでしょう。
※今年の夏までは毎日自力で登っていました。長生きの秘訣だったのかも。
※9月だったか10月だったか、自力で登れなくなった時に、ワタシは寿命を意識し始めました。
ツメが伸びっぱなしで遊んでやるにも危なかったので
両親とワタシの三人で押さえつけてツメを切ろうとしましたが
激しい抵抗にあって頓挫…なんてこともありました(^^;
結局、つめを切ることはできないまま…カーペットの上をバリッと
音を立てながら歩きにくそうにしていたのが不憫でした。
寒くなってくるにつれ、目に見えて衰えていきましたが
最期まで(というかノミの時と去勢の時以外は)医者知らずの立派な猫でした。



はぁ…なんだかなぁ。。。
1週間が経っても、振り返ればそこにヤツが居そうな気がするのですがね…
嫌な思い、不快な気持ちに何度もさせられました。でもなんだかんだ楽しかった。
1月に亡くなった愛犬エミー同様、コイツにも何度も人生を救ってもらいました。


爺様や、今までありがとう。18年、本当に良く生きてくれました。
誰にも邪魔されることなく、ゆ～っくり眠って下され。

合掌