目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
久しぶりのアップです。
約2年ぶりでしょうか…。
スーパーロングに225/70/R16とオーバースペックのタイヤを履かせてみるとどうなるのか検証しました。
上が225/70、下が205/65の写真です。
そもそもなぜこのサイズとしたかったのか。
・トレッドの広いタイヤで悪路のグリップ力を上げたい。
・16インチ+25の鍛造ホイールが持ち腐れになっているためなんとか使いたい。
・ボディーサイズに対してタイヤが小さいんじゃない?と知人に突っ込まれ、言われて見れば…と同感した。
・商用タイヤの硬さを克服したかった。(乗り心地改善)
しかし、デメリットも多くあります。
・純正車高や車幅では事前の情報からまず入らない。(キレ角の干渉、フェンダーから出る)
・メーターより、実速度が早くなる。
・ロードインデックスがほとんどのタイヤで大きくても102(850kg)。
・フロントだけで1500kg以上の荷重で、タイヤのサイドウォールがかなり膨らむ(いかにも重たそうな印象へ)。
・走り出しの加速悪化やタイヤ重量増による燃費の悪化。
・トレッドが広いなどでタイヤ抵抗の増加。
特に、最初の3点は車検通りません。
なにはともあれ、ビフォア・アフター。
いかにも「大きなタイヤ履いてる」という印象に変わりました…いずれもスペーサー5mmを装着しています。
干渉について、直進は全く問題ありません。果たして、フロントキレ角はどうだったのか!?
2
実は先月、車椅子移動車となって初めての車検を迎えるのに合わせて、再度構造(改造)申請を行いました。
車椅子移動車への構造変更のみでは、車検証に「改」の文字はつきませんでしたが、今回、4cmリフトアップシャックルへの交換と25mmオーバーフェンダーを装着したため、ついに「KDH225K改」となりました。
これらは、今回のタイヤ交換を行うための下準備で、幸い任意保険の値上がりもなくやっておいて正解でした。
「200系に225/70/R16を履いてます。」という情報はウェブ上では少なく、あっても装着された写真のみ。少し干渉しますという情報はあるもののどのくらなのか?改善可能なのかという部分の情報がありませんでした。
そんななか、リフトアップされた200系にこのサイズのタイヤを装着したカスタム車でオフィシャルに販売しているショップがあり、「不可能では無い!」ことがわかりました。タイヤの直径を比較すると、
・205/65/R16…673.4mm(純正△19.6mm)
・215/65/R16…686.4mm(純正△6.6mm)
・215/60/R17…689.8mm(純正△3.2mm)
・195/80/R15…693.0mm(純正サイズ)
・225/60/R17…701.8mm(純正+8.8mm)
・215/70/R16…707.4mm(純正+14.4mm)
・215/65/R17…711.8mm(純正+18.8mm)
・205/70/R17…718.8mm(純正+25.8mm)
・225/70/R16…721.4mm(純正+28.4mm)
と、今回のサイズは、純正サイズに対して3cm弱も大きくなっていることがわかります。
あとはリムサイズとホイールのオフセットです。
初期のころは215/60/R17 7JJ+38?をツラツラで履いていましたが、このとき、キレ角いっぱいにハンドルを切ると、スタビライザーを干渉する経験をしており、しばしスペーサー5mmで回避していました。このセッティングでハンドルを左右にフルに振り、キレ角の範囲を見渡したとき意外とまだ干渉まで15mm程度余裕があることがわかりました。その後、215/70/R16も経験。7JJ+35の組み合わせでちらもツラツラのセッティングでしたが、意外にも干渉はなく、まずまずの感じでした。なかなか安くて程度の良い中古が無く、どうしようかと思っていたところ、7JJ+26にMOMOの225/70/R16を履いた良品をゲット。
タイヤのみを購入予定が、1mm違いのホイールまでセットとありがたい一品。
MOMOのタイヤって大丈夫なのか?と少し不安要素もあったものの、製造から3年経過も状態は良く、バリ山状態でした。
このタイヤの良いところはなんと、ロードインデックスが107。すなわち975kgまでOKで、フロント荷重もしっかり支えてくれます。
日本製のものは102までのものが多く、850kgまでと、もう一声ほしいところでしたので、結果オーライです。
恐る恐る、履かせてみました。
実に重たそうです。
サイドウォールがぷっくりと膨れます。
3
さて、キレ角はどうであったかといいますと、右フロントで、左にハンドルを切ると前側のフェンダー内の一部に干渉。これはフェンダー内部(ステップ部分)の一部をカットを決定。
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さらに左キレ角めいっぱいのところでボディーに干渉。さぁ、どうする…
トーションバーの調整で車高を上げれば行けそうな気がします。
5
その反対側となるリア側についても、この車両には寒冷地仕様用のマッドガードがついており、マッドガードと2点留めているボルトのうち、奥側のボルトの頭部分が干渉。マッドガードをとってしまえば大丈夫そうでしたがそのまま使いたい…
こちらはマッドガードの厚みとボルトの頭をカナヤスリで削ります。
反対のタイヤも同じように4箇所が干渉していました。いずれもわずかな干渉で思わずオシイ!っと言ってしまう感じです。
6
ステップのカバーはクリップ留めでわりと簡単に外せるため、写真のように5mm程度カットしました。
1000円程度のホームセンターで販売している万能ハサミで切り取ることができました。面取りはカナヤスリで行いました。
7
ボルトのヘッドは3mm程度削りました。
ボルトをボディーに固定したままの状態でひたすらかなヤスリです。1本あたり15分、左右2個分を削りました。ボディーを傷つけないように注意が必要です。
マッドガードが無い車両であればこの作業は不要であると思われます。
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加工後、とりあえず走行しながら、左右ともキレ角最大まで行いましたがおそらく干渉していません。
しかし、問題が出ました。
前進キレ角はOKでしたが、バック時のキレ角でシャリシャリ音が…しかも強め。タイヤの歪み方が前進と後進では違うんでしょうね…
特に左前が残念な感じです…
後日トーションバーを調整して様子を見ます。
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