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もう一つ、私の子供心に、そしてカーライフに大きな影響を与えた映画があります。

小学校の頃にやはり TV（※曜ロードショーとかのアレ ^^;) で見た『フェラーリの鷹』ですね。

※原題は "Poliziotto sprint" ← フェラーリも鷹も全く関係ないし!?(^_^;

私が小学校中～高学年の頃というと、スーパーカーブーム(古っ！^^;)で、ランボルギーニのカウンタックやフェラーリの 365とかが男の子の憧れだった頃です。

前提として、カーアクションの映画というとアメリカ映画しか知らなかった頃なので、わくわくしながら夜更かしして番組を見た当時の私は

まず車の小ささにガッカリしました。(笑)

こんなちっちゃな車に詰め込むみたいに大きな男が乗り込んで限界ギリギリでカーチェイスしているのが、なんだかコミカルに思えちゃったくらい。(苦笑)

それでも、今の目で見てもビビるくらいのガチな超高速カーチェイスにだんだん目が惹きつけられていきました。

※後の傑作ドラマ、ナイトライダーのカーチェイスシーンなんてこの映画に比べたらおままごと以下です(笑)

今じゃ絶対に撮影できない、世界遺産の町並み、しかも階段に車を突入させてカーチェイス＆クラッシュとか、もう凄いのなんのって。



※ガリガリ削って破片飛んでます。ありえへん...(^_^;;

で、主人公もついにクラッシュして車どころか大切な相棒までも失い、やっとフェラーリが出てくるのですが...

フェラーリはフェラーリでも、保管してある古い車を「自分でレストアして使ってね？」という流れに愕然(^^;

いわゆるスーパーカーのフェラーリ(リトラクタブルヘッドライト付いている)が出てくるとばかり思い込んでいた小学生の私は「騙された～！」と涙目状態だったのでした。(笑)

しかし、車は自分で手を入れて乗る、という、車弄り趣味の原点みたいなものが子供心に強い印象として刻まれましたね。


そして、自分たちの手で直し、キャブ等を調整して長い眠りから覚めるフェラーリ(250GTE)が、子供心にも妙に人間臭く感じられ、またそのエンジンの咆吼は紛れもなくフェラーリでした。

映画を見ているうちに、スーパーカーのフェラーリよりも、こっちのフェラーリの方がよほど価値あるものに感じられるようになりました。
※旧車趣味に目覚めさせてくれた映画でもありますね。(笑)

で、どんなに頑張っても届かない凄腕のラスボスが駆るのが何故かシトロエンの DS！
普通じゃない UFOみたいな気味の悪い(笑)デザイン、子供の目でも違和感覚えたくらい細いタイヤなのに滅茶苦茶速いんだなこれが！(^^;

しかも、

森の中でカーチェイスという常軌を逸した(笑)シーンで、小学生の私でも明らかに DS の挙動が普通じゃないのが分かりました。

タイヤからの砂埃の巻き上がり方が追いかけてくるフェラーリと明らかに違うし、不整地を疾走しているのに車体がまるで船みたいにゆったりと安定しているんですよね(^^;

※後に知ったのですが、DS が FF駆動で、ハイドロニューマチックサスペンションが付いていたからだったんですね。

ラストの手前で、事故を起こして車を失ったラスボスを追い詰めたというのに、主人公が見逃します。
プライドをかけた再戦を申し込むのですよね。

これに応えて、再度姿を現して挑発するラスボス。
そのままラストの決闘シーンまでノンストップです。


そうそう、出てくる車古くて、みんなヘッドレスト付いていません。(^^;

久々にこの映画を見たくなりましたね。(笑)
DVD でも探してみましょうかねぇ(^^)