2月のオイル交換の際に見つかり、保証修理する事になっていたヘッドランプウォッシャーノズルの割れですが、出張だったりインフルエンザだったりとタイミングが合わず延び延びになっていました。(^_^;)
ようやくこの日に作業が決まり、朝一番にDらーの Audi楠に向かいました。
バンパーを外しての作業になるので 2~3時間はかかるとの事で、以前から乗ってみたかった A3 SB 1.8TFSIクワトロを試乗させてもらう事に。
店としては今 A3 セダンを重点的に推しているようで、寛大にも SB のクワトロは「お車の作業に時間がかかるので
、1時間半くらい乗ってきてください」と笑顔の無茶振りで送り出されました。(^_^;
Audi楠周辺のいつもの街中(住宅地?^^;)コースを走った後、名二環沿いの R302 に入り、R19 に入って春日井市内へ。
前回の 1.4T Cylinder On Demand 試乗の時ほどではないですが、例によってタイヤのパターンノイズがうるさく、振動が足に響いてきます。
オートバックスの駐車場に入ってジュースを買って休憩。

タイヤは前回の 1.4T Cylinder On Demand と同じ チンチュラートP7 ですね。
自分の車のグローブボックスから持ってきた空気圧ゲージで測ってみたら...
4輪ともきっちり 310kPa ... そりゃ硬いよね...(>_<)
私のゲージに誤差があった場合のマージンを見て、270kPa まで落として走行再開。
もう断然乗り心地が良くなって、初めてこの新型(8V型) 1.4T に乗ったときに感じた静かさと乗り心地の良さが戻ってきました。
こいつは クワトロで、17inch タイヤを履いていることを考えると期待以上かもです。
8P型のクワトロと違って、おしりの下からゴリゴリとデフの音が聞こえてくるなんてことは無く、素っ気ないくらい普通ですが、やはり元スバルAWD乗りとしては 4輪ぴったりと吸い付くように接地してスムーズに加減速する感覚が嬉しいような懐かしいような...(^^;
さすがにコストダウンが激しいのか、エンジンルームからかなりメカノイズが侵入してきますね。(^_^;
まあ、これは対処可能(笑)なので私には問題なし。
アイドリングストップ状態から復帰するときの起動時に、エンジンの振動がかなりあり、また音も「トラックのエンジンの起動か?」と思うような、やや品の無い音がするのが意外というかちょっと残念です。
というか、発売当初の A1 のアイドリングストップの方が洗練されていたような気がするのですが...(?_?)
コストの問題なのか、ダンパーの感触というか挙動がちょっと残念に感じました。
私がビル足使っているから贅沢になっちゃっているのだとは思いますが...
※ 8V型用のビルシュタインダンパーってあるのかな?(^_^;
Audi Drive Select がついているのでいろいろ切り替えて遊んでみました(^^;
"Confort" モードは挙動に無理が無くてとても乗りやすく、私にはこれがベストでしたが、ステアリングがややルーズな感触になるのが気になりました。
"Dynamic"モードだとステアリングの遊びが減って、ミッションは低いギアでやたら引っ張るようになり、DIS左下に出るシフトインジケーターの頭文字が《S》になります。
"Efficiency(効率)" モードだと、発進がかなりもっさりとしますが、なにせ元のパワーがあるのでまあ何とか普段使いできるかな?と言う感じ。
DIS左下に出るシフトインジケーターの頭文字が《E》になります。
※でも結局踏むよな?これ...(汗)
"Individual" は何だか分からなかったのでスルー(^^;
結局、「"Auto" にしとくしかないんじゃない?」と言うことかな(^^;
とにかく、乗りやすさとシャシーの静かさと久しぶりの AWD の運転感覚に
かなり激しくグラッときてしまいました。(^_^;)
前回の Cylinder On Demand のあまりにギクシャクした印象が異常だとは思っていたのですが、このクワトロの "Efficiency"モードのもっさり感に似ているような気がしたので、ディーラーに戻って今度は Cylinder On Demand を借り出してみました。
前回に良くない印象だった車と同じ個体です。
インパネを見てみたら、やはりありました。ドライブセレクトのスイッチが!(^^;
走ってみると、やはり前回と同様 "Efficiency"モードの時に電制スロットルの制御が変な感じで、アクセル操作のダイレクト感が乏しいです。
とはいえ、慣らしが進んだのか、はたまた前回の試乗の後でプログラムのアップデートでもあったのか、前回ほどは酷くないです。
前回は "Efficiency" モードだけで試乗していたようです。(x_x)
※ドライブセレクト付いているのはクワトロだけと思い込んでいました。
"Auto"モードにしてみると、アクセルのダイレクト感はかなり普通になりましたが、出足は意外にも クワトロよりもグイグイ前に出る感じです。
でもなんだろう、動き出しからグイグイ前に出ようとする印象は、クリープ感が強い感じというか、以前代車で借りた、6速AT の頃の 8P型の 2.0FSI(FF) みたいな印象を受けました。
"Efficiency" モードだと、コースティング(アクセル抜くとクラッチ切る)機能があるらしいのですが、いちいち DIS画面に 《コースティング》って表示が出るのがちょっとイラッときますね。(^^;
今回は前回試乗時と違ってロードノイズも足に伝わる振動も少なく、8V 型らしい乗り心地です。

手持ちのゲージで空気圧測ってみたら、270kPa。
ホラみれ!これくらいの空気圧なら良いんだってば。(^^:
やっぱり前回試乗時は空気圧入れすぎだったのね....
というわけで、Cylinder On Demandの印象は大幅に訂正させていただきますが、クワトロを試乗した後だと正直、車の挙動が洗練されていない印象を受けます。
Audi楠に戻って、担当サービス氏にこの事(試乗車の空気圧高すぎ)を話したら、私のゲージを「貸してください」と持ち出し、ピットで使っているゲージで同じものを測って確認してくれました。
※これを即時にやってくれただけでもこの担当サービスM氏は好感が持てます。今まで他の人に何度「空気圧おかしいのでは?」と訴えてもほとんどリアクションなかったので。
ピットのものはすべて同じ値を指していて、私のゲージより 20kPa 低い数値を示しているとのこと。
ピットのゲージはちゃんと更正しているというのは分かりましたが、だとしても 310 - 20 = 290kPa です。後輪まで 290kPa というのはいくら何でも上げすぎです。
「良い状態の試乗車を乗ってもらわないとせっかく店まで来てくれたお客さんが『Audi車は乗り心地悪い』と誤解して見限ってしまうのでは?」
「何かあったときに責任問われないように目一杯上げたのでしょうけど、目的と手段が入れ替わってる。試乗車は客に乗せる前に自分で乗って納得できる状態にしておくべきでしょう?」と苦言を呈しておきました。(-_-;
で、肝心の私の車の修理の方は、担当サービス氏、メカニック数名が揃って頭を下げて、
「バンパー外してみたら、もう片方のウォッシャーノズルも割れていたので中止して元に戻しました。今洗車させています。申し訳ありませんが部品取り寄せて再トライさせてください。」
とのことで、またもや延期...(^_^;)
「そんなもん、最初から両方交換する部品を確保しておけよ」と言いたいところをぐっとこらえて、「ナイス判断!!今日結果が出せないのに何時間も私を拘束したあげくに再度別の日に何時間もというよりは、私のダメージが最小ですみますから。」と担当サービス氏を皆の前でベタ褒めしておきました。(苦笑)
スバルの時もそうだったのでおそらくAudiも同様なのでしょうけど、延長保証は別の保険会社に
丸投げ委託しているので、手続きが複雑で審査が厳格なはずで、歯痒いけど『大人の事情』ってやつなのでしょう。
いろいろありましたが、A3 SB 1.8TFSI クワトロの試乗が予想以上の好印象でグラッときてしまいました。
で、「とりあえず参考に」と担当営業氏に見積もり作ってもらって、....
一気に熱が冷めました。(^_^;