
前回から2週間以上あいてしまいましたが、
群馬県・埼玉県・新潟県の3県が、
EV及びPHVの普及に向けた取り組みとして、
新潟県で開催したEV・PHVサミットの
レポートの続きをしたいと思います。
前回から間があいちゃってごめんなさい。
はっきりいって、うっかり忘れてました。
今回は、最終回で三菱とメルセデスの
2社続けてレポートします。
先ずは、三菱自動車からです。
三菱ブースには新しいコンセプトカーなどはなく、
既に市販済みのi-MiEVとminidcab-MiEVを展示してました。

三菱はEV自体のプレゼンよりも、EVからの電源供給装置をアピールをしていました。

電源供給装置の「MiEV power BOX」です。
東日本大震災の教訓から、いち早く緊急時非常用電源を開発し、
価格(15万円くらい)はさておき、普及に努めるところは結構なことだと思います。

こんなのもありました。
市販品ではないそいうです。災害時に避難所とかに貸し出すんでしょうかね。

実は、ホンダもひっそりと電源供給装置を展示していました。
が、目立たないところにひっそりと置いてあり、積極的にアピールするきはないようです。
続いてメルセデスです。

メルセデスベンツのSクラスのハイブリッドロングです。
この展示車はオプションこみで2000万円近くするそうです。
バッテリーはリチウムイオン電池を採用していますが、
マイルドハイブリッドでEV走行はできません。

インテリアは美しく、かつ、半端じゃない高級感があります。
細部に至るまであらゆるパーツに加飾がなされていたりロゴが刻印されていたりします。
レクサスLSはもとより、アウディA8よりもさらに高級な感じがしました。
しかも、レクサスみたいに、いかにも高級車つくってみましたみたいな感じの造りではなく、
派手ではないのですが、それでいて安っぽさを微塵も感じさせないエレガントな造りです。
レクサスって写真ではよく見えるんだけど実物みるとガッカリってことがほんと多いのですが、
この車は明らかに写真より実物の方が良いです。
ベンツってもっと高級車高級車してるのかと思ってました。

スマートEVです。魔法少女まどか☆マギカのラッピング痛車姿様です。
暁美ほむらちゃん大好きだー。最初は敵かと思ってましたが、実は・・・なんですね。
魔法少女まどか☆マギカは見たことある方はお分かりかと思いますが、設定が近未来だしEVと合いますね。バッテリーが減ってきたらソウルジェムが濁るみたいなEV作ってくれないかな。
さて、スマートEVですが、16.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続可能距離は135kmだそうです。
今年(2012年)の夏頃に日本でも販売予定で、
価格は補助金を適用すれば300万円前後になる予定だそうです。
ただ、EVじゃないスマートが184万円だそうなので結構高いですよね。
しかも、急速充電に対応しておりません。残念。買う気はおきない。

もちろんインテリアは国産EVよりもお洒落ですが、
近未来感はほとんどありません。
航続可能距離も表示しないし、タイマー充電も充電スポットの検索もできません。
まして、スマートホン連動などは一切しません。
欧州仕様はスマホで充電状況を確認できたりするそうです。日本仕様は未定とのこと。
誤情報でした。申し訳ございません。お詫びして、訂正いたします。
現時点では、EVに関しては国産車が圧勝です。
ポケベルとスマートフォンくらいの差があります。
ただ、追いついてくるスピードはかなり早いと思われるので、
国産メーカーはどんどん次の技術の製品を出していって欲しいものです。
最後に、EV・PHVサミットの総評として、私が感じたことは、
現時点でEVに関しては、日産が頭一つぬけています。
EV専用車を開発しているのは日産だけだし、
何よりそれを既に市販しています。
ホンダの技術者によると、現在、バッテリーのコストダウンは既に頭打ちになっているようで、
さらにバッテリーを低価格かつ高性能なものとするためには、
リチウムイオン電池に代わる次世代バッテリーの登場を待たざるを得ません。
当面は現在あるバッテリーの性能を最大限活用できるEVこそが、
キングオブEVといえるのでしょうかね。
そういうことは国産メーカーが得意とするところでしょうから、
是非ともこれまで以上に国産EVにはがんばってほしいものです。
Posted at 2012/05/14 12:07:22 | |
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